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2009年5月28日 (木)

骨とデザイン

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内覧会の招待状をいただいていたので 同僚達と行ってきました。

第5回企画展 山中俊治ディレクション 骨」展
21_21 DESIGN SIGHT
2009年5月29日(金)〜8月30日(日)
開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで)

火曜日休館
入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
     (15名以上は各料金から200円割引、いずれも消費税込み)
主催:21_21 DESIGN SIGHT、財団法人 三宅一生デザイン文化財団

私たちの体を支える骨の一つひとつに数十億年にわたる生物の進化の歴史が潜んでいるように、「工業製品の骨格」にも込められた意味があります。それは素材の進化を物語り、ものをつくる道筋や、人の思考の骨組みがかたちになったもの。まさにデザインの骨(こつ)なのです。

本展では、デザイナーとエンジニアの視点を持って活躍する山中俊治を展覧会ディレクターに迎え、洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら、工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます。

キーワードは「骨」と「骨格」。12組の作家による作品に触発されながら、「未来の骨格」を探っていきます。

ディレクターの山中さんが進行形でブログを公開していることは
4月20日のエントリーで紹介した。

それを読みながらかなり期待していたけど、実際の作品はそれ以上でした。
 
物事の骨格を形成する機能美だけではなく、
エンターテーメントのように楽しむ要素もありながら
多様な視点からのアプローチに
非常に深く考えさせられたり、
表現のために緻密に積み上げられたプロセスに驚嘆したり。

ロビーでは、300キロの固まりを10人がかりの人力で運び入れたという
フェアレディZのホワイトボディが出迎えてくれる。

アプローチから続く静的で緻密な展示をトンネルのような廊下伝いに見て行くと、急に広がったメイン会場にたどりつく。そこでは動的な体験が出来る仕掛けになっている。

そこで作品の横にいたMONGOOSEの松山さんに
Galvanic Frameの仕掛けの苦労や秘密を教えてもらった。

昨日のプレス向け内覧会の20分前まで笑わなかったらしい
明和電機のWAHAA GO GOは
見事に例えようの無い笑い声を披露してくれた。
土佐さんが声帯まで見せてくれる大サービス。

でも静かな会場でひっそり笑われたら、ちょっと夜眠れなくなるかも。

takram の Phasma は走る機能だけを抽出した
極めてシンプルな構造ながら目にも留まらぬやんちゃな動きと
メカなのに走り疲れてぜいぜいしちゃう姿に
思わず「かわいい・・・」とつぶやいてしまう。

another shadowでは同僚達と楽しみまくってしまった。

玉屋庄兵衛さん自ら操る新作のからくり人形の矢を射るところも
かぶり付きで見た。

残念ながら山中俊治研究室の「フラゲラ」は不調で動かず。
足を分解されて調整することで 結果的にサーボモータやバランスをとっている
骨が見れてしまいました。あの学生さん達は明日の一般公開まで徹夜だろうかと心配になってしまった。

見応え十分な 秀逸な展覧会です。

カタログも買ってしまったが こちらも作品の開発プロセスが非常に充実していて楽しめます。

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2009年5月27日 (水)

Stay "Esuquire"

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またもや 突然の休刊。
「エスクワァイヤ日本語版」が 今発売中の2009年7月号で休刊になる。

22年前創刊時、私はすでに社会人だったわけだが、
古きよきアメリカへの憧れを体現したようなおしゃれで洗練されたカルチャー雑誌の登場は新鮮だった。
ファッション、音楽、映画を中心とした記事とビジュアル重視のデザインに拘った雑誌の先駆けという印象だったが、ちょっと自分よりも大人向けという意識で どちらかというとライバル誌の「PLAYBOY日本版」や「PENTHOUSE日本版」の方が気になっていた。

