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2008年6月29日 (日)

雨の日の影

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夏のバーゲンが一斉に始まっている。
ショッピングセンターやデパートの店内は 暖色系の SALE の文字で賑やかだ。
対象的に外の風景は、雨で色を失っている。

家族との買い物の間、待ち合わせのひとときに人の動きを観察してみる。
傘の点描が動く様が面白い。

ふと気がつくと、影がある。

どんより曇って、雨脚も強くなっているくらいで日差しは全くない。
濡れた地面が鏡面上に反射しているのか。
雲が導光板のような役割を果たして均一な光が地表に降り注ぎ、
雨で濡れて反射率の高くなった地面に雨雲が写って白く見える分
わずかな弱い光でつくる影がよく見えているのだろう。

実は、色のない雨の風景の中で
色鮮やかな傘がつくる点描の様子が面白くて眺めていたのだが、
雨が強て歩く人が少ない分、黒くて広い地面にできた影に気がついた。

観察から想定外の気づきがあったとき、とても楽しい。

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2008年6月28日 (土)

価格までおいしい

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IKEAのモーニングプレート。
これで99円です。
(写真は温野菜のサラダをちょっと食べちゃって少なめになってますが・・)

午前中の集客戦略なんでしょうが、「価格までおいしい朝食」のキャッチコピーに偽りなし。

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子供用のカテラリーも楽しそう。

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2008年6月27日 (金)

同期

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今日は株主総会が一番多く開催された日だ。
企業にどんな立派な組織があろうとも、それを進むべき方向に動かし、結果を出していくのは結局は人材である。

新たなゴーイングコンサーンのための体制が示される。
そこで働くものにとっては、リーダーや仕組みがかわる時期でもある。

大きな企業では、同期という存在が情報網や何かのときの頼りになる相談相手、ライバルとして切磋琢磨できる潤滑油として果たす機能も大きいと思う。プロパーは連帯感で形成されるそういう人脈を大切にしているようだし、「同期ほど大切な人間関係の核心をなすものはない。 」と解く人材研修コンサルタントは今でも健在のようだ。しかし、人脈は仕事や共通の価値観を通じての信頼関係、という過年度入社やコラボレーションで大きな成果を目指す人にとっては当然の価値観だということ、様々なパラダイムシフトが起こり開放的な人事施策をとらざるを得ない昨今、本質的な企業への本当のロイヤリティー、連帯感を考えることは重要だ。いつまでも仲良ごっこのきっかけでしかない連帯感や絆を人脈と誤解している人材はつらいだろう。価値観の多様性を受け入れていく意識とともに、あるべき姿を探求するぶれない姿勢が共感を呼ぶという事実に、ヒラメや風見鶏は早く気づくべきなのだろう。気づいているけど、そうなれないから処世術にしがみついてしまうと言った方が正しいかもしれない。

一方で、社会人になってからは、所属する組織の外の人間関係がいかに自分自身も含めたその組織の成長に重要かということにあらためて気づくのである。仕事を通じて知り合う社外の方々の人脈は大きな財産となっていくし、また同じ経験を積んだ連帯感がきっかけになるという意味で今は利害関係のない学生時代の同級生、同窓生、はたは出身地の存在も大きい。

今だからこそできる何か新しいことに取り組んでみよう、という話になることが多い。
若い頃には自分の可能性や主義主張が優先してしまったり、全体俯瞰しての客観性、自分の弱みや一人でできっこないという認識ができない。それが、実績を伴ってお互いが補い合える知見を持っていること、それで知識の集積と共有化がうまく進みそうな気がするからなのか。

新入社員、大学での学生さん達とあって最近思っていたことと、ここ数ヶ月、週末ごとに様々な旧知の友人達と久々に不思議な縁で再会して呑んだりして感じたことだ。

そういう世代なのかなあ。



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2008年6月26日 (木)

撥水

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雨上がりの葉っぱの上にきれいな水玉を見つけた。

撥水現象だ。
表面に極微細な凹凸があって、表面張力が小さいからこのような現象が起こる、
と理屈でわかっていても、それを実際に見てみると美しい。
そして不思議だ。
なぜ美しいのか、これを再現してみたい、
なんていうことがサイエンスやアートの原点だと思う。

