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2008年6月14日 (土)

大腸内視鏡検査

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かねてからの懸案であった大腸内視鏡検査をした。

15年ほど前に突然発病した時に、緊急の必要性から大腸内視鏡検査をしたのが初体験。入退院、再発で、短期間に3回を検査をした。体力も気力も弱っているときに2リッタの下剤を飲んで、お腹の中をきれいにするというのは苦行である。

以降は食事に気をつけながら再発もなく順調に緩解時期が続いて、最近は何でも食べていたのだが、昨年の夏休みに再び予兆が・・・。
だいたい、忙しくて時間がないときは検査も先送りなのです。
以前に比べれば時間に余裕ができたことと、会社の産業医からも一度検査をしたほうがいいねと薦められて、内視鏡検査について実績のある先生を紹介いただいた。
早速紹介状を持って訪ねた初診では、過去の経緯を詳しくまとめたメモを持参してお話をした。先生からは非常に的確な解説とともに予診をいただき、一番の不安だった長年の問題が、実はそうではないだろう、ということがわかった。それだけで、納得してきちんと検査を受けてみようという気になるものである。

そして、いよいよ今日が大腸内視鏡検査だった。
前日から下剤を飲み、朝から別の1800ccの検査用下剤をつくって2時間以上かけながら飲み、トイレに通う。

大腸内視鏡検査そのものは全く不安もなかったし、事実全く体を動かすことなくすんなり小腸の入り口まで達して、自分もモニターで大腸の様子を隅々まで先生の解説付き観察し、会話をしながら検査も治療も無事終了した。

15年前と技術も医療情報も大きく進歩していることも大きいが、何より自分の知識が全然違うことが最も大きいと思う。当時は病気のことは分厚い「家庭の医学」という本でしか知識を得ることができなかったが、その後インターネットの発展で、同じような症状の患者同士の情報交換や医者からの情報提供が可能になり、飛躍的に情報量が増すとともに患者や医療に対する環境が劇的に変わったのである。

そして、自分自身が数年前から内視鏡のデザイン、ユーザビリティに間接的ながら関わることになり、臨床現場での観察やヒアリングを通して、医師の立場、看護師の立場、患者の立場など非常に多様な面で考えることができるようになったからである。

今日も患者としての立場ながら、先生の前準備や検査中の動作、補助をする看護師さんと先生、患者さんとの関係なども結構客観的に観察している自分がいた。

しかし、実は自分が一番不安だったのが、検査前準備と検査後なのである。
過去の経験から健常者でさえも検査では体力を消耗するので、今週は睡眠不足や食事に気をつけていたし、当日の朝からお昼まで続くトイレ通いは、元々お腹の強くない私には苦痛の何ものでもない。
検査後もすっかり空っぽでガスが抜けきっていないお腹でゆるゆると帰ってきて、夕食も腸の動きが正常ではないので妻にお粥をつくってもらって食べるのだが すっきりしないまま床についた。

医療機器においては確実な検査、治療のための操作性は必要十分条件ではあるが、患者にとってもっとも今必要とされているのは、検査前後も含めた環境、行為、配慮そのものであることを身を以て実感した一日だった。

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