実際 アメリカでは1933年創刊の「世界初の男性誌」と言われているそうで、日本でも男性向け高級雑誌の位置づけだった訳だ。
最近 面白いなあと思っていたので、ターゲットの年齢に近づいてきたことと、アメリカに拘らず、文化を紹介する姿勢に感性があってきていたのだろう。

「PENTHOUSE日本版」は既に20年前に休刊になっているが、「PLAYBOY日本版」は昨年11月に休刊したばかり。
アメリカ男性誌御三家の終焉である。
もはやアメリカは憧れではない、ということと雑誌厳冬の時代が重なったということの象徴だろうか。

今月の特集は「未来に伝えたいこ 100のこと。」
最終号ということで力は入ってます。
読み応えあります。

蔵出し在庫販売 ということで
青山ベルコモンズ地下1階の CIBONE
100タイトルの展示とバックナンバーが手に入ります。

私も早速 「指揮者のチカラ」と「オフィスは愉しく、美しく!」を買ってきた。
普段なら女性客ばかりの店舗に
今日は 同じような男性客がちらほら。
ボックススツールに座り込んで読みふけっている人もいた。

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2009年5月24日 (日)

建築の品格

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道ばたにもうコヒルガオが咲いている。

今朝のNHK教育テレビ「日曜美術館」は
建築の品格 建築家ヴォーリズの”愛される洋館”だった。

4月15日にこのブログのエントリーで紹介した
「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ  恵みの居場所をつくる」という展覧会の紹介だ。

展覧会ではパネルと模型、図面などとても充実していて、それらを通してヴォーリーズ建築とその人柄まで堪能できる充実した内容であった。

今日の放送では、建築家隈研吾氏の話がとても興味深く、何より現地取材によるハイビジョン映像での紹介、そして建築を愛する人々の生の声、表情が何よりも立体的で、より一層充実した内容になっていた。

豊郷小学校階段の手すりのウサギとかめのエピソード、そこで学んだ80歳になる元小学生の楽しそうに語る笑顔、そして、神戸女学院の信じられない程素晴らしい状態で使用に供している講堂、図書室。簡素でありながら豊かな、ひたすらそういう空間で学べることが羨ましい。

今でも 一粒ヴォーリズ建築事務所は、設計する建築家自身の人生が豊かであるために、家族と過ごす時間のために残業が無いそうだ。隈氏が「建築事務所では、残業しない人というのは変わり者扱いだけど、本来はそうあるべきだねえ」などと思想や技術、表現の先端を競うような現代建築のあり方への自戒を込めて、また学校の授業で教えることも無いヴォーリズ建築については、人間と建築についての根源的なところからデザインを考える姿勢をあえて見習うべき時代かもという発言が印象的だった。

建築というものを使用する人のためのことを考えて提案しているからこそ、使用する人達がそれを受け入れ、また大切に受け継ぎ、多くの人の共感を呼び、愛されている。
そういうことがあらためてよく感じられる番組でした。

再放送はNHK教育テレビ 5月31日(日) 20:00〜20:45 です。 

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2009年5月23日 (土)

脳トレ

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お昼に脳トレパンを食べ、

NHK教育テレビで「日常にひそむ数理曲線」を見る。

私たちの身のまわりの、何でもない生活の中をある視点から見たとき、はっきりと数理的曲線がうかびあがってきます。それは、この雑多に見える世界の裏側に、たしかに数理的原理や物理法則がはたらいていることを示しています。

この『日常にひそむ数理曲線』は、2005年から進められてきた慶應義塾大学の佐藤雅彦研究室と、ベネッセ教育研究開発センターの共同研究による、あたらしい教育映像です。
(ユーフラテス HPより)

シンプルでありながら妥協の無い映像、センスの良さはさすがです。

太田光(爆笑問題)のキャラが全然表に出ないくそ真面目なナレーション、というのも細部のこだわりという意味ではちゃんと狙っていて、ウイットに富んでいる。

2005年の正月にNHKで放映された「"考え方"が動き出す 佐藤雅彦研究室が生む新しいアニメーション」という番組を娘と一緒に「え〜〜!!」といいながら見たときの衝撃を今でも思い出す。ピーターバラカンのナレーションというのも味があった。黒板にチョークで書かれた「entertainmentからinterestへ」というメッセージが印象的だった。 