よく観察してみると、水玉も完全な球体のものから、半球、変形していたりと様々だ。
もちろん葉っぱによっても違う。
その葉っぱの表面を触ってみると、
油のようにテカテカだから水を弾いているのではなく
ツルツルではないがすべすべ、細かい毛でふわふわなど
手触り感が違うことで、その表面の性質が違うことがわかる。

素材そのものの撥水性だけでなく、
構造による撥性性が美しい水玉を育んでいるのではないかということに気づく。

蓮や芋の葉の水玉現象からナノテクノロジーを応用して超撥水の技術が生まれている。
逆に表面を分子レベルで平らにして水をはじかないようにしたのが親水性。
これで汚れがつきにくい技術開発がされている。

道ばたにもヒントがいっぱいだ。

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2008年6月24日 (火)

梅雨の晴れ間

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2008年6月23日 (月)

祝50000アクセス

23日に日付が変わった頃、アクセスカウンターが50000という数字を超えました。
たくさんのアクセス、ありがとうございます。

実は、最近までアクセス数を意識したことがなかったので、1000とか10000とかの節目がいつだったか全く記録がないのです。5月中旬、40000の後半を過ぎたあたりから、もうすぐ5万を超えそうだなあ、と気がついてしまい、いつ頃からこんなにアクセスが増えたのかなあ、と過去の数字を調べてみたのでした。

このブログを始める前、2004年に始めた同名のHPでは、書き込んだテキストや画像が検索にはひっかからないようなサイトだったので、写真中心ながら結構プライベートなことを書いていました。そのHPのdailyが1年半を経てコンテンツが重くなってしまって、更新できなくなったのをきっかけに2006年2月18日のこのブログに移行しました。しかし、当時のココログは、無料のベーシックコースでも有料のプラスと同様のアクセス解析などを開始するとアナウンスしていたのに、システムトラブル続きでサービスの向上どころか満足にアクセスやアップロードもできない状態が何ヶ月も続いていたのでした。
当初はブログ初心者でもあったし、HPの延長で気ままに始めたため、アクセス数についても無頓着でした。ココログベーシックのアクセス解析がスタートしたのはそれから3ヶ月後の2006年5月16日です。それから半年ほどは1日2〜30程度のアクセ数でしたので4桁になったら程度に思っていて、やっとカウンターを設置したのは5000を超えた9月くらいじゃなかったかなあと思います。アクセス解析の累計では、3日ほど前にアクセス数は5万を超えていました。カウント始めてから約760日かかったことになります。コンテンツも増えれば自然に検索にひっかかる件数も比例して増加するので特別なことではありませんが、いつのまにか今年に入って100アクセス/日平均、この1ヶ月を調べrてみたら平均は150アクセス/日となっていました。40000から50000までの日数を逆算してみると82日でした。個人のブログといえども1日1000〜2000のアクセスがある方もいらっしゃるので、この数字は比較するまでもなく小さな足跡でしかありませんが、個人名も公開していない一人の気ままな日記なのに、と自分自身は結構びっくりしています。

実は情報発信が目的ではないので、アクセス数が増えることはモチベーションとしてうれしい反面、あくまでプライベートな気づきとしての私的な意見のつもりが、仕事で得た知識の公開になっていたりすることへの少し戸惑いがあるのも正直な感想なのです。自分自身が気づいたことの記録、考えたことを端的に表現する訓練の場として位置づけながら、周囲や未知なコミュニケーションヘと繋がる小さな波紋を楽しむ実験の場でもあります。だからこそ継続し、変化していくことで見えてくることが沢山あるのです。

ブログを通して、言葉では表すことができない体験をしていること、ブログがあるから行動を起こしているようなところもあり、それが知的好奇心を満たす一翼を担っていることも確かでしょう。

ブックマークをされている方、何か探していてたまたまアクセスしていただいた方、多くの方々に感謝します。

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2008年6月22日 (日)

無印良品の理由(わけ)

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暮しの中の小さな発見や言葉にならない感覚の声に耳を澄ませてつくった商品の生まれた理由を整理しました。暮らしがあるから、無印良品がある。すべての商品に共通するものづくりの考え方を改めて、この小冊子を通じてお伝えします。

無印良品の理由 (なるほど無印良品)

