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2008年12月14日 (日)

プロジェクト発表会

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土曜日の午前中に、上平先生からご案内をいただいた
専修大学ネットワーク情報学部プロジェクト発表会2008」に行ってきた。
 
多摩方面へ車で出かける時によく通る道沿いに生田キャンパスがあるのは知っていたが、入るのは初めて。 山の斜面に広がるキャンパスは少し入り組んでいて会場の10号館にたどり着いたらそこは5階だった。 斜面に建てられた新しい校舎は眺めもよく、 随所にコミュニティを促進したり、時間を過ごすためのいろいろな工夫がされていて、その意図を考えたり、実際に利用している学生さんをちょっと観察しているだけでも面白かった。

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さて、本来の目的である PROJECT 2008 EXHIBITIONについては、実はほとんど何の予備知識もなかった。
少なくともデザイン系の大学の展示会と大きく異なるであろうということ、調査、観察から得たアイデアをIT技術を駆使して実装して検証するということで、何が見えてくるのか、何を気づかせてくれるのだろうか という興味で来てみた。はこだて未来大学のプロジェクト学習の発表会と似ているところもあったが、デザインを教えていらっしゃる先生がここにはほとんどいないことが大きな違いかもしれない、と帰りがけにすれ違ったよしはし先生の話でなるほどなと思った。
少なくとも、 このような発表会をすべて学生が自主的に企画運営し、 内外の客観的な意見を聴こうと言う姿勢が素晴らしい。 実際、開場後間もない時間にも関わらず熱気に溢れてましたね。

一つのプロジェクトの説明を聞きながら質問をしているとすぐに30分くらい経ってしまうので、とても回りきれず、興味のあるものを3つほど回るのが精一杯だったので、この発表会自体を客観的には俯瞰できていないと思う。

3年生の発表なので実はアウトプットのクオリティは全く期待していないことと、考察過程や実装された表現からどうやって検証しようとしているのか、というネットワーク情報学部の教育や、今の学生さん達の意識がどこに向いているのかの興味が主体だ。

Dscf3058_2 PacPac:
「Augmented Reality 技術を用いた親子間の共遊ツール」         
PacPacではAR技術を用いた新しい遊びを親子に提供します。 2人で協力して楽しむことのできる2つの異なるステージを体験してもらいます。

女子学生さんがパネルの説明をしてくれました。パネルはよく纏まっているのだけれど、結論をシンプルに書いてあるだけなのでたくさんたくさん質問をしちゃいました。あなた達の導きだしたプロセスを知りたかったから。どうしてどうして、とてもたくさん観察して、体験して、議論して、深く考えているじゃないですか!パネルからは解らないことをたくさん知ることが出来ました。いい学びをしていましたね。技術ありきで何かを実現するという、Howが目的化してしまいがちの中、対象者のことや今日聴きにきてくれる来場者のことまで考えたまさにエクスペリエエンスな発表になっていました。絵本も色彩感覚のしっかりした方が担当されたようで、何をしたいのかが伝わるツールになっていました。チームワーク力をひしひし感じたのだけれど、惜しいのは、「安全確認」のため、実際の体験が出来なかったこと。電源要領制限のためノートPCを充電で稼働していたためバッテリーが無くなってしまい、デモもできなくなっていたこと。発表会は一発です。研究だけじゃなくてイベントにおける事前のリスク回避がいかに大事かもたくさん学んでいたようでした。

あとは、「なみ・コミュニケーション "Namico"コミュニケーションと活動の可視化による教育支援システムのデザイン」グループワーク中のコミュニケーションやタスクの状況・雰囲気という今まで見えづらかった部分を波形として可視化し、グループワークの活性化につなげる。 という発表と、「What Do You See?〜視線の動きからわかる情報を分析しよう〜」
アイマークレコーダで視線を記録し、記録を様々な方向から分析することにより、マーケティングやデザインの問題について、解決策を探ります。の説明を聴いた。

ここでも質問をしながら背景や目的意識、説明している人本人の本当にやりたかったことを探ろうとしたのだが、実験結果の分析や技術的なアプローチの説明が主で、認知的、心理的な側面や本来の目的や目標となるとまだまだ学生さんもそこまでは至っていないようで、あたふたさせちゃいました。

「CANDY APARTMENT 」 
デザイナー/アーティスト向けの開発環境であるProcessing、Gainerを用いた空間演出、そしてその世界観となる物語の原作提供を目的として 創造した成果物をアトラクションという形で発表致します。これはぜひ体験してみたかったのだが。時間がなくて、入り口の説明しかきけなかった。残念・・・.

帰りがけにやっと上平先生に少しだけ会えて話が出来ました。

ネットワーク情報学部という存在を知ったのも最近だが、その一端に初めて触れ、またその教育や可能性、そしてなんだか今時の学生さんの頼りなさなども垣間みれたことが今日の収穫だった。

 

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