2009年11月14日 (土)

INFO-GRAPHICS WORKSHOP 2

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コミュニケーションデザイン研究会(主宰:木村博之/TUBE GRAPHICS)主催の第2回ワークショップに参加してきた。初めてなのだが、木村さん、上平さんらとのご縁で、講師・オブザーバー側として。
といっても 
学ぶ側も主催する側も参加者は全員実費1000円を負担するだけのフラットな手作り、手弁当な勉強会。

お題は「靖国神社をチャート化する」。
事前にチームが組まれ、それぞれに右寄り、左寄り、中道でのアプローチで調べ、自分なりの考えをチャート化して持ってくる、という課題が出されていた。

メンバーは今日初対面だ。宿題を発表し合うところから始まり、10時過ぎには雨の中、フィールドワークとして靖国神社へ向かった。
上の画像は参加者全員がまさに大鳥居をくぐろうとするところ。この直前、私たちが中に入ろうとするのを拒むような強い雨脚になった。遊就館を見学し、戻る頃にはアオゾラが広がっていたけど。

詳しいプロセスや結果、感想などは、これから関係者や参加者がブログにエントリーして公開され次第、下の参考情報に追加していきますので参照してください。
私は疲れを溜めてしまっていたようで、ここ数日体調が優れず、肝心要の楽しみにしていた懇親会を失礼して帰宅することにした。私自身とても残念、そしてお話しかたかった方ごめんなさい。

靖国について考える日に、天皇陛下即位20周年、オバマ大統領初来日という日程と重なったのは偶然。
わたしもこの1ヶ月で靖国関係の本を3冊程読み、右と左の特徴や共通点、差異を調べて定義付け、自分なりに整理して様々な視点でのアプローチを仮設してみた。

実は、靖国神社には行ったこともなければ、深く考えたこともなかった。報道の現象を見ていただけで知っているつもりになていた、と言った方が正しいだろう。
おかげで、大変に客観的に捉えるきっかけができた。

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九段坂の由来や、坂の下が下町で、上が山手というこの坂が江戸における結界であったこと、坂を上ったこの高台の常夜灯(今は日本武道館への入り口の右側に立っています)が、江戸湾で漁をする漁師の目印だったというほど、海が近かったことは坪内祐三の「靖国」に詳しい。延焼を防ぐための花街の隣の空地だったところに招魂の社を建て、人を集めるために競馬やサーカスまで見せ物の催した広場であったことを知るにつけ、江戸から明治への時空をまたいだこの地が、今とは全く異なる意味を持った空間であったということをこの本から認識した。

そういう意味でも、現代の靖国論などを読み進めば、神社であって近代国家へと歩むなかでの全くの新興宗教であり、さらには第二次世界大戦後の日本のあり方や、庶民と国の関係が凝縮された場所なのだということを知ってしまうと、非常にねじれた現状を、過去をとの関係をひもときながら、何を象徴的にスポットをあててみるか、ということがポイントになると思っていた。

右と左の立場も、性善説X性悪説、保守X急進、民族固有の伝統X個人の自由な発想といった対極でとらえてみてはどうかとか。これは、今までの個人の経験や、周囲でそういう人を思い浮かべられるかどうかにもよるなあとか。

 

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このテーマを設定した木村さんの勇気というか遊び心、知的好奇心がまず凄い。
講師、オブザーバーの面々も最初はちょっと概念的で難し過ぎるかなと思いつつ、いいんじゃないですか、と高いハードル程面白がるところが気持ちいい。
学校じゃあ教えてくれないだろうし、企業ならなおさら敢えて触れたがらないから仕事で関わることも滅多にないテーマだろう。若い世代にとってはなおさら遠いテーマだ。そこにチャレンジしようと自由意志で何かを期待して参加してきてくれたメンバーも凄いと思う。

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あらかじめ出された宿題に、参加者全員が非常に多彩な切り口で、また戸惑いながらもチャートにまとめてきた内容を、ミニプレゼンするころから、室内の温度は一気に上昇していた。まさにアイスブレーク。