4月の第1弾に続いて、6月中旬からの無印良品週間に合わせて第2弾が発行された。
第1弾の表紙の写真は「商品」だったが、第2弾は盛夏に相応しく人物を点景で配した地平線と空の写真。この無印らしい「風景写真」と言えば、藤井保氏の「ボリビアのウユニ塩湖」の写真だろう。無印良品のアドを担当する原研哉氏のコンセプトである「EMPTINESS」という方法論をまさに体現している象徴的なグラフィックだ。

どのメーカーの商品も「使いやすさ」を考えている。
それなのに、「無印良品」はとても熱心に商品開発に取り組んでいるという印象を受けてしまう。ウェブサイトでのユーザーとのコミュニティ作り、「なるほど無印良品」というコンテンツと連動したこのような小冊子の発行など、お客様へのアピールとブランド醸成がとてもうまい。愛用者の声だけではなく、要望や不満までを掲載することで納得や共感を得ることに成功している。「無印らしさ」をミニマルな造形だけだと誤解されないために、「使いやすさ」の文脈をきっちりと「なるほど」としてユーザーの伝える行為とそのデザインクオリティの高さこそがブランディングの秘訣なのであろう。


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2008年6月21日 (土)

雨の季節

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夕方 大粒の雨が降り出す。
深夜帰宅した時は降っていなかったが、夜中は土砂降りだったらしい。
爆睡で雨音にも全く気づかず・・・。

週末、溜まった録画を見る。
見覚えのある風景がいくつか・・。
ラストフレンズのに出てくる区役所は世田谷区役所という設定だったが、ロケは地元の区役所だった(笑)。
マクドナルドの新しいCMも近所の公園だ。
先月の週末と通勤時に見かけた大掛かりなロケはこれだったんだと判明。

なんだか、また新しいドラマの撮影を近所でやっているらしい。
雨の多い、この季節、ロケも大変なことでしょう・・。




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2008年6月17日 (火)

石黒ワールド

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TAB Talks #10 「石黒猛:形をなさない発明から私的な作品までー触感的実験in東京」

5TANDA SONIC でのイベントに同僚とともに参加してきた。

石黒さんに初めて出会ったのは3年前になる。
IDEO Wayを教えてもらい、さらにそれ以上に石黒さん自身のお人柄、アーティストであり発明家であるそのもの作りの姿勢と行動力に敬服した。
以来、会うたびに 目の前の些末なことに目を奪われがちな日常から、あるべき姿をもう一度気づかせてくれたり、元気をもらえる存在だ。

今日は、そんな石黒さんの作品を 本人自身が解説をしながら次から次へと披露してくれたトークイベントで、来場者全員に驚きと笑顔の広がる幸せな時間が共有できた。

Dscf1270_2  石黒さんと言えば、RCAの卒業作品である「Rice Salt&Pepper」(左画像)が、そして今年、煙突型の加湿器「Chimney」がニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションとして選ばれている
上の画像は、その「Chimney」の発想の原点である「SmoleRing」の連発型プロトタイプを会場に持ち込み、実際に発射した瞬間である。
会場に雲の輪っかが次々と打ち放たれ、歓声と笑顔が広がった。

 


Dscf1290 他にも、無重力空間のように空中に浮遊するボールが会場を漂った。小さなセンサーとファン、バッテリーで8時間浮遊し続けるという作品に、来場者が下から覗き込んだり、手をかざしたり、突いてみたりとその不思議な存在を楽しんだ。








Dscf1280 今日の新作は、ダルメシアンのしっぽにくっついて登場した。
一日でつくったプロトタイプですと謙遜しながらも、犬のご機嫌をセンサーで検知して、3色のLEDの色で表示するという優れものだ。
イベント中、しっぽのLEDの色をチカチカさせながら会場を人懐っこいワンちゃんが行き来するという和んだ雰囲気も 石黒さんならではの演出だと思った。





20時30分スタート、22時30分終了という時間帯、司会進行のキュレーターさんはじめ来場者の半分は海外の人、石黒さん自身が英語と日本語のバイリンガルでトークし、質問もほとんどが英語という、東京らしいトークイベントだった。

我々と一緒にコラボで制作し、昨年の100%Designで展示して大きな反響を呼んだ作品も紹介いただいた。動画がスクリーンに映し出された瞬間、会場から「オ〜〜!」と歓声があがり、さらに外国人の方から「それは商品として売らないのか?」という質問が出たのは私たちもうれしかった。