「よく解らないことや目に見えないものを誰でも分かるように視覚的に表現する」

まさに情報デザイン。

脳を刺激されました。

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2009年5月19日 (火)

梅雨入り

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沖縄はもう梅雨入り。
関東は例年並みの6月8日だそうです。
明けるのはちょっと早くて7月13日頃とのこと。
6月下旬から7月上旬が大雨と予想できる。
お出かけ、ビアガーデンでのビールの計画の参考に。

その頃、経済も土砂降りか・・。

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2009年5月18日 (月)

今ごろ いろいろ読書中

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人混みに行かない方がいいし。
家のMacは休日は結局 子供達の占有時間長いし。

ということで、他の本もまた読み返したり。

tube_logで紹介されていたのでバックナッバーを取り寄せてみた。

Esquire 4月号 もう一度 学校へ行こう。
 社会人よ 新しきリベラルアーツを身につけよう

実は、スティーブ・ジョブスと並ぶ「プレゼンテーションの神様」でもある、エドワード・タフティ教授の授業が紹介されているというので。

その前に「学ぶ前に学ぶ、学びを識るための基調講義」という文章でまず、なるほどなあと思ってしまった訳です。

最近「学び」ということが 「あらかじめその有用性や意味がわかっている知識や技術」だと思って 、「それを学ぶと何の役に立つか?それを習得するといくらになるのか?」といった有用性についての問いが教育の価値の決定基準になってしまった。努力の報酬を約束する「利益誘導」のロジック、「費用対効果」 っていう消費社会の原理が入ってしまっている。 それが学びの崩壊の背景だ。競争マインド、消費マインドが変わらない限り、学びの崩壊はとまらないでしょう、という事実。

しかし、ここに来て、消費文化そのものが揺らぎ始めている今こそ「学びの再生」のための希有な機会じゃないかと。

 

本来「それが何の役に立つか解らない知識や技術」を どうにも習得したくて仕方が無いという欲望が 「学びのモチベーション」で、 「いずれそれが自分にとって有用で 決定的状況で自分を生き延びさせてくれるもの」という予見を見いだす能力が潜在的に備わっている。

「未知のものに惹き付けられる能力」 好奇心といってもいいのでしょうか、 利益や有用性の不確実性なことに身を投じて行くことが 「学び」の根本の構えである。

土曜日の朝刊には「大学にも成果主義を」という記事が載っていた。
完全に時代を読めていませんね。

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2009年5月17日 (日)

エゴの木

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雨上がりの日曜の朝は静かだ。
緑道も公園も、犬を散歩させる人すらほとんどいない。
湿気が多いためか、新緑のにおいにむせかってしまいそうだ。

先週から、公園に自生するエゴの木が満開になっているのが気になっていた。
遠くからは白い点描なのだが、真下に行くと可憐な白い花が一斉にこっちを見ている様は壮観だ。

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その下には 人工的ながら小さなせせらぎが流れている。
そこにクレソンが自生しているのは知っていたが、
エゴの木とお見合いをするかのように、真っすぐ上を向いた
白い小さな花を咲かせていた。

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昨年から このあたりは公園の愛護会の方々によって
夏に蛍を飛ばそうと、人が入り込まないよう保護区域の網が近くにある。

せせらぎの段差に土が堆積し、クレソンが自生するということは
そこに蛍のえさになるカワニナもいるんだそうだ。

会社の帰りに蛍がふんわり飛び交ってるところを通る、なんてことを
想像するだけで素敵じゃないか。

ちなみに 蛍って、早いところじゃあ今月末から観賞できるらしいです。
今年は 見られるかなあ・・。

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2009年5月12日 (火)