社会人を中心にチームが組まれ、学生さんたちはそれぞれのチームに貼り付いてタイムラインに沿ったプロセスを可視化する、出来事の構造化としてのリアルタイムドキュメーテーションをTwitterを活用しながら試みた。

そして現場で見たこと感じたこと、 事前に得た知識とゴールイメージとのギャップの大小を、果敢に議論し、実感し、悩み、表現しようと挑んだ11時間は充実した共有空間になった。

時間がうまくつかえなかったり、チームとしてのコンセンサスに苦労したり、手間取ったり、などなど うまくいったことも、いかなかったことも新しい気づきとなって、心地よい疲れになったと思う。正解はないのだから、運営側も参加者側もプロセスを振り返って、見つけた課題をどこかで応用すること、培った人的ネットワークを生かすことが大きなキーポイントだ。

日常の仕事では、タイムマネージメントをしながら、ゴールの仮説に向けてPDCAをまわしながらクオリティを上げていくことを経験的な暗黙知でやっているはずだ。ここでは、多彩なメンバーとともに全く未知なテーマで、さらにものすごい短時間でそれをこなさなくてはいけない。この凝縮された体験が、形式知されたマニュアルや方法論だけではうまくいかない、日常の行為の課題を目覚めさせてくれる。大抵はどこにポイントを絞るか、そぎおとすか、リーダーシップなどの決断の場面だ。

実は、受付をやったり、ミニプレゼン、フィールドワークでの道すがらで参加者の人物観察をしていた。それは、参加者の方々に多彩なメンバーとの出会いや気づきを得てもらえるよう1対1プレゼンの組み合わせを決めたり、まだ明快な見せ方のポイントが弱そうなチームのために1対1プレゼンでは不足していた情報を補う意味で新たなシャッフルディスカッションの追加提案やそのメンバーの組み合わせに役立てた。効果的だったのかどうかは参加者のご意見をぜひ聴いてみたいところだ。

今回、機能性やエンターテイメントの体験性というマーケット的な視点では割り切れない、生死感や文化に関わる非常にメンタルで深い部分があったことが大きな課題だった。さらには戦争という行為に対する女性と男性の感受性の大きな違いが多大に影響していたことも、最後の方で気づいた。それを見事に最後には興味深いインフォメーショングラフィックスまでにまとめあげてしまうという参加者のモチベーションの高さはさすがだった。

また 自分がこのワークショップで考えたこと、気づいたこと 学んだことは後日あらためて書こうと思う。

まずは私は参加者からたくさんの気づきと元気をもらって、とても楽しめたことが一番よかった。


関連情報

tube_log: Infographics Workshop 2「靖国神社をチャート化する」ワークショップ終了。

情報デザイン研究室: コミニュケーション研究会 インフォグラフワークショップ2

DESIGN IT! w/LOVE: 不安はなぜ起こるのか

DESIGN IT! w/LOVE: 見本とテンプレート

DESIGN IT! w/LOVE: インフォグラフィックスワークショップ 2

リキデザイン事務所: 靖国神社をチャート化する

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2009年11月13日 (金)

プロトタイプ

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東京ミッドタウン・デザインハブ特別展:「PROTOTYPE03」

2009年11月13日(金)〜11月24日(火) 11:00-19:00 
(無休・入場無料)
東京ミッドタウン・デザインハブ (ミッドタウン・タワー5階)
主催:プロトタイプ展実行委員

量産化を前提としたプロトタイプ。
アイデアを具現化する試行錯誤のプロセスも一緒に展示してあるところがいいです。

ガラスを吹く、化学物質を塗布する、木を曲げる、構造体を組む・・・。
モノであるからこそ、クリエーターのメッセージとユーザーへの想いを繋ぐその原理やあり方がダイレクトに伝わってきます。

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写真撮影 可でした。

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2009年11月10日 (火)

ベルリンの思い出

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9日をはさんで、「ベルリンの壁」崩壊20周年について様々な角度からの報道がされている。