ここでは紹介しきれないたくさんの作品が丁寧に披露され、石黒ワールドを堪能することができた。彼自身が「今日はタンジブルな作品を紹介します」と言っていたように、形のないもの形を与え、触れることができる、感じることができるように表現する、その肝は ピュアに面白い、美しいと自分で感じたことの本質にいかに迫れるか、ということが今日のメッセージだと感じた。
観客から「デザインとアートのポートフォリオを分けていますが、その違いは何ですか?」という質問に「いい質問ですね。デザインは生活の中に入ってくるもの、家にあってもいいもの、アートはそうでないものt自分の中で区別しています」と答えていたのが印象的だった。

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2008年6月16日 (月)

新・渋谷駅

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実質、今日から本格的に通勤客が利用するようになった東京メトロ副都心線。
帰りに、安藤忠雄氏が構想を手がけたという「東急東横線・東京メトロ副都心線渋谷駅」を見に寄ってみた。いきなり「ダイヤが乱れており、池袋ー渋谷間の折り返し運転です!」というアナウンスが構内に響き渡り、乗降客はまばらだった。私と同じように見学の人がカメラで撮影しながら歩く姿の方が多いくらい。

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「東横線渋谷駅」のシンボルとして構想され、「地中の宇宙船」をイメージしたという「地宙船」のモチーフが、直線構造の中でいきなり目に飛び込んでくる。しかし、目玉である楕円の吹き抜けは、全体構造がよくわからない。上から見える線路も渡り廊下のような床があって電車が行き交う様子は見えない。
防火用の扉のガラス面に貼ってある解説図でその全貌と、自然の対流現象を利用した「自然換気システム」を導入した画期的な構造だということがやっとわかる。
吹き抜け空間がシンボリックなデザイン的な象徴としてだけではなく、ホームからの熱をコンコースへ、そして外へと逃がすための機能性と地下空間としての閉塞感や不安感を解消する役割も担っているのだろうと推察できた。
しかし、まだ土木工事の途中という感じで、完成した状態でどう街との一体感が醸成されるのかが楽しみだ。

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ちなみに半蔵門線の渋谷駅は、確か昨年から管理が東京メトロから東急に移り、サインシステムも東急のデザインに一新された。この副都心線の新渋谷駅は、駅の中心から池袋方面半分が東京メトロ、横浜方面半分が東急の管轄なのだそうだ。今日、私が見たエリアは、東急の事業領域ということになるようだ。だからサインシステムは東急のデザイン仕様なのだろう。全体がモノトーンの無機的な質感の中で、ひときわ目を引くのが乗り換え路線への誘導光り壁。その光がメタリックな柱に反射して、結構効果的な演出にはなっていた。

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2008年6月15日 (日)

ザ・マジックアワー

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子供たちの中間試験も終わったし、私も昨日の検査のおかげで食事は楽しめないし、ということで「ザ・マジックアワー」を家族4人で見てきた。

有頂天ホテル、新撰組、古畑任三郎など すっかり三谷ワールドにはまっている。
ここ1ヶ月の目に余る三谷幸喜の露出ぶりに辟易としながらも、つい恐いもの見たさで録画して後から見ていたし、BRUTASのザ・三谷幸喜アワーも買って隅々まで読んでしまった上に、昨夜もお粥をすすりながら 家族で古畑中学生を追っかけ録画で見てしまった。

過剰とも言える前宣伝でエピソードも事前に仕込んでしまうと、見る前から期待が膨らみすぎてしまうものだ。その影響もあってか地元のシネコンでは、家族連れを中心に来週から公開のインディジョーンズの先行公開に負けずとも劣らずの観客動員で、会場は爆笑の渦とは行かないものの、温かい雰囲気に包まれていた。

ネタワレになってしまうので、詳細は一切割愛するも、これは蘊蓄好きにはたまらない映画だ。一つだけほとんどの人が気づかず、プログラムにも記載がないネタをいうと、登場する車のナンバーに注目すると面白いと思う。親分の乗るベンツは四苦八苦だったり・・。役者や小道具、シーン割りなどもう宝探しのような楽しみ方で飽きることがない。事前にテレビ番組で公開されているエピソードもきっちりと規制されていたことが、映画を見て初めてわかる。有頂天ホテルを見た観客だけが楽しめる、素晴らしいサプライズもあるし。
だから、映画を見ている最中も面白いことを発見するたびに隣に座った娘と目を合わせてくすくすと笑い、見終わってからも、あそこはああだった、ここはこうつながる伏線だったんだ、と会話がつきない。

