圧巻
昨日の嵐が嘘のように朝から晴天で、初夏のような陽気だった。
いつの間にかマロニエも満開だ。
朝からBS Hivisonで2003年のルツェルン音楽祭のマーラー交響曲第2番の演奏を見た。
なんと感動的なアバドの音楽だろう。
特に第5楽章 圧巻でした。
演奏終了後、奏者達がすぐにステージを去ろうとせずに、抱き合い、喜びを語り合う姿が何より印象的だった。
何せ祝祭的な寄せ集めオーケストラといえども、どこかで見たことのある顔があちこちに。ベルリンフィルの現・元主席やらザビーネ・マイヤー、シュテファン・ドール、ブラッヒャー、アルバン・ベルク四 重奏団といった世界のトップメンバーの音楽家たちが、演奏の喜びを心から感じているような実に活き活きした笑顔がそこにあった。
カーテンコールに何度も応えるやせ細ったアバドは、生死をさまよう重病からの生還し、ベルリン・フィル音楽監督を退任後、まさにこのスーパーオーケストラで復活を遂げたと行っても過言ではない。
私にとってマラーの2番といえば、池袋の東京芸術劇場の柿落しの一環として1990年11月に演奏された故シノーポリ フィルハーモニア管弦楽団のマーラー全曲演奏会である。
そこでの圧倒的なエネルギーと精緻な演奏に身体が震え、涙が頬を伝ったのをはっきりと覚えている。
生の演奏会の体験には決して届かないが、休日のさわやかな朝から
音楽って本当に素晴らしい という演奏に出会えた至福の時間であった。
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