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2009年4月10日 (金)

ユーザーの声、自分の意見

Dscf3974

意識しないところで自分たちの感情や選択に影響を及ぼしている潜在意識について書かれた本である。

自分は合理的な判断で商品を買っているつもりでも、実は繰り返し放映されたり、街で目に入るコマーシャルや広告などによって、潜在的に親しみのあるものを選んでいるだけに過ぎなかい、といったことが様々な実験の事例で説明されている。

ユーザの声をそのまま信じちゃいけない、企業が仕掛ける罠にまんまとはまってしまっていますよ。ということを解りやすい事例と理論背景で解説してくれている。

要は、エンタテイメントや広告、政治などが、マスメディアを通じた大衆誘導、世論操作に影響を及ぼしているのかということを学術的に検証されている訳です。

知ったからといって、これから自分が意識したり、もう誘導されないぞ、という訳にはいかないけれど。でも少なくとも今時のマーケティングやコミュニケーションに関わる仕事をしている人は、最低限知っておくべき基礎でしょう。

個人的には第1章「快はどこからくるのか」の音楽の話、後半の創造性と暗黙知の関係の考察が、非常に先鋭的で興味深かった。

といっても 実は1月以上前に読んだのだけれど、ちゃんと理解できていないのではと思い、もう一度読み直してみようと考えている。

従来のユーザー調査やアンケートというのは、「対象者の行動をきちんと事実として正確につかむこと」「その行動に対する心理状態もある程度は事実として把握できること」として、コストや時間的制約の中では、限界があることを知りながら実施すれば非常に有効だ。

その事実をどう捉えて、次のアクションの起こして、また検証するかにかかっているのは周知の事実。

そこを一生懸命 勉強して 自分のフィールドで実践すべきなのですから。

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コメント

横からすみません。
本書タイトルは?ですが、内容は!(とても面白い)です。

投稿: tazuke | 2009年4月14日 (火) 17時42分

本のタイトルが誤解を生みやすいですよね。
「創造性と暗黙知の関係」ってしちゃえば、いいのに。

投稿: kojicozy | 2009年4月13日 (月) 23時56分

そう言えば買ってあった!と思い出して探したら、積んである「山」の上の方で発見しました。(^^;(買ったけど読んでない...)
とりあえず、第5章「創造性と『暗黙知の海』」から読み始めたのですが、、、おもしろいですねぇ、これ。

・・・そもそも、最近のD.A.ノーマンの著書で「情動と認知」が扱われていてそのつながりで買ったのだ、ということも思い出しました。
ちゃんと初めから読もうか、と。

投稿: よしはし | 2009年4月13日 (月) 00時39分

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サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 下條信輔・著 本書の一貫したテー [続きを読む]

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