DVDで確かめてみたいと思わせるシーンも次から次へと・・。商売上手だ。さくひn

有頂天ホテルのが面白かったね、というのが家族の総評だ。
過剰な宣伝に対する期待感を上回るのは難しい。

エンターテイメント性はそうかもしれないが、映画へのオマージュ、メッセージ性とコメディの質はいえいえ、実はこちらの方が上だと思います。

期待にに十分応えた楽しめる映画です。


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2008年6月14日 (土)

大腸内視鏡検査

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かねてからの懸案であった大腸内視鏡検査をした。

15年ほど前に突然発病した時に、緊急の必要性から大腸内視鏡検査をしたのが初体験。入退院、再発で、短期間に3回を検査をした。体力も気力も弱っているときに2リッタの下剤を飲んで、お腹の中をきれいにするというのは苦行である。

以降は食事に気をつけながら再発もなく順調に緩解時期が続いて、最近は何でも食べていたのだが、昨年の夏休みに再び予兆が・・・。
だいたい、忙しくて時間がないときは検査も先送りなのです。
以前に比べれば時間に余裕ができたことと、会社の産業医からも一度検査をしたほうがいいねと薦められて、内視鏡検査について実績のある先生を紹介いただいた。
早速紹介状を持って訪ねた初診では、過去の経緯を詳しくまとめたメモを持参してお話をした。先生からは非常に的確な解説とともに予診をいただき、一番の不安だった長年の問題が、実はそうではないだろう、ということがわかった。それだけで、納得してきちんと検査を受けてみようという気になるものである。

そして、いよいよ今日が大腸内視鏡検査だった。
前日から下剤を飲み、朝から別の1800ccの検査用下剤をつくって2時間以上かけながら飲み、トイレに通う。

大腸内視鏡検査そのものは全く不安もなかったし、事実全く体を動かすことなくすんなり小腸の入り口まで達して、自分もモニターで大腸の様子を隅々まで先生の解説付き観察し、会話をしながら検査も治療も無事終了した。

15年前と技術も医療情報も大きく進歩していることも大きいが、何より自分の知識が全然違うことが最も大きいと思う。当時は病気のことは分厚い「家庭の医学」という本でしか知識を得ることができなかったが、その後インターネットの発展で、同じような症状の患者同士の情報交換や医者からの情報提供が可能になり、飛躍的に情報量が増すとともに患者や医療に対する環境が劇的に変わったのである。

そして、自分自身が数年前から内視鏡のデザイン、ユーザビリティに間接的ながら関わることになり、臨床現場での観察やヒアリングを通して、医師の立場、看護師の立場、患者の立場など非常に多様な面で考えることができるようになったからである。

今日も患者としての立場ながら、先生の前準備や検査中の動作、補助をする看護師さんと先生、患者さんとの関係なども結構客観的に観察している自分がいた。

しかし、実は自分が一番不安だったのが、検査前準備と検査後なのである。
過去の経験から健常者でさえも検査では体力を消耗するので、今週は睡眠不足や食事に気をつけていたし、当日の朝からお昼まで続くトイレ通いは、元々お腹の強くない私には苦痛の何ものでもない。
検査後もすっかり空っぽでガスが抜けきっていないお腹でゆるゆると帰ってきて、夕食も腸の動きが正常ではないので妻にお粥をつくってもらって食べるのだが すっきりしないまま床についた。

医療機器においては確実な検査、治療のための操作性は必要十分条件ではあるが、患者にとってもっとも今必要とされているのは、検査前後も含めた環境、行為、配慮そのものであることを身を以て実感した一日だった。

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2008年6月 8日 (日)

横浜は今、フランス

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6月は 横浜フランス月間 2008 なんだそうです。

いろいろイベントやってるようです、港の方では。
我が家では、プジョーディラーでアンリ・ルルーの「大人のためのキャラメル」,
Caramel au Burre Sale(塩入りバターキャラメル)の頭文字をとった、C.B.Sをもらってきた。
今週末は我が家でフランスワインをいただいている。