もうベルリンの壁を知らないを世代も多い。

自宅の近くのとあるドイツ企業の社屋のエントランス前には、数年前からベルリンの壁の一部が保存設置されている。よく前を通るのだが、壁を見るたびに思い出してしまうことがある。

30年前にドイツ旅行をした時に、ドイツに留学していた先輩と二人で、フリードリッヒシュトラーセ駅の検問所(通称「涙の宮殿(Tr?nenpalast)」)を異常に緊張しながら通過した。
当時 外国人旅行客が西から東に入る場合、Sバーンか地下鉄でこの検問所を通る
しか方法はなかった。だからとても混雑していたが、覗き窓から国境警備員のものすごく威圧的かつ鋭い視線をあびつつ、かなりの確率で個室に連れて行かれて取調べられると聞いていたので、ただならぬ物々しい雰囲気にかなりビビッていた。(とかいいつつ、事前に西ドイツマルクを東ドイツマルクと1:4でドイツ銀行の窓口で闇交換して持ち込んだりしていたのが要因なんだけど)
インターネットなんかもちろん、格安航空券もまだまだマイナーな時代(私は当時一番安くかつ最短時間だが最もリスクの大きいアエロフロート機で、何もないソ連のモスクワ空港でトランジットし、フランクフルトと成田を往復した)、情報も本で入手できる程度、若気の至りの無謀な初めての海外旅行でもあったので、相当に強烈な印象だった。
(ハノファーからベルリンまでの夜行列車の二等車内も結構スリリングだったけど)

西から東に入ったとたんに カラーからモノクロになったくらい街から色彩が消えてしまったことと、自動車はトラバントという60年代のデザインと性能のままの小型車しか見当たらず、戦後まもなくから時間が止まってしまったような錯覚に陥るほどの風景と街の暮らしに、これまた強烈な衝撃を受けた。

検問所では、西ドイツの25マルクを東ドイツマルクに強制両替せねばならないのだが、東ドイツマルクは持ち出し禁止なので、西側の外貨を手に入れたいがために使い切らせようという魂胆だった。東ドイツマルクを持ち出したところで西側では全くは価値がない。かといって東ドイツは物価が安いので、いくら腹いっぱい食べても全然お金を使い切れない。
贅沢品のお酒は高いがそんなにべろべろに酔っ払えないし、欲しいような高いモノもそんなには見あたらないのだ。

なので、東ベルリンのお土産には、モーツァルトの弦楽四重奏曲全集全二巻の楽譜を買って帰ることを最初から目的にしていて、すぐに楽譜屋に向かった。銀座のヤマハの4分の1以下くらいの値段で買えたと思う。その後、東ベルリンの唯一の近代建築であったテレビ塔に上って、展望台で食事をしてお酒を飲んだりという東独市民にはあり得ないとんでもない値段の贅沢をしてもそれでも全く使い切れなかった。

夕方再びフリードリヒシュトラーセ駅の検問所を通ったのだが、西から東の肉親に会いに来た市井のおじさんおばさん達が帰るためのすごい行列で、観光目的の日本人は特に目立つので、またびびりながら通過した。西から東への入国は難しくないが(外貨獲得のため?)、東独の人が西に行くのは非常に厳しく、それを取り締まるためにか、検査官は威圧的な雰囲気を漂わしていて、その異様な緊張感は平和ボケしていた日本の若造には想像を絶していた。朝は笑顔の出迎えが、夕方には別れを惜しむ切ない光景だった。これが「涙の宮殿」の名前の由来。

検問所だけでなく、実際、西側から眺める壁の向こう側の緩衝地帯には地雷が埋めてあり、見張り小屋にはライフルを構えた兵隊がことらをにらんでる姿を目の当たりにした「ベルリンの壁」の鮮烈な印象は忘れるはずもなく、青い学生だった私は、共産圏ということはどういうことなのか、過去と現在と未来を考えざるを得なかった。

