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2007年3月31日 (土)

宮崎駿

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肌寒い。
自宅から歩いて行けるそれほど大きくない公園のいくつかは、地元ならではの桜の名所だ。週末の見頃には、花見の家族連れやグループで大賑わいだが、さすがに今日は少ない。それでも予定されていた桜祭りと選挙カーからの拡声器の音は騒々しい。
家で、3月27日に放映された「プロフェッシィナル仕事の流儀 スペシャル」ー映画を創る 宮崎 駿・創作の秘密ーの録画を見る。
NHKの若手ディレクターが書生として3か月半の間、アトリエに通って密着取材を敢行した末に新しい映画が生まれる瞬間に立ち会い、宮崎駿氏の素顔に迫った力作だ。

次回作の長編映画「崖の上のポニョ」の「イメージボード」と呼ばれる絵を描き、映画の「核」となる「本質の一枚」のために、自身を過酷なまでに追い込み苦悩する姿を、若いということの特権なのか遠慮なしに近づきすぎたディレクターのカメラだからこそしっかり捉えることができたのではないか、という映像が印象的だ。
前半の小金井のアトリエ、後半の瀬戸内海での一人生活の表情の対比、
息子との関わり(葛藤)、小さなファンとのふれあい、
そして信頼すべきスタッフのコメント、
という構成は作り手のメッセージが解りやすかった。
ある意味、視聴者に深く考えさせるにはまだまだという感じはあるが、
番組の性格上は十分以上の成果だと思う。

それにしても気になる語録のオンパレードだ。
「過去なんて、過ぎてしまったら、もう何ものでもない。」
「私は不機嫌でいたい人間なんだ。でもそれではいけないから笑顔をつくるんだ」
「大事なのは、今、何をしているか。」
「理想を失わない現実主義者にならないといけないんです」

「この一本で世の中を変えようと思ってやんなきゃいけないんだから。
「変わりゃしないんだけど。
「変わらないけど、そう思ってやるのがね。 映画を作るってことだから。」

我々凡人には、なかなか直接には参考にはならないが
少なくとも
「たぎるもの」「狂気」を含んだ次回作には
大いに期待できそうだ。

夜には大嵐になってしまった。

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