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2007年4月30日 (月)

集結

Dscf6950

Dscf6938 お昼に長女の出演する演奏会を青学講堂で聴いた。その後、次女が「モネ展」を是非見てみたい!というので、そのまま国立新美術館に移動することにした。
毎年GW中の都内は道路も駐車場も空いているので、移動は車が楽だ。快晴になると気温もグングン上昇し、車のクーラーを入れるのはいつもGWのころだ。青山通りでDscf6939_2は外気は32度を示していた。
ベロタクシーのドライバーも大変そうだ。

「モネ」といえば私も妻も、約20年前のGWにマロニエの花が満開のパリで、まだ開館間もない頃のオルセーと、オランジェリー美術館でのモネの睡蓮に囲まれて過ごした至福の時間を思い出す。だからぜひ行きたいと思っていた。

今まで、東京での大きな企画展といえば大抵は上野だったので、東京の向こう側にはちょっと遠くて、でかけるにしても距離も交通の便などを考えるとつい億劫になってしまっていた。東京の西側に国立新美術館が開館したことは、私たち神奈川都民にとってもなかなか朗報だ。
昨年の今日は、東京都庭園美術館「北欧のスタイリッシュ・デザインーフィンランドのアラビア窯」展 をやはり次女と三人で楽しんだ。
今年も偶然だが、4月30日にまた3人で美術鑑賞のひとときを過ごすことになった。

この 「MONET 大回顧展モネ」は、モネの97作品がまさに世界中から集結していた。キリスト教絵画のように多くの予備知識を必要としない、自然を対象物とした絵画が多いモネの作品群は日本人にも親しみやすいのだろう。世界の美術館はもとより、国内からの貸し出しも多く、いかに日本人にモネ好きが多いか伺い知ることができた。

この展覧会の特徴は、作品を年代順ではなく、5つの大きなセクションに構成し、テーマ毎に並べているところにあった。
それぞれにサブタイトルが付いていて、さらにそのテーマに沿った現代美術が的確に挟まれ、同系統の作品を見比べながらその差 異を楽しむという趣向になっていた。
モネは86歳と長寿であったので、作品数も多く、 年代が前後してしまうこのような構成では作品同士のつながりが希薄になってしまう、との賛否両論ありそうだ。
しかし、テーマごとの比較によって制作年代による特徴もかえって分かりやすかったし、展覧会全体が一つの作品のようにメッセージが明確に伝わってきたもで、私はとても楽しむことができた。

もちろん 次女も小泉今日子の「音声ガイド」のサポートもあって、大満足の様子だった。
意外に知られていないようだが、ちなみに小中学生の入場料は無料だ。
我が家の娘に限らず、今日もちらほらいた子供達の純粋無垢な質問や発見には、持てる知見を振り絞って答える大人が結構なる程と思う程、新鮮で新たな気づきも多い。世のお父さんお母さん方はぜひこの機会を活用すべきだとつくづく思った。

しかし、ひとつだけ残念だったのは、身長130〜140cmの子供達の視線で絵画を見ると、少し離れた所から浅い角度で照明がされた作品は、褪色を防止するガラスに光が写り込んでしまって(紫色だったり)非常に見え難くなってしまっていたことだった。以前とあるデパートの展覧会では ことごとく照明の配置が悪くて、学芸員の配慮や経験の浅さを随分と感じたことがあった。子供に限らず、車椅子での鑑賞による視線も同じことだと思う。

最新の設備で、老若男女が楽しむことが出来る好企画なのだからこそ、もう少し配慮を工夫するだけで、誰もが同じ素晴らしい体験をすることが可能になると感じた。

ちょうど我々が美術館に着いた頃がピークだったようで入場の待ち列は20分という表示だった。夕方はかなり空くという情報を知っていたので、テラスの木陰で少し休憩をしてるうちに切符の待ち列も入場待ち列もほとんど解消してしまった。
16時を回れば休日でもかなり空いてしまうようだし、情報によれば金曜の夕方から20時までなら日により貸し切りになってしまうくらい空いているのだそうだ。

質・量ともに相当見応えがあるので、ゆっくり鑑賞できるようにタイミングを見計らっていくといいと思う。

Dscf3843 ちなみに左の写真は昨年の10月26日に開催された建築見学会の時に撮影した企画展示室"2E"の何もないオープンの状態だ。
ちょうどこの大きさの展示室と同じ大きさの"1E"で、このモネの大回顧展という企画展示をやっている。

Dscf3849_1 国立新美術館にはこの大きさの展示室が3つ、半分の大きさの展示室が8つある。
その巨大さは想像以上だ。
パブリックスペースも心地よい空間になっていて、今日も3人でエッグチェアとスワンチエアで疲れた足をしばし休めた。

私にはかなりお気に入りの場所になってきた。
トイレが少ない,小さいなどの批判も多いようだが、まずはこの空間、オープンを記念するにふさわしい企画展、まさに六本木ならではの体験をぜひ多くの方々にお薦めしたい。

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コメント

こんばんは。四葉です。
「ドラえもん」素晴らしかったです。
我々客席で「ちゃんとドラえもんがスキップしてるよ。我々の時は滑って転んだよね」とため息をついておりました。

目標だなんてなんだか恥ずかしいですがとても嬉しいです。
今年も第12回の定期演奏会が迫っておりますが
楽しみにしてくださる方の期待に応えたいと思っています。

お嬢様にもぜひよろしくお伝えくださいませ。

投稿: 四葉 | 2007年5月15日 (火) 21時59分

>四葉さん
コメントありがとうございます。
 この日は私も1部の後半から3部までを聴いていました。
 日記の内容が モネ展ばかりですみません(^^;
 クローバーベルフレンズの
 第10回記念演奏会を聴かせていただいたのは
 2005年5月15日横浜みなとみらいホールでした。
 今、その日の日記(ブログの前のHPですが)を読み返して
 記憶が蘇ってきました。
 あれから 関東大会、全国大会と
 いくつかのハンドベルチームの演奏も聴いてまいりましたが、
 クローバーの演奏は群を抜いていると思います。
 今回も 高音から低音までのバランスの素晴らしさ、
 弱音の息をのむような表現力は流石でした。

 娘達の「ドラえもんのうた」のリズムは
 練習と若さの賜物か、クローバーより上手でしたかね。
 何せ 2年前の演奏会で「これやろう!」って
 目標にしたらしいですから。
でも、「ガウデアムス」の演奏は圧倒的でしたので
 また「あれにぜひ挑戦しよう!」
 なんて話になったらしいです。

 いつまでも目標であり続けてください!
 
 

投稿: kojicozy | 2007年5月13日 (日) 15時04分

こんにちは。以前にコンサートの感想を書いていただきました
ハンドベルチーム、クローバーベルフレンズの者です。
今回はお嬢様と同じ部で演奏をする機会に恵まれました。
学生さんはやはり練習時間の積み重ねによる「練り」が
すばらしいなぁと思いながら、楽しく拝聴させていただきました。

こちらが小躍りしたくなるようなステキな感想をいただいてから
時々こちらにも立ち寄らせていただいていました。
これからもブログの更新を楽しみにしています。

投稿: 四葉 | 2007年5月10日 (木) 20時57分

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