それから10年たたない頃、ベルリンの壁は崩壊した。

そのとき、ひとつの書体が発表された。

Rotisという書体だ。

デザインは20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであったオトル・アイヒャー。

全く新しい真の自由、市民社会の融和を目指してこの書体は制作された。
ちょうどベルリンの壁崩壊という時代も重なって、
この書体は現在と未来の希望を象徴する書体として語られることも多い。

私は 数年前に関わった新しい研究所設立の仕事の中で、館内サインにこの書体を
採用したのだった。

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2009年11月 6日 (金)

ふたつの展示会

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周回遅れという感じで、シゴトを早く片付けて、
秋の夜、歩いてデザイン関係の展示会を巡っている。

すでに感想はたくさん読むことができるし、
どこの会場も熱気が少し冷めたように空いているようだ。

自分自身、100%designの5日間の環境とは全く異にする
日常の雑音に埋没してしまいそうな中において
少しでも 高揚したクリエイティブなマインドを
長く繋ぎとめておきたいがために足を運ぶ。

4日は 六本木のAXISギャラリーへ

「三保谷硝子店─101年目の試作」展

 開催中 〜11月8日(日)11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

 入場料 : 無料

倉又史朗氏のインスピレーションを、独自の技術力で具現化し支え続けた三保谷硝子が、多くの建築家やデザイナー、アーティストとの仕事を通じて培われたその技術力を駆使し、これまでコラボレートしてきた16組のクリエイターたちが、これからの100年を見据え、新たな表現に挑む、思索し試作する「ガラスデザイン」展です。

 主催 : 三保谷硝子店、アクシスギャラリー
 会場デザイン : 近藤康夫
 グラフィックデザイン : 廣村正彰
 テキスト: 川床 優
 技術協力:阿比留生吾
 照明デザイン:海藤春樹

ガラスとゆっくり対峙し、素材 × 技術力 × 表現力 の存在感に 圧倒された。

今は当たり前かもしれないが、
ガラスに直接穴をあけてダボを埋め込んだり
ガラス同士を直接UV接着剤でくっつけて
壁や棚、椅子といった什器を組み立てたり
そういう初めての挑戦の積み重ねの延長で、
さらに新たな可能性を美しく見せてくれている。

ガラスは割れた瞬間が一番美しい、という倉又氏の思いを
3枚を貼り合わせたガラスの中の一枚だけを
小口から割って入れた綺麗なヒビで実現してしまった、
なんていうのは時間と空間を技術力で極めたデザインだ。

技術力の高さと職人のこだわりで、
デザイナーの要求するディティールに完璧なまでの表現力で応えているところが
見るものに、その透明な存在を魅了させてくれる。

ガラスという素材の常識、一般的な認識を超え、
可能性を可視化した、見るべき魅力的な展覧会のひとつだった。

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5日は 表参道のEYE OF GYRE へ

WITHOUT THOUGHT
BY NAOTO FUKASAWA
DMN DESIGN WORKSHOP EXHIBITION VOL.10 箱/ BOX

開催中〜11月23日(月) 11:00〜20:00

入場料 : 無料

EYE OF GYRE 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3F

主催 : DMN (ダイヤモンド・デザインマネジマント・ネットワーク機構)
プロジェクト&デザインディレクション : 深澤直人

入り口の横にGYRE2周年パーティーの受付があって
危うく2000円を徴収されそうになった。
3Fに上がってきた人がみんな パーティに来たんじゃないんだから。。。。

平日の閉館間際ということもあって貸切状態。

昨年のテーマは「花器」でした。 
それまでは行為がテーマだったように思うのだが
最近は「モノ」でデザイン大喜利(ちょっと失礼)

昨年のエントリー
「そのメタファーにたどり着くプロセスを推察することも面白い。」
「普段は所属する企業のビジネスの領域で
機能性やコストを前提に発想するインハウスデザイナーが
自らを開放して楽しみながらデザインしているところがいい感じだ。」
と書いた。