ついに最終号

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いつまでもあると思っているものも終わりがある。

広告に興味にある人はもちろん読んでいただろうが、
ブレーンとか広告批評を楽しみにしているデザイナーは
私の周囲にはそう多くないように思う。
結果とかノウハウには手を出すけど、そのプロセスとか背景を考えよう、
興味があるっていう人が少ないということだろうかなあ。

最終号を読んでいます。
読み応えたっぷりです。
でも湿っぽくありません。
広告も気持ちが入っています。
softbank の カイくんも「もう叱ってくれないぞ!」と涙を流しています(TT)
多くの人に愛されてきた雑誌だったと ひしひし 伝わってきます。

たくさんいろいろ気づかせていただきました。
ありがとう。

まだ書店に少し残っています。
お得ですし、記念になるので 売り切れる前にぜひ。
オススメです。

経費削減の3K のひとつ 広告費。
限られた予算だからこそアイデア勝負、
これから面白い広告が増えることを期待しよっと。

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2009年5月11日 (月)

バルス

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フランフランのキャリーバック。
女の子が楽しそうに縄跳びする縄がそのまま取っ手に。

カワイイ! と思えるか。
そう思ったら「25歳の都会に住む一人暮らしの女性」のマインドを持っているということで。

デザインコンシャスな企業として注目を集めるバルス。
明確なターゲット層に向けたコンセプトで日用品に「デザイン」という付加価値を与え、バブル崩壊後も設立18年で東証一部に上場するまでに成長した注目度の高い企業だ。
商品ありきではなく、ユーザーマインドからの視点で買う行為から得られる「カワイイ」「ステキ」という満足を顕在化させてきた。
そうして「あったらいいと思うものを価値に見合った価格で提供する」ことで、10〜30代の女性リピーターを見事に取り込んできたのだ。
店舗によって品揃えが微妙に違う柔軟性もいいのかもしれない。
小型店舗で展開している新ブランドの「About a girl by Francfranc」の坪効率はフランフランの倍以上あるらしい。
10年前からペルソナを設定した商品展開をしていると言っても過言ではない。


一時は随分手を広げて株価も乱高下したが、昨年秋以降の世界不況において高い成長を維持するのは困難と認識したのか、質を重視し収益性をUPするとかで今は大手商社の資本も入れ、海外事業の展開や商品調達力を強化しながら店舗数も押さえて物販に集中するとニュースリリースを出していた。
IKEAを目指していたニトリが無印のようなテイストをまねた品揃えで頑張っているのとはデザインの考え方も全く異なり、それでも独自路線というところがある意味すごい。

昨年の株主総会で社長は「フランフランがフレッシュジュースならBALS TOKYOのイメージはワイン。成熟には時間がかかる。」という認識を示したそうだし、25歳の女性をターゲットにしたコンセプトで今後の少子化にどう対応して行くのか?という見通しについて、「店には40代、50代の人も、もちろん男性もたくさん来る(私か・・)。なぜにこれらの人達が来店するかといえば、心の中に同じものを持っているから。男性向けとか高齢者向けとか幅を広げていくと輪郭がはっきりしなくなり、逆にブランド価値を損ねることになる。」という発言からも、ブランドにこだわったマインド重視の商品展開を図っていく意志は強いようだ。

バルスの企業ビジョンを反映したステートメントは「インテリアは人間の知性を映し出します」だ。
「デザイン性のあるライフスタイル提案」を定着させたFranc francの成功が、いい意味でも悪い意味でも「デザイン文化の担い手を目指して」という理想を追求しながらも、現実とのバランスを今後どう取っていくのか、事業の選択と集中がまだ中途半端で見えにくくしているのかもしれない。
今後の成長を担っていくのだろう  BALS TOKYO や リアル・フリート社の「amadana」の行方に注目したい。

さて、5月22日発売の SALはいかに・・・。

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2009年5月10日 (日)

楓の実

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暑い。
短パンにTシャツで十分だ。
自転車で風を切ると気持ちがいい。

