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2008年11月 9日 (日)

音楽と俳句

Dscf2682

忙しい、やりたいこととやるべきことが山ほどある、時間がない、
ちょっと疲れてきたし今日はいつもよりは少し早めに帰ってゆっくりしよう、
そういう時に限って、「○ちゃん、飲みにいこうよ」とお誘いがある。

ここのところ結局ほとんど週一でなんだかんだと
いつのまにやら5〜6時間、音楽を聴きながら、呑みながら
デザインとかデザインマネージメントとか話し込んでいる。

そんな先週の木曜日、酔っぱらって真夜中に帰ってきてみると
一冊の本が届いていた。
著者より謹呈とある。
私の好きな言葉が二つも並んでいるタイトル「時空のクオリア」に惹かれる。
が、さすがにその日は2〜3時間は眠りたいとそのままにした。
週末にあらためて「序」から少しずつ読み始めてみる。

実は以前に「光の槍」という句集もいただいたことがある。
俳句というわずか17文字の研ぎ澄まされた言葉の配置だけで
クラシック音楽が見事なまでの感性で凝縮されていた。
詩という言葉の世界から無限のイマジネーションを広げてくれる
「現代俳句」という芸術表現の世界があったのか、
と日本語の素晴らしさに戦慄を覚えた。

そして今回の本は、同じ著者による初のエッセイ集である。
かなり雄弁なのである。

著者は、私と同じ勤め先で、職場は異なるが大先輩にあたる。
以前 宣伝部にいらっしゃった頃、会議で席を同じにしたことがあるくらいで
お仕事を一緒にしたことはないので、名前を知っているというくらいだった。
それが、ある奇遇で繋がってしまったのだ。

この件は2006年9月26日のエントリーに書いた。

著者はあくまで一企メーカーに勤務する一人のビジネスマンである。
しかし、音楽に造詣が深く、エッセイ集とはなっているが、
かなり本格的な音楽評論であり俳句評論にもなっているようだ。
帯にはこう書いてある。
「無情に流れて行く時間を人生の喜びや憂愁に満ちた時間に変換する芸術」

クラシック音楽を聴きながら俳句を楽しみ、言葉からイマジネーションの世界に浸る。
新鮮な視点と表現に出会い、また新しい世界へ誘っていただいたこと、
そして、慌ただしく過ぎ去る時間の中で、少し立ち止まることを教えてただいたようだ。

著者の朝吹さんは紳士の中の紳士のような方である。
本社機能の大きな引っ越しを手伝われおられたが、
一段落した今は冷凍犀さんとしてゆっくりお過ごしのことだろう。

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