ことしも「にやり」としながら、ゆっくりひとつひとつ歩を進めながら
そのプロセスを推測しながら眺めてみた。
個人的には ちょっと例年より、ひねりやウイット、インパクトがなかったかなと。
箱はさらに日常性が高いので難しいテーマだ。
でも 楽しいですよ、この展示会は。頭の体操に。

昨年も会場でお会いしたDMNのご担当の方から
新しく始まるワークショップや
『「デザイン感」を解析して【デザイン環】を作成する』など興味深い話を聴くことが出来た。

隣のMOMAストアで開催中だったはずの「Detour展」は昨日までだった。
しまった! 昨日と順番間違えたなあ。

材料X技術、発想Xプロセス と方向は違うが、
いずれも無料で、これほどのクオリティの高いデザインを実際に見て感じることができるという機会に恵まれているのだから、それをエネルギーに昇華したい。

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2009年11月 3日 (火)

100% design 終了

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民主党のロゴマークは10年前に浅葉克己さんがデザインしたモノだそうだ。
そして東京デザイナーズウイークを主催しているデザインアソシエーションの会長はその浅葉さんだ。
神宮外苑のメイン会場のテントの中に、当初の予定にはなかった 「CO2 -25%  デザインの宿題 」のブースができ、初日に閉場時間を1時間以上も遅らせて、環境大臣がわざわざ会場までやってきて Low Carbon Life-design Award 2009の説明をしたことがこれで結びつく。

経済産業省が管轄するグッドデザインが、IFや red dotのようなグローバルな権威や価値を生み出すアオードになりきれず、かといってアジア圏のデザインを牽引するまでにも道半ばな状態の中、政府が鳩山さんの国連演説のアピールと国民の環境意識を啓蒙するためにデザインを活用しようと、官僚の縦割り組織の壁で動かぬ経済産業省を差し置いて、DAがうまく環境省を前に出す戦略を提案できたところかな、なんて見方もできる。

100% design は、本来インテリア、プロダクトのトレードショーだ。

学生展は、そこにやってくる大人たちに、インテリア、プロダクトの作品を通じて、よい点を誉められたり、足りないところを指摘されたり叱咤激励されたりしてプロの厳しさを学ぶ場であり、大人達も今の若者の視点に気づいたり、社会批判的な提案を受け入れたりする場であったはずだ。

しかし、来場者もただ見るだけで、コミュ二ケーションを通じた背景やメッセージを受け取る前に、デザインのエンターテーイメントを期待しているのか、入場料の高低や、展示内容が面白くないだの、運営がひどいだの(たしかにグダグダだが)、さらには共存すべきTIDEと比較してみたりと、展示会としての目的をよくわかろうとしないまま、表層的な俄評論家も多くなった気がする。
デザインの領域やスキルの広がりから、来場者の質も変化してきたのだろうか。

主催者側の混迷は、大きな経済変化、メディアの変化に対応しながら、トップの思想やメッセージを具現化できる優秀なスタッフが育っていないのではにないか、という推察をしながらも、本来の「ジャンルを超え、国を超えて、デザインで社会へ貢献していく運動体」としての期待に応えようと模索しているように思える。

「新しい価値」をデザインから、そのためには実経済的なトレードショーの形式がよいのかどうかも含めて、来年からは100%design ではない、また領域も広げながら新たな活動に入るようだ。

混迷は続くのだろうが、継続は大事だ。

そして、何より、このような場に何らか参加し、実感し、新しい気づきや、動きを発信しよう、キャッチしようとう行動すること、そういう人達がコミュニケーションすることが一番重要だと思う。

5日間、100% designの現場にいて、怒濤のように押し寄せる来場者の笑顔に触れて、またたくさんの方々に声をかけていただいたり、Twitterでささやかれたりしていることを読んだりと、多くのことを考え、学びました。 

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2009年11月 2日 (月)

はらドーナツ

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2009年11月 1日 (日)