目にまぶしい新緑の中に 赤い点々を発見。
楓の実である。
ヘリコプタータイプ。

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2009年5月 9日 (土)

アイスクリームの日

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昨日の朝の土砂降り、肌寒さはどこへやら。
初夏を思わせる陽気に、アイスクリーム店には列が・・・。
今日、5月9日はアイスクリームの日。
1869年(明治2年)5月9日に日本で初めてアイスクリームが製造販売されたことを記念するもので、アイスクリーム発祥の地である横浜・馬車道通りでは、毎年恒例でアイスクリームが無料配布される。馬車道のスタバの前に、アイスクリーム発祥を記念したモニュメントもあります。初夏の風物詩としてその長い行列とおいしそうな笑顔の様子が毎年地元では報道される。

実は、横浜だけじゃなくて日本中のサーティワンアイスクリームでも、店頭でユニセフ募金に協力すると、好きなアイスクリームをワンスクープ(レギュラーシングルコーン)プレゼントしてもらえる。
このイベント 2002年かららしいのだが、毎年子供達が学校の帰りに友人達と並んでアイスクリームを食べた話を楽しそうにするので、「アイスクリームの日」というのを知っているのだ。
ただし、各店頭2時間のイベントで、店舗ごとに開催時間が異なるのがミソ。
7時〜9時なんて朝っぱらからというところもあれば、18時〜20時なんていいう部活帰りにばっちりなところまでいろいろ。帰宅途中でタイミングのいいお店や後日でも大丈夫な整理券配布タイプのお店に並ぶらしい。
今日は、土曜日なので画像のように10時〜12時開催の近くのショップでは家族連れが列を作っていたけど、午前中ということもあってかそれほどの長蛇じゃあなかった。場所と時間によるのかな。並んでいる人達はみんな笑顔でした。

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2009年5月 7日 (木)

景気は?

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横浜市から「定額給付金のご案内」が今日到着した。

市のHPには5月7日以降世帯主宛に順次発送とあったので、順調に実務が進んでいるようだ。
といっても、一番早いところでは3月5日から支給が始まったているし、4月中に支給開始した自治体はすでに1640と全体の9割もあるので、札幌、仙台、名古屋などと並んで遅い方だ。
東京の国分寺市では庁舎の耐震問題で作業場所が確保できず、臨時のプレハブが出来てから発送作業をするので支給も6月以降になるそうだが、概ね政令指定都市は人口や世帯数が多いため、システムの改修に時間と経費がかかることが要因のようだ。

ちなみに横浜市の場合は、170万世帯への支給総額550億円、そのための事務費は31億円にも上り、「定額給付金に関する契約関連情報」の資料に、 集中センター業務委託のための入札や仕様の説明まで詳しく公開されている。

到着した封筒表面には視覚障害者用に点字のエンボス加工が施してあった。
点字の表示内容は「定額給付金申請書」だそうだ。
封筒は封入物が見えないように内部は「YOKOHAMA」という地紋入り。
点字入りの案内をどう用意するのかはもちろん自治体の裁量だが、公開されている業務委託内容の中に170万通すべての封筒に点字を施すことが仕様として最初から入っていた。型作っちゃえば、ランニングコストは変わらないからこういう配慮はいいことだと思う。すでに自治体によっては納税通知書に点字を施したり、シールを貼ったりしているらしいが、今回のように一斉に発送する際には実務面やコスト面からすべてに施した方が合理的なのだろう。そうすることで初めて一般市民にもこのような配慮を行政が実施していることを知ることができたのだ。

そもそもの話だが、定額給付金というのは、景気が悪くなったからなるべくお金は使わないでおこう、と思う国民に政府がお金を上げ、お金が動くきっかけを作ることで景気を刺激しようという政策だ。
12,000円/一人でも十分ありがたい、という人もいれば、気前よく使うには少なくて景気回復に貢献しないのだから、少子化対策や従来の景気対策のように道路や鉄道といった地方経済を活性化するインフラ整備、環境や医療、宇宙に関する新技術の開発に使った方が効果的、というのが反対論。また、国民の税金を自民党の選挙対策資金として有権者に配ったまで、という指摘も一理あって、表向きの目的だけでは語れない。