プチフランス週間・・・。

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2008年6月 7日 (土)

今が旬

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びわは旬が短い。店頭に並んだかなと思っていたら、すぐに見かけなくなってしまう。
妻の好物。
自分の誕生日の頃に出回るから。
娘たちも小さい頃は、旬を味わうなんてことは関係ないし、好きな果物ではなかったが、今年はおいしいね、と言って食べた。味覚も季節感も成長しているようです。

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PantherからLeopardへ

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別に支障がないからいいや、と先延ばしにしていたが、家族からの要望がありMacOS 10.3.9から10.5.3へアップデートした。(5月29日に安定性、互換性の問題の改善、セキュリティ修正を行なった10.5.3をリリースした)
午前中に近所の量販店で10.5を入手し、午後からいろいろネットで事前研究。

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前日分まではLacieのSilverkeeperでbackupしてあるので、クリーンインストールを午後4時にスタートし、午後7時に以前の動作環境まで移行完了。夕食前に娘たちにログインしてもらって正常に動くことを確認。
お〜〜!とフォントやメール機能、safariの進化など、何の説明もなしに新しい機能をいきなり使いこなしている様子を目の当たりにして、若い世代の柔軟性にあらためて舌を巻く。。
大人はつい何かあったときのリスクを考え慎重なんだなあ、と妻と顔を見合わせる。

実は会社の仕事を家ではしないよう、自制のためにもofficeは導入していなかった。
が、もうExcelやWordなしでは家族が困るのである。
今年に入って発売された Office:mac2008 ファミリー&アカデミーパック がバージョンも価格もシンプルで非常にお買い得なこと。以前の3倍以上の大人気なのだそうだ。というか、MacでExcel Wordを使おうと思うとこれを買うしかない。これを買うと必然的にLoepardにアップグレードせねば使えないのである。
Apple純正のワープロソフト、表計算ソフトが付属していて、個人的には十分なのだが、社会的なコミュニケーションには不十分なのである。
しかし、仕事ではoffice2003なので、最新版となると機能が異なったり操作感が違ったりするのであろう。両方を交互に使うことで、その差を認識でき、新しい気づきもたくさんあるだろうし、家族も自宅で最新版を使うことで、世の中のすべてが新しいバージョンに対応していることは少なく、友人知人学校会社との間で古いバージョンとの互換性に配慮しなくていはいけない、ということを身を以て実感することだろう。
Appleという会社がつくっているMacというパソコンを毎日使っていることで、最初から当たり前にWindowsだけを使っている環境では気がつくことがない、世の中はWindowsとMSがデファクトスタンダードであり、それの意味すること、目的にあった便利さや使いやすさとはどういうことなのか、を考えることができるようになっていると思いたい。

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2008年6月 4日 (水)

津田沼

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昨年の今日も津田沼に来ていた。
その時は、1コマ特別講義をさせていただいた。
その時、インハウスのデザイナーから転職、着任してまもなかった山崎先生が一番前に座っておられたのだが、今日はその先生がメンバーの一人でもある活動の第1回情報デザインフォーラムに参加した。

この活動は「情報デザインの未来を作る」ことを目標に有志によって進められている。
カジュアルながらアクティブに、面白がってやっているので、周囲の興味は大きい。その証拠に、定員40名であったはずが、なんと140名近い来場者で席が埋まった。
今日は有志の活動の顔見せ的な内容で、教育的なアプローチが主だったが、企業サイドの参加者としては、老舗の情報デザイン教育ですらまだ10年という歴史の中で、情報デザインの考え方、今何が起こっていて、どこへ向おうとしているのか、貴重な情報を得ながら一緒に考えていく仲間と出会える貴重な場の提供という意味が大きかったと思う。旧知のメンバーに久々の再会をきかっけに、そこからブログで一方的に知っているという方々をあらためて紹介してもらったり、競合他社のデザイナー、異業種で近所のデザイナーさんらと、デザインだからできるあるべき姿の協力をしていきましょう、という話ができたりと次に繋がる出会いも多かった。