三日目

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朝、雲の切れ目から朝日が射す程度の心地よい日曜の朝。
外苑銀杏並木は、少し色付いた程度ながら、銀杏を拾う人があちこちに。
レストランでは真っ白なウエディングドレスの花嫁さんがにこやかにお客様を迎え、路上ではポルシェの愛好団体が車を自慢し合い、歩道には早慶戦応援の人が列を作っていた。

東京デザイナーズウイークのメイン会場も、開場30分前から既に待列ができていて、今日が来場者のピークになろう、嵐の前の静けさ。
12時過ぎからは、押し寄せる怒濤の人波。
テント内は暑くて、展示側も来場者も汗をふきつつ。

やっと少しだけとれた遅いランチは、いつもの休憩場所である桜球場のベンチで。
が、神宮球場から地響きのように途絶えることのない慶応の応援歌になんだか落ち着かず、強風で舞う砂塵にも見舞われて早々と退散。

あっという間の7時間あまり、いつの間にか雨が降っていたようで、19時を過ぎた頃には来場者はぱたりと途絶え、外に出てみると、学生展、コンテナ展に冷たい雨にとまどうスタッフらのみで、人影はまばら。

私たちのブースで歓声を上げ、共感いただいた、たくさんの来場者の声に感謝です。

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2009年10月30日 (金)

秋のデザインイベント目白押し

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TOKYO DESIGNERS WEEK 2009 のメイン会場。
あいかわらず、ゆるい運営で、グダグダなことも多いが、
お天気がよくて、アオゾラの下で遅いランチしたり、
学生さんや出展者、来場者と
デザインに囲まれデザインの話ばかりしているということは
実はとても気持ちがよいのでした。

ここに5日間 貼り付いているので
せっかくの面白そうなイベントにことごとく参加できないのが
残念と言えば残念だが、
このような場に身を置けること
素晴らしい仲間に恵まれていることを楽しみたい。

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2009年10月29日 (木)

LEGOとMUJIの出会い

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LEGOとMUJIのコラボレーション。
紙とあそぶレゴ®ブロック
11月下旬販売 先行展示

10月23日(金)ー11月3日(火・祝)
11:00-21:00
MUJI東京ミッドタウン
東京ミッドタウン ガレリアB1F

小さな子供と大人が一緒に楽しみ、飾る という時間と行為を共有するキットだ。
かなり繊細。
それぞれのブランド力を生かして、ファン層のこころに響くか。。
6ポケット層、いやいやMUJIだから8ポケットのためのギフト需要なのか。


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2009年10月28日 (水)

IDEOのデザイン活動を見る

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DESIGN TOUCH Exhibition
夢を叶えるデザイン展

10月23日(金)ー11月3日(火・祝)
11:00-21:00
東京ミッドタウン ガレリアB1F アトリウム

IDEOが手がけたシゴトが タイムラインで俯瞰できるようになっている。
プロトタイプと製品の比較や、時間の流れに沿ったその時代性と多様性の広がりを実感できる展示だ。

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appleの初代マウスのモックアップもあります。

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よくラピットプロトの事例に出てくる、ブレスト時にペンと洗濯バサミで作ったモックアップと、その製品、それぞれの実物も見れます。GYRUS(ジャイラス)という、咽頭扁桃腺、咽頭ポリープ、腫瘍のための治療器具ですね。

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最新作は子供と大人の交流を生み出すインタラクションデザインということで、iPhoneアプリケーション ”BALOONIALS"。早速、無料版をダウンロード。

右サイドには現在進行中の実際のワークショップを事例に、IDEOの手法、観察、ブレスト、ラピットプロトといったワークショップの流れと実際の雰囲気、スタイルも実感できるようなコーナーもある。

NGO、社会起業家向けに、デザイン思考で問題解決を図るためのメソッドやノウハウをまとめたガイドブック ”HUMAN CENTERED DESIGN TOOLKIT も展示してあったが、「お手を触れないでください」との表示が。。自由に触れます。

