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2008年6月 1日 (日)

MI-TECH横浜祭

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昨日の土砂降りと寒さが嘘のような快晴に恵まれ、心地よい風に吹かれながら緑道伝いに自転車を走らせた。目的地は近所にある武蔵工業大学横浜キャンパスの文化祭で、毎年恒例で訪ねている小池研究室のインフォメーション・グラフィクス展だ。
Dscf1138 このキャンパスは「未来社会の持続可能な発展を目指し「環境」と「情報」をキーワードに総合的にアプローチしています。」という環境情報学部の拠点ということもあり、文化祭の環境に対する行動も徹底的だ。「環境の負荷の少ない学園祭」をスローガンに、屋台の飲食物について無駄なゴミを出さないよう“使用→回収 →洗浄→使用”という循環システムを導入している。地域にも開かれたキャンパスなので、学生だけでなく地元住民など毎年1万人前後が来場するのだが、ゴミの分別の徹底だけでなく、飲食した本人が使った食器を実際に洗うことで、環境に対して意識を持ってもらおうという企画を実践している。これで50円が返金されるので、ここでは当たり前の様に皆が参加している。
Dscf1145 今年は最初の画像の様に、さらに「カーボンオフセット」の考え方を間で導入していた。模擬店など運営で出るCO2を 来場者の募金を植林団体に寄付することで排出量の相殺を行おうという試みだ。こちらは募金ということもあって、呼び集めに苦労していた様子だったが、こういうイベントでCO2削減を身近に意識させ、行動に移すことができる企画を実行している学生達は、社会に出てもきっと小さなことから周囲に働きかけていくことができる人材になっていくんだろうなあと思った。

なぜなら、今 自分の職場では恥ずかしながら、ゴミの分別さえきちんとできないデザイナーも少なからずいるからだ。聞けば、家人に任せっぱなしなのか自宅で分別を意識したこともないと言う。多くは面倒くさい、誰かが後でやってくれるから、という自分本位な理由なのだが。メーカーでモノづくりに携わっていながら環境問題がどこが他人事なのも事実で、少しでも手触り感のある体験をすると、それは少しずつ変化していくのだろうと思っていたので、こういう文化祭に来ると、少しヒントを貰えた気がした。

Dscf1134_2 さてさて、今日の本来の目的は、情報デザイン研究室の3年生が取り組んだ課題を見ることだ。横浜市都筑区の様々な統計データをわかりやすく視覚化した作品(制作までのプロセスをまとめたパネル)について考えたことや、今日までの来場者に指摘されたことを学生さん達が説明をしてくれた。わずか1ヶ月程の演習なので当然まだまだこれからの出来なのだが、この展示会で地域に人やプロなど外の多くの人の指摘を受けて、なんだかとにかくまとめるのに大変だったこの課題の本当の意味に気付き始めている様子がわかって,私も話をしていて楽しくなった。

実は私自身が都筑区の住民なので、彼らよりずっとその統計の数字が意味する背景や行方についてよく知っているのである。区役所の人が「提案よりも、住民にわかりやすく伝えたい」と学生さん達に言っていた、という背景には、住民そのものがこの数字の意味を考え、行動に移していくきっかけにしていかないと、統計が単なる現状分析に終わってしまって、地域の未来を明るいものにしていく生きた数字にならない,と考えているからだろう。

可視化により、単なる統計が未来を考えるための共有化した目標になる、そういうことまで考えることができるようになるいいですね。
AXISでの金の卵展までにどのように進化するか、楽しみです。

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