私としては専修大学の上平先生の「普通の人にデザインの必要性を理解させる」と言うアクティビティの事例がとても参考になった。「スパゲッティーカンチレバー」「イマジナリーボール」といったワークショップの事例は面白い。「学生のモチベーションをあげるためですよ」と謙遜されていたが、いやいやメディアリテラシーが低いデザイナー、企業の研究開発者にも有効ですし、情報教育が一番必要なのは実は経営層向けなんじゃないか、なんて皮肉にも思っちゃたりしました。

そして何より、山崎先生が唱える「理論ー手法ー感性」それぞれを繋ぐ「論理的な思考とモノを作る感覚的なことのバランス」というのが、今私にとっても一番大きな課題であり、興味深いのでした。

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丸ビルの顔

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東京駅での乗り換えで、時間があったので丸ビルのトイレを利用した。
トイレの洗面器の表情がなんだか人の顔の様にも見える。

Dscf1149 実は山本秀夫氏デザインによる丸ビルのために開発されたグッドデザイン受賞の商品だ。
「使用者に不自然な行為をさせないこと。そして上質な器具としてしつらえを提供すること」を目指したとある。この開発過程の話を聞いたことがある。まさにトイレのでの行為の観察から始まり、手を洗った後の洗面器周囲に飛び散った飛沫がトイレ空間の質を損ない、美しい空間や振る舞いを持続させない原因だと仮設を立てたと言う。そこから空間の質を育める行為を即すカタチを試行錯誤した結果が、バケツのようなおおきな容器の中で手を洗う行為を完結させることで、周囲への水のたれや、飛沫の水溜まりをなくすことだった。
理にかなった提案と潔さが両立した良質なデザインだと思う。


 

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2008年6月 1日 (日)

MI-TECH横浜祭

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昨日の土砂降りと寒さが嘘のような快晴に恵まれ、心地よい風に吹かれながら緑道伝いに自転車を走らせた。目的地は近所にある武蔵工業大学横浜キャンパスの文化祭で、毎年恒例で訪ねている小池研究室のインフォメーション・グラフィクス展だ。
Dscf1138 このキャンパスは「未来社会の持続可能な発展を目指し「環境」と「情報」をキーワードに総合的にアプローチしています。」という環境情報学部の拠点ということもあり、文化祭の環境に対する行動も徹底的だ。「環境の負荷の少ない学園祭」をスローガンに、屋台の飲食物について無駄なゴミを出さないよう“使用→回収 →洗浄→使用”という循環システムを導入している。地域にも開かれたキャンパスなので、学生だけでなく地元住民など毎年1万人前後が来場するのだが、ゴミの分別の徹底だけでなく、飲食した本人が使った食器を実際に洗うことで、環境に対して意識を持ってもらおうという企画を実践している。これで50円が返金されるので、ここでは当たり前の様に皆が参加している。
Dscf1145 今年は最初の画像の様に、さらに「カーボンオフセット」の考え方を間で導入していた。模擬店など運営で出るCO2を 来場者の募金を植林団体に寄付することで排出量の相殺を行おうという試みだ。こちらは募金ということもあって、呼び集めに苦労していた様子だったが、こういうイベントでCO2削減を身近に意識させ、行動に移すことができる企画を実行している学生達は、社会に出てもきっと小さなことから周囲に働きかけていくことができる人材になっていくんだろうなあと思った。

なぜなら、今 自分の職場では恥ずかしながら、ゴミの分別さえきちんとできないデザイナーも少なからずいるからだ。聞けば、家人に任せっぱなしなのか自宅で分別を意識したこともないと言う。多くは面倒くさい、誰かが後でやってくれるから、という自分本位な理由なのだが。メーカーでモノづくりに携わっていながら環境問題がどこが他人事なのも事実で、少しでも手触り感のある体験をすると、それは少しずつ変化していくのだろうと思っていたので、こういう文化祭に来ると、少しヒントを貰えた気がした。

Dscf1134_2 さてさて、今日の本来の目的は、情報デザイン研究室の3年生が取り組んだ課題を見ることだ。横浜市都筑区の様々な統計データをわかりやすく視覚化した作品(制作までのプロセスをまとめたパネル)について考えたことや、今日までの来場者に指摘されたことを学生さん達が説明をしてくれた。わずか1ヶ月程の演習なので当然まだまだこれからの出来なのだが、この展示会で地域に人やプロなど外の多くの人の指摘を受けて、なんだかとにかくまとめるのに大変だったこの課題の本当の意味に気付き始めている様子がわかって,私も話をしていて楽しくなった。

