« 普通と期待 | トップページ | 雨のち晴れ »

2006年6月15日 (木)

異業種デザイン飲み会

Dscf9534

放課後はあじさいの見頃を迎えた開成/小田原から表参道に戻り、7年程前に一緒に仕事をした方との再会。
昨年から今年にかけて、一緒に仕事をさせていただいた方と、実は親しいということが会話のなかでわかり、みんな忙しいんで、みんなで会う機会をつくりましょう、と言い出して半年、やっと今日という日が実現した。

それにしても、「デザイン」とキーワードつながりながら、全く違う業界でも同じことを考えているんだと言うことを実感した。

面白かったこと、
私の自宅の近所のスーパーが数ヶ月前にリニューアルして、随分と落ち着いた雰囲気になったので、観察してみると、冷蔵ショーケースのデザインが他のスーパーより明らかにモダンになっていた。で、メーカーを見てみて、今日の一人のメンバーの会社のだった。その話をしてみると、何とジウジアーロ のデザインだった。いやー、スーパーに買い物に来る人は絶対気付かないよ。って気にしてないかも。だって、紀伊国屋や成城石井じゃなくて相鉄ローゼンだよ。でもね、何だか、雰囲気が良くなって、買い物しやすくなったわね、という気分にさせてくれていると私は思う。

それにしても、冷蔵ケースのデザインがジウジアーロかよ、と思う訳だが、この方のオフィス家具メーカー、実は起源は航空機メーカーだし、戦後は前輪駆動小型自動車を作ってたなんてコトはほとんどのヒトが知らない。だから、トップもデザイン部門のボスも工業デザインに理解と憧れみたいなものがあるんだな。きっかけはアーロンチェア に対抗できる多機能デスクチェアの開発だったらしい。

そしてもう一人のメンバーの方も実はね、たぶん知るヒトぞ知る方なんですよ。毎日使ってる大手コンビニやホームセンターなどの店舗デザインやってらっしゃる。最大手のコンビニがホールディング会社傘下になってしまって、ファミレスもスーパーも同じマークを掲げる異常な事態を嘆いたら、鋭くその原因を指摘されて、ユーザー心理を解りやすく解説してくれた。すごい、このお方も経営者ではなくてちゃんとユーザーの目線でデザインを考え、実現している。しかし、○11や、○○○堂の品揃えや品質はやっぱりすごいんだけど、無駄がなさ過ぎて楽しくはないよね、という私の意見に一同同感。
スタバのデザイン統括してるヒト、スープストックや○○ソンなど経営サイドの効率と、お客さんの心地よさや経験の楽しさとのバランスを考えたインテリアデザインとはどいうことかなんてとても勉強になりつつ言いたいことを言っての楽しいお酒でした。
私の研究所でのワークプレイスや、ワークコンセプトでのデザインの果たす役割も随分と共感していただいて、喜んでくれました。
安藤忠雄氏住吉の長屋 で受賞した時に、審査員村野藤吾 が「住み手に賞を与えるべきであろう」と評した言葉とそこに含まれる安藤氏への将来への可能性と期待。安藤さんも今、講演会などでわざわざ「建築にもっと熱意を持て」と若者に教え、語ることと、当時の巨匠が語るその背景や意味を理解した建築を実現すること、社会への責任を果たすこと、ヒトとしての目線の狭間で苦悩しているようにも思う。表参道ヒルズ の話題からそんな言葉が印象に残った。

多分、若い時に出来ることと、いろいろな繋がりに気付いちゃってさらにやりたいことがふくらんできている中年からでは、明らかにアプローチが違うし、チャレンジすべき目標の方向がまた違うんだな、と思った有意義な一夜だった。

結局、自分のやってることに元気でますよ〜〜、と池谷さんと糸井さんの対談「海馬」 を薦めちゃんってました。明日買って土日で読み切る!っていってましたが、そこがまた凄いな。

 

|

« 普通と期待 | トップページ | 雨のち晴れ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/166759/10465819

この記事へのトラックバック一覧です: 異業種デザイン飲み会:

« 普通と期待 | トップページ | 雨のち晴れ »