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2007年5月 1日 (火)

授業参観

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今日はメーデーだ。
社会人2年目だったとき、会社の労働組合から
「デザイナーなんだから君はプラカード担当だ」と指名された。
メーデー当日は、各職場代表ということで同期の仲間たちと集会に行き、
自作のプラカードを持って街中を行進した。
といっても、まったくポジティブではなかったので
ほとんど記憶にないんですけど。
以降、メーデーはやはりサラリーマンの特権なので休日だ。
今の会社の職場では、メーデーの集会に参加する人になっちゃった
なんて話は聞いたこともないので、労働組合活動はそれほど活発じゃないようだ。
とりあえず世界的な労働者のお祭りの日だからか休日だ。

で、今日は次女の小学校の授業参観に参加した。
いまどきの授業参観は、できるだけ多くの人々が参加できるよう、
長い間の話し合いで随分と工夫されてきている。
母親だって働いている人は多いし、
小さな妹や弟がいると幼稚園の迎えや行事と重なることだってある。
日時指定の4時間目だけ、なんていうことだと
出勤前とか午後からの出勤なんていうのにも中途半端だった。
同じ小学校に兄弟姉妹がいると授業のはしごをすることになるので、
じっくりと参観もできない。

だから 今年は4月26,27日 そして5月1日2日の四日間
そして1時間目から6時間目まで どこでも自由に参観できるようになった。

指定時間だけだと
教室の後ろに入りきらないほど集中してしまうなんてことがあるが、
いつでもゆっくり 自由に出入りしてゆっくり参観できる。
子供たちも大勢の親が後ろに立っていると
いつもと違う雰囲気に落ち着かないが
いつも数人が見ているようになるとそれに慣れてしまって
逆に気が散ったりしないで、普段どおりの授業を受けている姿だ。

先生や学校サイドの管理は大変だけど、
親は都合のいい時間、見たい授業を選択して参観できるので
体育と算数 図工に理科なんて組み合わせや
子供たちの得意な学科と不得意なところを両方見ることだってできる。
休み時間の飛び回っている姿や給食の準備だってOKだ。

私は今日の3時間目4時間目の理科の実験をみた。
二酸化マンガンに過酸化水素水を加えて酸素を発生させ、
そこに火のついた蝋燭を入れてみる、 という定番の実験だ。
まずは理科室が懐かしい・・。
つい、実験器具庫や棚をまじまじと観察しちゃう。
実験器具はシンプルな機能本質そのままで
整然と並んでいるだけで美しい。
まずはそこで引っかかってしまう。

参観者も熱心に見ているのは私の妻以外は父親ばかりだった。
同輩が多いことにまた安心。

実験の前の説明のときに
先生に「窒素ってな〜〜に?」とか「原液ってなんだあ?」
「過酸化水素水ってなんで危ないの?」と
本筋に関係ない質問をでかい声で挟み込む男子がいた。
いつの時代もどこでもいる
マッチで遊んじゃう輩とか、実験中ふざけたりするような男子だが
意外にひたすらまじめに静かに進行するグループなんかより
結構鋭い質問なんだな。

年に数回しか行かない小学校なんだけど
廊下に貼りだしてある絵画や書写をみるだけでもワクワクしちゃうほど
ほんと 子供たちってすごいポテンシャルあるなあと
いつも新鮮で楽しい。

でも、もう小学校の授業参観も今年が最後だ。
長女とあわせて10年間小学校と接してきた。
長女が入学した時は「ゆとり教育」で
1,2年生では理科、社会がなくなっていて
「生活」になっていたコトにまず驚いた。
その後 週5日制の実施、「総合的な学習」の時間の創設
結局授業時間が足りなくて前後期の二期制への移行と秋休みの実施
(始業式、終業式が減らせて授業時間が増やせるから)
とうとう最近では学校も年度の始めには
校長先生が「マニフェスト」なるものまで
発表してくれちゃうんですよ。

詰め込み教育による「落ちこぼれ」から
今度は「ゆとり教育」による学習内容の削減で
学習進度の早い子供達は「浮きこぼれ」なんていうんだそうだ。
だから今度は
“学習指導要領に定めた最低基準を満たしさらに余裕のある児童・生徒に対し、
 その実態に合わせてさらに発展的な学習の指導を行っても良い”
と方針を改めたのだそうだ。

子供たちがどんな環境で、どのような教育を受けているのか
子供や母親から聴く学校や先生の様子だけでなく
実際の授業を見て感じたり、
そして10年間その変貌振りを実感してみて
社会で今何が起こっているか 
これからの社会がどうなっていくのかを
自分なりに考えさせてもらえることができたと思う。

家族って、単なる会社で仕事を通じて接するだけの世界では
決してリアルに感じることがない、
ヒトと社会、様々な世代や視点の窓口になってくれるのでした。

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