熱戦
昼食後、冷たい麦茶を飲みつつ高校野球をテレビ観戦する。
昨年の斉藤と田中の投手戦の決勝戦はまさに球史に残る名勝負だったと思う。
ちょうど8月22日のこのブログに私の高校野球の思い出も綴った。
何気に見始めた帝京X佐賀北の試合だったが、
互いに譲らず延長戦となる熱戦に思わず惹き込まれてしまった。
生中継が13時05分で、NHK教育からNHK総合に切り替わるのだが
数分前にテレビがイベントリレーをするか、と画面で質問して来た。
「はい」で決定すると、その時間になるとスムーズにチャンネルが自動で切り替わった。
地デジ、恐るべし。
我が家は4年前のレコーダーなので、
先日もEPGで予約したドラマをバレーボール中継延長で半分穫り損なってしまった。
こういう経験をすると番組の放送時間が変更されたり延長されたりした場合に対応する
「時間変更追従」機能とともに地デジ対応の便利さを思い知った。
一方で、甲子園でこの暑さでの中継は、
カメラマンや裏方さんもさぞかし大変だろうと観察してみた。
茶色い布で覆われている様に見えていたバックネット裏のカメラは
なんと「すだれ」が巻かれていたのだった。
精密機器である中継カメラを直射日光から守るための工夫が
断熱と通風に優れた「すだれ」の活用だったのだ。
カメラの台数も通常の野球中継以上に多いようだ。
三塁から本塁の延長線上の正面にカメラが設置されているようで
ホームに突っ込むランナーとキャッチャーのクロスプレイを
見事に捉えていて見応えがあった。
スクイズの後や最後のホームインの場面はとても効果的だった。
ボールの行方や選手の動きだけでなく
選手の表情をアップで追って、小さなカットを挟み込む演出で
緊張する心理戦の臨場感を盛り上げてくれる。
編集ではない生中継でのドラマ並みのカメラマンとディレクター、スイッチャーの息の合い方はなかなかすごいと感心した。
でも、今日のスクイズの場面ではセーフと思われたところがあったけど
センターからの超望遠で捉えた映像のリプレイは一度だけだった。
爽やかな高校野球に、審判への嫌疑は似合わないからだろうか。
ハイビジョン映像のスポーツ中継、
アナログとハイテクの組み合わせで
感動を伝える工夫は進化しているようだ。
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