HCD TOOLKIT は IDEOのHPから ダウンロードできる。

本で読んだり、自分たちがアレンジしながら実践しているなら、新鮮な気づきはないかもしれないが、実物を目の前にしてみると、納得感、共感が呼び覚まされる。

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2009年10月27日 (火)

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たまプラーザ駅がリニューアルされて、たまプラーザテラスと言うショッピングセンターも先週末にオープン。まだ一部だけど。帰宅時にちょっと利用してみた。

駅の改札は、みなとみらい線の馬車道駅のようなモチーフかと思いきや、大屋根で実現した大空間の上方テラスから見ると 波紋が広がったような構成。

建築デザインは「ららぽーと豊洲」などを手がけたジョン・ロウ氏。
なるほど 開放的な雰囲気はアメリカのショッピングモールのようだ。

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2009年10月24日 (土)

あと1週間

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東京デザイナーズウィーク 2009

来週金曜日、30日からいよいよはじまります。

 TOKYO DESIGNERS WEEK 2009

国内外から1,000を超える企業・学校・大使館・デザイナー・ショップなどが参加し、 最新のデザインを紹介する、今年で24年目を迎えるインターナショ ナルなデザインイベント。

東京の明治神宮外苑をメイン会場とし、 最新のコンテンポラリーインテリア・デザイントレードショー「100% Design Tokyo」、 世界のデザイン雑誌編集長がデザインについて語る「世界デザイン編集長会議」、 企業・団体・学校などが貨物用コンテナ内で空間インスタレー ションを行う「コンテナ展」、 国内外から50校・約500作品が展示される「学生作品展」。 そして東京の街をデザインで彩る「SHOP EXHIBITION」など東京・明治神宮外苑を中心に、 都内およそ100か所で開催。

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 2009年10月30日(金)〜11月3日(火・祝)  11:00〜20:00 (最終入場時間 19:30まで)
 ビジネスタイム 10月30日 / 11月2日の2日間のそれぞれ 11:00〜17:00 

  ※ ビジネスタイムは100% Design Tokyoテントのみ業界関係者に限らせて頂きます。
      コンテナ展、学生展は一般の方も入場できます。
      17:00以降は一般の方も100% Design Tokyoテントに入場できます。

 入場料 2000円(Webの事前登録で1500円

 会場 明治神宮外苑 特設会場

 会場へのアクセス JR信濃町駅より徒歩10分
             東京メトロ銀座線外苑前駅より徒歩8分
             都営大江戸線国立競技場駅より徒歩12分
     東京メトロ銀座線/半蔵門線、都営大江戸線青山一丁目駅より徒歩13分

 セミナー一覧は こちら 

 主催:TDW : NPOデザインアソシエーション
     100%Design Tokyo: NPO デザインアソシエーション/リードエグジビションズUK

で、今年も 100% Prototype Designs for the future  に 出展します。

多くの人に出会い、おっ!という驚きとともに笑顔が広がるのが楽しみです。

今年のメイン会場はでかいテント二つと コンテナでこんな感じらしい。

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うん? また Student Exhibition は 屋外なのか!? ひたすら、雨の降らないことを祈る。雨降っちゃうと、学生さんたちは休憩する場所もなくて、出展者も見ている方も辛い。作品も壊れるし。。。今年は 出展者用休憩スペースが新設されるらしいんだが。

この時期から曇ったり、日が落ちると急に冷え込みます。ぜひ暖かい格好で。

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100% design は テントの中

私は10月30日から11月1日は終日、2日と3日は夕方、人差し指の先のブースにいる予定です。3人で交代ですので、ちょっと休憩したり、ぶらぶらしている時もあります。

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2009年10月20日 (火)

流れ星を見よう!

