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2008年4月 7日 (月)

ハナミズキ

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街路樹のハナミズキの花が咲き始めたように見える。
毎年、桜が散り始めるとハナミズキが緑を帯び始め、ゴールデンウイークの前後に花が満開になる。実は、ハナミズキの花は、真ん中の緑色の部分でこれが順番に小さく開花する。花びらのように見えるのは総苞という。苞というのは、花の基部にあって葉が変形したもので、それが集まった状態を総苞と呼ぶのだそうだ。

今や都会では街路樹などで当たり前のように見る事が出来るハナミズキだが、実はその歴史はそれほど古くない。
この時期になると必ずテレビなどで放映されるワシントンはポトマック河畔の桜並木 それが日本の東京市長から1912年に3000本送られたことは有名だ。その返礼として1915年(大正4年)に40本の白花のハナミズキが、1917年(大正6年)に紅花のハナミズキが13本とアメリカから送られたそうだ。だから花言葉は、「返礼、私の想いを受けて下さい」だという。そのうちの1本が新宿御苑にあり、NHKのハイビジョンで中継していた。樹齢100年近いハナミズキは随分と横に広がった樹形をしていた。今、街路樹でみるハナミズキは随分とすらりとスマートな印象だ。調べてみると、街路樹に適するよう、樹姿、栽培管理の容易さ、雪による枝折れの起こり難さ、花の観賞性、病害抵抗を品種改良したの特許 も出ていた。

東京では港区の花、横浜では港北区の花だそうだ。

もうひとつ、ハナミズキで日本人にあまり馴染がないが、欧米では有名な言い伝えがある。
キリストがゴルゴタの丘で処刑されたときの十字架の木が花水木(ドッグウッド)だったという。ドッグウッドは森の中で大きく、とても堅く強かったので、十字架用として選ばれた。罪の意識にさいなまれている ドッグウッドを哀れんで、イエスは、今後十字架に使われることがないように、太い木に育たないようにしたという。 それから、木は大きくならず、見る人がいつまでも覚えているように、花びらのように見える総苞は長いふたつと短いふたつが十字架の形にも見え、縁がちょっとへこんでいるのは釘の跡のようでもり、茶色と赤に染まっているところは錆と血痕のようであるというのだ。さらに花の中心はいばらの冠を思わせるカタチにしたという。

むむ〜〜、普段目にしている街路樹ひとつにしても いろいろアルです。

日本の桜を愛し、ワシントンに桜を送るための活動に尽力した女性のお墓がある横浜の外人墓地。その近くで今日、階段に積もった桜の花びらを踏みしめて臨んだ次女の入学式で、迷える子羊を抱いたイエスのステンドグラスの前で生徒達の美しい賛美歌を聴いて素直に感動した。帰り道、自宅近くの街路樹のハナミズキを見て、この事を思い出したのでした。

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