反対なら返上という選択肢もある。給付されるのだから貰っちゃう人がほとんどだろうが、使いみちを自治体に託すという選択肢も用意されている。託すほど行政が信用されていればいいんですけど。

いずれにせよ、次に待っているのは消費税増税。こっちの方が大問題なんだ。

その前にGW明けに
新型インフルエンザの影響も出てくるだろうし、さらに決算発表が山場を迎える。
来週は定額給付金もぶっ飛んでしまうかもしれない、今後の景況を左右する大事な局面になるだろう。


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2009年5月 6日 (水)

テレビでの伝説的ロックの名演

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GW中に見た音楽番組の名演 2題

5月3日 9時から放映された「題名のない音楽会」

5月3日から有楽町で開催されていたラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2009の今年のテーマ「バッハ」に因んで企画されたのだろう。

圧巻はマーティ・フリードマンのエレキと井上道義氏が指揮し、チェロも含めて全員スタンディングで演奏したオーケストラアンサンブル金沢との競演による「ブランデンブルグ協奏曲第3番の第3楽章」。

バッハはしばしばロックやジャズでもカバーされる程、相性がいい。それは音楽構造が「メロディ」「コード進行」「ベース・ライン」ででほぼ出来ている「若い」音楽だからなのかもしれない。

バロック(Baroque)」という言葉の語源は「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語の「Barroco(バロッコ)」を起源としたフランス語だそうだ。だから、17世紀ヨーロッパでバロック音楽が生まれた当時は、それまでの調和と均整の取れた美を追究する芸術に対してはかなり「異端児」だったに違いない。数学的な音の組み合わせだけで神の表現にまで迫るバッハの音楽も、当時は反体制のロックだったということか。

音楽もデザインも文学も表現の世界ではそれまでの調和や均衡を崩すことで「人間」や「自然」の表現に向かうことで進化してきた。それが新しい刺激となり、新たな刺激を求めて複雑化や肥大化して本来の人との関係が見えにくくなってしまったりすると、また原点回帰を繰り返す。

そういう本質的な原点と新しい表現がシンプルに組み合わさった時、そしてそれを表現する人が心から楽しんでいる場に多くのオーディエンスが立ち会えると、大きな共感、感動でわき起こり時代が動くのかもしれない。次の脳への大きな報酬を求めて。

司会の佐渡裕氏が「この演奏は番組の歴史に伝説として残るなあ」と言っていたが、日曜の朝から脳が刺激された。

ゲストの茂木健一郎氏が冒頭で「自分が好きな音楽を自分で演奏している時が、最も脳が活性化される」という自説を披露していたが、それも納得である。


5月4日 23時から放映された「桑田圭祐の音楽寅さん」
妻が面白いらしいと噂を聞いてきたので見てみた。

この番組は”日本を代表するミュージシャン桑田佳祐が「後世に伝えていきたい」名曲をフィーチャーし、ロケやコント、ドラマ、ドキュメントなど、さまざまなアプローチで伝えていく新感覚音楽バラエティ。”ということで、8年ぶりに4月から復活したのだそうだ。

今回は”ソラミミ「アヴィロード」『アベーロード』”
妻と二人でぶっとんだ。大笑いどころか、感動ものだった。桑田さん天才です。

企画し、放送したフジテレビが最も天晴と言うべきか。

「タモリ倶楽部」の中の「空耳アワー」では、外国語の歌詞で日本語の発音に聴こえてしまうところを見つけ出して、パロディ映像とともにそのギャップを笑ってしまう、という趣向だ。(上述のマーティもよく空耳アワーに出ていたなあ)。しかし、この番組では、1曲すべて、さらにはアルバム全曲を空耳のパロディで貫き通すという徹底した快挙を実現していたのだ。

