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2009年1月14日 (水)

サラサラ イベント

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12月15日のエントリーで書いた「サラサラの組織」のイベントに参加してきた。

テーマは「サラサラの組織」:21世紀の組織論を考える

本に紹介されたサラサラ・リーダーによるパネルディスカッションと本の執筆者からのメッセージという内容に80名が集った。主催者サイドの「場を作るプロセスそのものを楽しんじゃおう。自分が楽しくなければ参加者も楽しいはずがない。」という言葉通り、いろいろな仕掛けや工夫に満ちたプログラムと、日頃各企業で組織の変革活動に携わって孤軍奮闘している面々の同士という連帯感も自然に醸成されて、大変楽しく、元気がもらえるイベントだった。

アルフレッド・チャンドラーの「組織は戦略に従う」という言葉をどう考えるか、という司会者の投げかけに、会場から「組織は戦略に従ってほしい、しかし、人は組織に従わない、自分自身はプロとしてのミッションを遂行したい」と言った名回答に唸らせられたりした。
執筆者の一人 紺野登先生の話がとても興味深かった。
建築ご出身らしく、もともと「組織は戦略に従う」は 建築、デザインの「形態は機能に従う」をもじったところから生まれたという解説だった。
知識経営は「戦略」と「組織」を一緒に考えることであり、それを繋ぐ「場」が重要であること。その知識経営そのものが日本発、日本型経営であること。
空気が読める「ミドル」こそが組織を変えることができる、というメッセージをいただけた。

その前に「場」についてどう考えるか、という司会者の投げかけに、私にコメントを求める無茶ブリには困惑したが。「執念」のとまで書かれた手前、「如何に気づきを多く感じさせることが出来る「場」や「瞬間」を与えることができるかが、今までのコントロール型のマネージメントとは異なる、これからの自発性を促すマネージメントとして重要になるのでは」という発言をさせていただいた(汗)
(コーヒーブレークの時 ライターさんに「あの執念の方ですか」と言われたのには閉口したが(笑))

日本の企業が目指してきた生産性向上による効率化の結果である筋肉質、それを支えてきた企業人は、外に出ればいつでもコンサルティングができる世界的に見ても優秀なアスリートなんだそうだ。しかし、それは「今までのモノ作り」の時代のことであって、これからの「知の時代」にそのもの作りのパワーをどう生かして行くかが問われているのだろう。
「時代が変わった時に、自分の能力をどう生かすか」まさに今日得た、一番共感できるキーワードだった。
それにしても昨今の経済環境、企業環境は、「歯車もあそびがないと回らない」はずが、そのゆとりすらつぶしてしまいかねない効率優先が一段と叫ばれている。
ベンチャーや個人であれば、社会における競争について常に考えねばならないが、大企業に属しているからこそ「組織」で悩み、自由度に余裕のあるベネフィットを生かした幸せへの道を探る意味があるのではないか、という意見に、はっと目が覚める思いもした。

いずれにせよ、組織変革によりイノベーションを創出させよう、なんていう活動は成果も見えにくいし、そうカンタンに出るもではない。だからこそ「いつになったら結果がでるの?」「何のためにやってるの?」という問いにいつもさらされ、共感してくれる人、価値を見いだした人の変化が既存の枠組みや価値観に埋没しまいがちだということが、今日の参加者とのコミュニケーションで十分に共有できた。自分の信念や行動の正しさ、孤独な戦いではなく、多くの仲間がいることや、事例の研究や学び合いをしながら変化の継続を周囲の共感を得ながら乗り越えて行くための元気をもらえる場であった。

創造的な対話は楽しいのである。

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