実は私自身が都筑区の住民なので、彼らよりずっとその統計の数字が意味する背景や行方についてよく知っているのである。区役所の人が「提案よりも、住民にわかりやすく伝えたい」と学生さん達に言っていた、という背景には、住民そのものがこの数字の意味を考え、行動に移していくきっかけにしていかないと、統計が単なる現状分析に終わってしまって、地域の未来を明るいものにしていく生きた数字にならない,と考えているからだろう。

可視化により、単なる統計が未来を考えるための共有化した目標になる、そういうことまで考えることができるようになるいいですね。
AXISでの金の卵展までにどのように進化するか、楽しみです。

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振ってみまSHOW

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「題名のない音楽会」
小学校の時から見ていた記憶があるから多分もう40年以上の長寿番組なのだろう。
それも出光が「会社が潰れるまで」ということで単独スポンサーで提供していること、そもそもクラシック音楽の番組ということでもテレビ史上歴史的な意味がある番組であることは間違いがないと思う。
一時、黛敏郎氏が軍歌や憲法、天皇などかなり思想的な色合いの濃い内容を放送した時は、さすがに距離を置いてしまった覚えもある。そうはいっても,音楽を様々な角度から楽しむという一貫した姿勢は、本当に見事な企画だと思う。
4月から司会に指揮者の佐渡裕氏を迎え、装いも新たにスタートした今シーズンは、毎週日曜の朝9時が楽しみなのである。つい、会場観覧希望の往復はがきまで出してしまったが、相当の大人気による高倍率のようで、あえなく落選続きである。

さて今日の放送は、昨年から始まった人気企画「振ってみまSHOW」の第3回目の後半だった。
素人目には指揮者なんて「楽器はできないけど、あれくらいだったら俺にもできそう」とかすぐ勘違いしちゃいそうだし、いつかは社長に!と同じくらい「いつかは指揮を!」という夢は征服欲の権化としてわかりやすい存在なんでしょう。
しかし、です。
この番組に登場する夢を叶えたい人たちは、そんな私利私欲など微塵もなく、本当にクラシック音楽を楽しみたい人たちばかりなんですね。確かに受け狙いはあるだろうし、テレビ的な面白さへの打算はあるにしても、自分自身を上辺でカッコよく見せようとかいうところが感じられなくて、本当に一生懸命に自分なりの表現やイメージで音楽に真摯に向き合っているところが、あまりにもくそ真面目だ。それがかえって滑稽なんだけど、もう笑いながらも涙が出てしまう程感動してしまう。一方で素人が指揮を振ると、プロと何が違うのかがよく解る好企画だとも思う。実際にどれくらい違うものなのかがよく解る好例だったのがゲスト審査員だったジャーナリストの鳥越俊太郎氏が指揮をしたモーツァルトのシンフォニーだった。棒を降ろさないとオケから音が出てこないのだが、CDで指揮のマネをしていると、どんどんオケが自分を引っ張っていってくれていることと自分が音楽を作っているような錯覚に陥っていることに気付かない。だから生のオケで指揮をすると音が出るまで棒を降ろすのを待ってしまうため、どんどんスピードが遅くなり・・、と言う現象になる。シティフィルも忠実と言うか、意地悪と言うか・・・。

今回の参加者の選曲がこれまた渋い。
司会者の佐戸さんに「マニアックやなあ」と言わしめた伊福部昭(ゴジラの曲で有名)の「シンフォニア・タプカーラ第3楽章」はじめ、展覧会の絵からバーバヤーガ、ブラームスも交響曲2番の4楽章、4番の4楽章 チャイコの4番の1楽章のフィナーレなど、一度演奏した経験のある人なら、ここからかよ! おしいいなあ、というくらい渋い渋い・・・。
素人指揮者ながら、その人のやりたいことや人柄を感じ取り、それぞれに表情や動きをきちんとつけていくプロとしてのオーケストラも見事で面白かった。1分間が終わり銅鑼が鳴った後や司会者からインタビューを受けている間にちょっとだけ写っている奏者の表情から、オーケストラの奏者としても気持ちまで伝わってくるようだった。

今回優勝したのは75歳の方。結局 音楽はテクニックも大事だけど、そのひとの人柄、人生なのね、と言うのが結論のようで・・・。

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