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2008年4月11日 (金)

時間

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4月5日に、満開だった桜もすっかり葉桜になっている。
あんなに賑やかだった公園も、雨上がりの早朝は、静かな佇まいだ。
雨と著しい寒暖の差を経て、緑の息吹が目覚ましい。

今週は火曜日に早出しようとしたが、腹痛で結局遅刻。
水曜以降も毎日早出をし、娘達と先を争うように家を出る。
7時前、新しい地下鉄の駅まで上の公園を横切ろうとしたが、
前日の雨で地面はぬかるんでいたので、横の歩行者専用道を歩く。
早朝の公園は、犬を散歩させる人、同じように駅を目指すサラーリマン、学生などがちらほら歩いているのだが、この広さでは小さな存在だ。
その静けさの中、木々の上、里山の奥から
何種類もの鳥のラブバードが賑やかに聴こえてくる。
小鳥達のさえずりが、この場、この時間では主役で、
これから始まる一日を過ごす場に急ぐ人間は点だ。
こういう対比って面白いなあ、なんて考えながら
空に響く心地よいリズムに元気づけられるようでもある。

8時前、誰もいないオフィスに着いてから、しばしパソコンに向かう。
そして、今日、今年度が新たに始まるセレモニーで職場の一体感が高まる。
午後、ある打ち合わせでは、初めて会う一人のデザイナーと話が弾む。
おしまいの頃にはそう、デザイン業界は狭い、を実感する人の繋がり。
お互いにこれから言いたいことを言いあえる関係にしていくことが大事、
そのきっかけを作ることが出来た。

こういう方向で考えているんですが、どうですか、という質問や
全く知らなかったことを説明されて、それを次のステップに展開するとき、
頭の中にあることを瞬間的に表現しなくてはいけない。
そういうことを繰り返すことで、スピード感を自分の身体に取り込んでいく。
実はここ数年、意識してその訓練を積み重ねて来たんだなあ、と思う。
間違いを恐れて発言をしない、はダメで、
発言することで相手の反応を見たり、指摘を受けることの方が得ることが多い。
そうやってコミュニケーションが生まれることが、先に進む確度が上がったり
新しい気づきがあったりして、結局 時間的には効率的であり
理解を深めあうことになる。

今日も、コンセプトは端的だと思うし、
それを具体化するためのイメージは共感できるが具体性がまだない。
表したい言葉を探すためにどこまで深く「考えた」のかと思う。
今の状態、他の状態、したいことを
「情報化して整理する」「構造化して意味づけを行う」としないと、
感じたことをイメージで表現したところで、
デザイナーじゃない人たちに雰囲気だけで、そのままでは説得できませんよ
という話をする。
あ、説得じゃなくて、受け手は、提案を納得したいのであって、
そのためにはちゃんと考えたうえで、
予想を裏切るか、期待を超える表現が重要ですよ、ということです。
目指しているのは、多くの意見を取り入れ、誰にでもという表現では決してないはず。
尖った表現を求めているのでもないが、
あくまでもアイデンティティが最も重要なはずなのだから、
結果的尖っていてもいいから、なるほど「よく考えた」と
受け手が言えるくらいでないと。
「当たり前」のことを「当たり前」にやるのは当然、
「時間がありませんでした」なんて類いの「言い訳」はプロではありません。

新たに始まったプロジェクトでは、最初の準備が大事です。
結構 いい準備ができるのではないかなと。

そして新年度のスタートとして、いろいろな仕込みが大切な時期だ。

と自分に言い聞かせる。


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