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昨夜 mixi のオリオン座流星群の流れ星が見えた、とかこっちは曇りだとかの実況が気になって、リビングの明かりを消して真東に上り始めた三ツ星付近を眺めはじめたのが11時40分頃。 わずかその5分後に 三ツ星の一番上あたりから右(南)方向に 絵に描いたような赤く輝く星が スゥ〜〜〜と流れた。やったあ!
Twitter にそれを書きこんだら ♯orion2009 にRT された。
おう、日本中で同じ流れ星を見ていた人がいるんだ。

19日夜から23日未明にかけてが拡大期で、21日(水)の23時頃がピークだそうです。 今年は月明かりがないことや、約3000年前にハレー彗星から放出されたちりが、2006〜2010年の間、地球の軌道に接近するので、それ以前、以降より倍以上多く流れ星を見ることができるらしい。
好条件ということなので、都会でもお天気さえよければ、結構見えるかもしれない。
実際、街灯りで1等星以上じゃないと星も見えないような横浜の市街地でも、わずか5分で見ることができたのだから。その後 30分程眺めていたけど、はっきりとは確認できず。

ランチの時に職場の同僚と流れ星の話をしていたら、子供の頃住んでいた場所では、天の川はもちろん、どれが星座なのかわからない程満天の星空で、いつでも流れ星を見ることができた、なんて羨ましい人がいた。オリオンや北斗七星、夏の大三角形、冬の大三角形くらいしか見えないところにしか住んだkことがない私には想像もつかない。でも昨夜は、都会の小さな夜空で流れ星を見ることができなかった、と残念そうだった。

今日も昨日見えたのと同じような時間、駅から家までの間、空を眺めながら歩いてきたが見えず。
今日の横浜は ちょっと空がかすんでいるようで、昨日のようにオリオン座もはっきりとは見えない。
mixiでは日本中で見える程 大きな明るい流れ星が今日も見えたようだ。

23時を回った頃から 東の方角、四角の中に三ツ星が並んでいるオリオン座が上ってきます。 ちょっと 夜空を静かに長めてみてはどうでしょう。
3000年前の時空を超えた光を見ることができるかも。

ロマンだなあ。

iPhoneのコンパス機能はこういうときに使えることも知った。

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2009年10月19日 (月)

芸術の秋 はじまる

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はじまりました、青山芸術祭
ウイットにとんだフラッグを見上げながら歩くだけで
楽しくなります。

2009年10月19日(月) 〜 10月31日(土)
11:00 〜 19:00 (最終日は17:00まで)

 主催 青山芸術祭実行委員会

 青山界隈の秋の風物詩となった
 恒例のDESIGN AWARDの入賞作品群で
 街の街灯が100余りのフラッグで埋め尽くされます。

でも、今日の帰り、骨董通りも青山通りも 人通りが少なかったなあ。

飲食店も Happy Hour ビール 380円!とか 300円!
の黒板が通りにやたら目立つ 今日この頃。

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2009年10月18日 (日)

カーシェアリング

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自宅にカーシェアリングの真っ赤なチラシがポスティングされていた。

「日本で初めて、コンビ二エンスストアで利用できるカーシェアリングが始まります。ステーションのあるコンビ二に行けば、クルマを必要な時、必要な時間、ご利用出来ます。維持費は一切不要です。アイシェア(i share) で新しいカーライフ、コンビ二から始めませんか?」

10月1日からスタートした首都圏5つのコンビニのうちの一つが近所だった。
ちょっと前を通ってみたら、ありました。
車種はダイハツのConte。あのカクカクシカジカ、ですね。

周囲でもコストや環境を考えたり、ライフスタイルやライフステージの変化とともに車を手放す人が増えてきた。

機械式駐車場の出し入れに時間がかかるからとか。実際に集合住宅では、機械式駐車場のメンテナンス費用がかさむ上に、車を手放す人が増えて空きがでてきたので機械式を撤去して平面自走式に改修したところを知っている。

どんな時に使うのかなあ。たとえば、この辺りならイケアに買い物に行くなら配送料より安いかもしれない、羽田空港に早朝や深夜に送迎するならタクシーより安いかもしれない。ちゃんと試算していないけど、あくまでイメージ。

レンタカー とはどこがどうちがうのか。
お得なのか、便利なのか。急に身近に登場したのでちょっと注目。

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