« カラリ! | トップページ | アナログ音源のデジタル化 »

2008年5月10日 (土)

独り負けの反撃

Dscf0940

あれっ? 7月1日からじゃなかったっけ?
DoCoMo から docomo へ。
ブルー(DoCoMoは黒ですが)からレッドへ。

グラフィックデザイン界の天皇とまでいわれた亀倉雄策氏のダイナミックループは衝撃的だった。電電公社の民営化による内部職員のための意識改革、体質改善がCIの最大の課題であったはずだ。だから NTTというと、どうしてもコーポレートカラーはブルーの印象が強い。

DoCoMoというネーミングは au のネーミングも手がけたZYXYZの案だ。
DoCoMo のロゴデザインは CIの大御所 PAOS だ。
そうそう、au のコンサルをしていたのは 確かPAOSから独立したAXHUM
通信業界も狭い範囲でCIをやっているようだ。
auのロゴデザインは グエナエル・ニコラだったけど。
今回は電通のブランドクリエーションセンターの仕業なのかなと推察している
NTTからのさらなる脱却を目指しているのかな。

一昨日は小田急の車内吊り、昨日は渋谷駅の東横線ホームで、新しい交通広告に気付いた。
4月18日の発表以来、あちこちで話題にはなっていたが、もう切り替え開始か。
ロゴデザインは Kodak  Xerox など 最近、起死回生を狙ってロゴ変更した米企業と同路線だ。

Dscf0941DoCoMo2.0」始動。とクリエーティブエージェンシーにTUGBOATを起用して、 浅野 忠信、長瀬 智也、瑛太、土屋 アンナ、蒼井 優・・・ 蒼々たる出演者による大々的なキャンペーン展開で反撃ののろしをあげたはずだったが・・。「マーケテイング/宣伝広告戦争」の話題性、注目度は十分だったが、本当にお客さんを向いていなかったと、今頃気付いたのだろうか。。
現状の店頭のカタログは、まだ8人が表紙を飾ってはいるが、コーポレートカラーの「レッド」のみを強調しながら、ロゴは何とも中途半端な墨一色の何とも特徴のないひどい状態。まだまだ変われていないようだ・・・。

2008年3月期連結決算は減収増益だったという発表があったばかり。新規契約数の減少に伴い契約時の販促費が減ったことと、秋からの新販売方式による端末の販売奨励金の損失がなくなった結果、利益が増えてしまっらしい。独り負けと収益構造の変革が幸いした訳だが、他社対抗のために導入した家族間無料などの新たなサービスで通信料金が下がり、ますます減収になることは目に見えているのだろう。「小さなものから、あっと驚くモノまで用意している。夏から秋にかけて、目に見えてくるものもある。」という記者会見の具体的な内容を披露する前からアピールしていかねばならぬほど、切羽詰まっていると受け取れてしまう。

すでに海外で発売されていて話題になっている“THE PRADA Phone by LG”が6月に日本で10万円で発売されると、昨夜ニュースで放映されていた。3インチタッチパネルのブラックフェイス、54×101×12.7mm、重さ92gというスタイリッシュな印象。切れ目の無い話題つくりに熱心なようだが、結局は散漫な印象が拭えない。

次の注目は、切り札である iPhone を docomoから発売することができるかどうか、というところだろう。docomoであろうと softbankであろうと あくまで Apple  の iPhoneなのでサービスは変わらないし、(i-modeはできないから) あとはキャリアが Appleの条件にどこまで耐えられる体力を持っているかの勝負だけだと思う。(私はauユーザーなので、ちょっと負け惜しみの発言であります)
6月のWWDC08で発表されると噂されているGPS付き、ブラック外装の「3G iPhone」の行方はいかに!?「携帯電話を再定義」したiPhoneが、日本のキャリアに福音をもたらしてくれるだろうか。

docomoの新しいキャンペーンのタレントは成海 璃子、堀北 真希、松山 ケンイチ、堤 真一、爆笑問題だ。この布陣は電通が今回のキャンペーンコンセプトのターゲットユーザーに相応しいですよ、とお薦めしたのだろう。これなら白戸家のお父さんに対抗できますよ,誠実さをアピールできますよということだろうか。新社長は「新規顧客を追うよりも今までのお客様を大事にします」という攻めから守りの発言。「携帯電話はキャリア主導の時代からユーザー主導の時代へ」ということで、新キャンペーンの目的は、顧客との繋がり、絆を大切にすることだそうだ。今日から新しいサイトもオープンしている。
ロゴ変更や宣言など、メディアを通じての意気込みは感じられるのだが、端末やサービスなどでユーザーに「変わった」と実感させることが何よりも大事なはずだ。

今回のドコモの転機は、顧客を向いているのではなくて、顧客を向こうよ! というあくまで社内改革のようにしか私には見えない。
NTT民営化と同じように、課題解決にCIを活用したということか。
それほどに危機感の現れと捉えることができるが、さて今回のCI変更、吉とでるのか!?
でも その社内改革によりKDDIとsoftbankも一緒になって本当の意味での次元の違う戦いが始まり、顧客に向いたサービスが実感できるようになっていれば、それは結局ユーザーにとってもいいことになるはずなのだが。

他人事ではないのですがね。最近CIを替えた会社に勤める私としても。
成功体験をした人の習慣や意識を変えること、会社の文化を替えていくということは。
ふぅ・・。

|

« カラリ! | トップページ | アナログ音源のデジタル化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/166759/41159525

この記事へのトラックバック一覧です: 独り負けの反撃:

» iPhoneはどうなったの? [かずやんの気まぐれ日記]
ドコモから、プラダデザインの携帯電話発売  NTTドコモグループ9社は、プラダ、LGの共同開発によって既にヨーロッパなどで販売されている「PRADA Phone by LG」を、.......... [続きを読む]

受信: 2008年5月18日 (日) 19時26分

« カラリ! | トップページ | アナログ音源のデジタル化 »