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2008年2月12日 (火)

ドッグイア

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年月の過ぎ去るのが早いドッグイヤーじゃなくてドッグイア。

通勤途中などで気になった文章のあるページは隅を折っておいて、後で読み返せるようにしておく。この目印として角を折り曲げておくことを、曲がった犬の耳に見立てて、ドッグイアという。
また発展して、気になった点、重要なポイントのこともいう。

さらに今では、コンピューターの世界で、オンライン上のブックマークを管理するシステムの総称として利用することをさしたりもするそうだ。

今日 電車の中で,私の横の人の本を見て驚いた。
ドッグイヤどころか、象の耳のようにページが折れている。それも何カ所も・・・。そして半分くらいしか見えなそのページに赤線、赤い波線、黄色のマーカーとなんとも賑やかしい。
結局、全部重要なのかそのページは,その本は!?と突っ込みたくなった。

時々、図書館の本や、借りた本で線が引いてあることがある。
多分、読んだ人が ここは重要、と自分の頭の中を整理するつもりで引いたのだろう。
自分の本であれば何をしようと勝手だし、その時点での頭の中の整理という意味では有効なんだろうとも思う。
あとで参照したいところに線を引くことがあるのかもしれないが、人に借りた本や図書館の本などは絶対にしないし、していはいけない。ドッグイヤもだめ。
付箋を付けてコピーをとっておきましょう。

書類や資料に線を引く人もしばしば見かける。
自分の頭の中の整理や後で参照したとき便利 ということでは同じことなのだろう。
でも、回覧物の文章に線を引くのは止めて欲しいなあ、と時々思う。
自分の本や資料なら自分に合った読書法で、今日電車で遭遇したとなりの女性のようにいくらでも書き込んでもらって構わないけど。
「回覧物の文章に線を引く人」は、効率的に重要なポイントを伝えたい、自分の意図を合理的に伝えたい、という親切なのかもしれないが、大きなお世話だと思う。少なくとも、自分の思考の痕跡を本に残すという行為については、人に押し付けては行けないと考えている。線を引いてあるところだけ読めば伝わるのなら、その前後の文脈はいったい何なんだということになる。書いた人は、その間も大切して伝えたいことがあるはずなのだから。

私は、本には線を引かない。
だからせめてドッグイヤ。
線を引いてあるところを探すことより、だいたいのところを再読することのほうが、自分の考えを確かめ、整理する能力を高めていると思うからだ。
なぜなら、最初に読んだときに「ここは重要だ」と感じたところが、時間をおいてから再読した時に同じように思うとは限らない経験をして来たからかもしれない。本と再会したとき、読むたびに新たな発見をしたいという意志もある。最後まで読んだ後、また再読するまでの間の経験から自分の視野が広がったことで、前とは違った新鮮な気持ちでさらに理解が深まったりすることがあるからだ。
だから、頭の中を整理するとか、後で参照したとき便利という効率を求めるために自分の思考の痕跡を本に残すことはできるだけ避けている。
ドッグイヤのあたりをもう一度読み返すことがせめてもの頭の整理だ。

実は、優れた本や優れた文章というのは、読む度に新しい発見をを誘発してくれるのかもしれない。

そして、頭の中の整理には、文章を書き写したり、考えたこと、思いついたことを別のノートに書き留めて置くことの方が、より脳に印象づけられると思う。

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コメント

ぜひ、試して使ってみてくださいっ!

関わり方としては、あえて言えばプロモーションとディレクションだと思います。

空想無印(http://www.cuusoo.jp/muji/)に提案して1000票集めて初めて商品化される訳ですが、まず、デザインが良いだけでは、投票までしてもらえないので、投票してもらえるような仕組み作りでした。
詳しくは、何処かでお会いしたときに...

と、最近はマネージャー活動?もしてます(笑)
取材の話が彼女によく来るので、彼女が将来、再利用しやすいような取材内容になるようにしてもらったりです。

佐藤 可士和氏の妻、的ですw


ユーザイノベーションと言われる仕組みの中で、去年、一昨年は色々と関わってきたのと、事務所のデザイナーとして働いてきて、"アノニマス"の本当の意味が分かってきました。

モノの”写し”として、具体人が居るのと、集団名称があるのとでは、大きな違いですね。善くも、悪くも。

投稿: nono | 2008年2月14日 (木) 02時29分

>nonoさん

 MUJIの透明付箋紙、気になってました。
 発売になったばかりだよね。

 え、どう関わってるの?
 そこも知りたい!

 良い本やデザインに出会うことも嬉しいですが
 何より自分が成長したいという意志と
 常に新しい何かを見つけたいという好奇心が
 大切ですね。

 

投稿: kojicozy | 2008年2月14日 (木) 00時33分

そんな時に、ぜひ活用してくださいっ!

http://www.cuusoo.jp/muji/item/107571585/sales.html

僕も関わっているのですが、現武蔵野美術大学、4年生の西山恵美里さんが提案した、無印良品の"製品"です。

って、宣伝ではないですが、

良い本とは、読むたびに自分の成長、進化が見える本なのだと思っています。自分の状況や環境や経験が変化する中でも、様々な側面からとらえられるような、文章。

いや、大きなくくりで"デザイン"ととらえるなら、自分がデザインする物もそうでありたいと切に願います。

投稿: nono | 2008年2月12日 (火) 23時54分

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