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2007年4月 9日 (月)

再会

Dscf6551

夜 茂木健一郎氏の講演を聴いた。
2回目だ。

テレビの司会者ですっかり有名人になってしまって
今日も懇親会で取り囲んだ女性陣に
切らしてしまったくじら絵入り名刺の代わりに直筆サインをしていて
質問も出来ずじまい。

さて、今日のお題は「脳と手」
本人もヒットアルバムからのメドレーのようなモチネタではなく、
「新作です」ということで パワポもほとんど無しで1時間半、機関銃の様に喋りまくってくれた。

いきなりタイムリーにダ・ビンチの「受胎告知」の話からスタートした。
中沢新一氏との対談で出た 「クリエイションは起源を巧みに隠蔽すること」
という言葉が今日の一番のカウンターパンチだった。

「今、出井さんと相談しているんですが、実は間もなく、クオリアに関する商品を出します」 というスクープな話が飛び出したわたしが初めて聴いた茂木氏の講演からすでに5年近くがたつ。

本人も言っていたが、当時に比べれば 「創造性に関する環境は大きく変わってしまった」し、「身体性が大事だ」と言っていればよかったが 「現在の象徴インターネット」を認めざるを得ないのは事実だ。

モノや人間性との関係性などについて話をしてもらいたかった主催者サイドの思惑と違って 、茂木氏の主張は 「創造性を神秘化していっても システムには適わない時代」と明確で、モノづくりだけにこだわっていても日本じゃ決して生まれないこともある、日本の社会構造を切って捨てるような過激な発言もあった。

インターネットに関しては 、5月に発売されるウエブ進化論の著者、梅田氏との対談 「フューチャリスト宣言(ちくま新書)」に言いたいことほとんど書きました,
とちゃっかり宣伝もかかさなかった。

ま、それにしても今話題の二人の対談とあれば興味深いし、またベストセラーなんでしょう。

とにかく ケータイ=ドーパミン発生装置なんていうブラックなウイットも交えながらも 、こいつら全然わかってないんじゃない、という調子で圧倒されたのでした。

実は今日はもうひとつ大きな収穫が。

6年前にT美大と産学共同プロジェクトというのをやったのだが、わたしはその首謀者であったので、50人の3年生とはみっちり4ヶ月間向き合った。
その時の学生が講演後、わたしを見つけて会場で声をかけてくれた。

当時は50人全員の顔と性格を覚え、4年生の時は誰がどこに就職したのかも
ほとんど知っていたくらいだ。
その一人、大手電機メーカーに就職したKくんだ。
六本木の大手デザイン事務所に転職したのだという。

学生の頃、 彼はわたしが担当したグループのメンバーだったこともあり、いろいろな話をした。最後の頃、「社会人になったら必ずどこかで会うことになるよ
そういう世界だから」 と言ったことを覚えていたが、それを彼も覚えていてくれて
本当にそうなりましたね、と言ってくれた。
茂木さんそっちのけで彼と1時間以上話し込んでしまった。

ひとつひとつの縁や出会い、 全力投球で大切にすると、また必ずいい再会をするものです。

ドーパミン たくさんでました。

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