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2008年7月 3日 (木)

日本人

Dscf1411

梅雨、稲が育つ田園風景、当たり前のような日本の原風景。
四季のある土地で暮らす農耕民族の文化は、八百万の神とか、連帯感といった精神性に強く現れていると思う。

数年前に関わったプロジェクトの仲間がドバイに赴任することになったので、ささやかな歓送会に参加した。
ドバイといえば、石油依存型経済からの脱却を目指した経済特区により、世界一の超高層ビルや人工島の超高級リゾート、世界最高級高層ホテルに象徴された、驚異的な発展を続ける砂漠の中の近未来都市のようなイメージだ。外国人労働者雇用の自由が完全に保障され、住民の8割以上が外国人という街であるという知識はあるが、イスラム教の飲酒や食習慣、女性の服装などがこの街では具体的に生活にどう影響しているのか、想像もつかない。

最近は「ダイナミック・アーキテクチャー(動く建築)」という、既成概念を大きく超える度肝抜くような建築で話題になったばかりだ。80階建ての各フロアが、中心のタワーを軸にそれぞれ独立して水平方向に移動、回転して、ビル全体がうねるように変形する。言葉で説明してもイメージがつかめないと思うので、リンクから動画を見てください。
ちなみにこの回転させる動力は太陽電池と風力の発電技術ですべて自分で賄うんだそうだ。
もう、何が何でも世界一、世界初を目指しているようだ。

赴任する彼が、ここ数年の間に仕事で中近東や南米、アフリカを周り、現地の生活や文化の違い、実際のエンドユーザーの声を直接見聞きしてきた話は説得力があって非常に興味深かった。彼の口から出た多くの国名は、知ってはいても位置関係はもちろん、いった地球上のどこにあるのかもよくわからなかった。

北京オリンンピックの開会式では、せめて地球儀をリビングに持ってきて、国と場所を確かめながら鑑賞することにしよう。こういうときにナショナリズムと日本のよさ、そして互いに理解し合うことの大切さを考えるとてもよい機会になる。

ガソリンの高騰で産油国のことに関心はあったものの、ある意味まったく他人事だったドバイという国と街、そして宗教と歴史的な周辺諸国との関係が、今回の赴任のおかげであらためて大変気になる存在になった。

また彼が、小さな現地事務所で大きな裁量と自由度をもって、アフリカから中近東一帯をフィールドにユーザー中心の考え方でどんなアクティビティを発揮してくれるのか、とても楽しみになった。そうそう、彼の立場と能力を発揮してもらうために私たちはネタを提供する役割もあるのだ。

ぜひ、遊びによってくれ、という言葉に、同席した仲間一同、こんなチャンスは滅多にない、機会をつくって行ってみようと思ったに違いない。

ちなみに直行便は関空、中部の空港からしかないそうだ。

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