ビートルズのアルバム「アビー・ロード」全曲を、オリジナルの英語の発音、イントネーションとよく似た日本語、それも痛烈な政治風刺、社会風刺に意味を置き換えてしまっていた。それを生バンドで桑田圭祐が熱唱し、バンドの演奏も音もオリジナルそっくりに作り込んであって、すごいプロの仕事ぶりなのだ。

タイトルをならべただけでもその面白さ、痛快さが少しは伝わってくると思う。

  1. 公明党BROTHER(Come Together)
   2. さみしい…(Something)
   3. 舛添居ず知らぬ間データ(Maxwell's Silver Hammer)
   4. 親だ〜れ!?(Oh! Darling)
   5. 僕当選さす票田(Octopus's Garden)
   6. iPhone中(I Want You (She's So Heavy))
   7. 爪噛むおじさん(Here Comes The Sun)
   8. 民主党(Because)
   9. 油田は危機を招き(You Never Give Me Your Money)
  10. 国際危惧!!(Sun King)
  11. 民意無視して増した・・・!!(Mean Mr. Mustard)
  12. オレ審判!?(Polythene Pam)
  13. 「死刑」にするも「罰する」も非道!?(She Came In Through The Bathroom Window)
  14. 公然知らんばい(Bye)!?(Golden Slumbers)
  15. 借金(かり)が増え!!(Carry That Weight)
  16. 次年度(The End)

たかが30分のバラエティ番組とは侮れないほど贅沢に作り込まれている。これは伝説的な番組になっちゃうんじゃないか。
たまたま見たので、録画していないのが残念無念。

あちこちのブログで話題になっているし、もちろんYou Tubeにアップされていますから必見です。

どこかで再放送しないかなあ。ビートルズだし、政治的な批判だし、版権とかの関係もあってまあ無理なんだろうなあ。

ロックって固く言うと「従来の社会通念や規範を意に介さないで音楽活動をする」ということ。まさに痛快です。

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2009年5月 5日 (火)

TOKYO SMART DRIVE

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5月5日は首都高の事故ゼロにチャレンジする日。

神奈川から千葉に向かうため
朝、首都高の用賀から小松川までを
J-WAVEを聴きながら 走った。

復路は渋滞を避けて小松川から銀座経由で横羽線、第三京浜を利用。

朝は10時前、そして夜も10時過ぎの移動だったので
途中 雨が降ったり止んだりながらも快適なドライブ。

エコのかけ声もどこへやら、経済効果優先で高速道路1000円という渋滞によるCO2排出に拍車をかけるような政策や利権問題に疑問を抱きつつも、車と社会の関係は、個人とモノの関係から国と地球までに考えを及ばさざるを得なくなる。

でも、車を所有する、運転する という個人レベルでは、子供が小さかったり、住んでいる地域にとって生活と密接な関係なのである。

家族であれば、ドアトゥードアで鉄道よりも短時間かつ安価に時間を気にせず人も荷物も運べてしまう便利さと、気兼ねない会話や音楽とともにプライベートな空間を共有しながら移動できる魅力も大きい。

今日のイベントでは、車を運転するすべてのドライバーに拍手を贈ろう、
人を誉めることで優しくなろう、という 運転する人、同乗者レベルの意識、目線で安全を考えるという企画が面白い。

首都高には今 新標語が掲示してある。

ドライバーが共感できて、気分良く運転できるようなもの。ドライバーにやさしさを届けるような、「安全運転したくなるスマート・メッセージ」

「くるま」乗るなら気持ちは「まるく」

たくさんの 人生が 走っているんです。

不況、若者の車離れ、燃費の向上でCO2は着実に減っているようではあるけれど
車を運転する楽しみ ってのも
もう一度あらためて考えてみるのもいいんじゃないかと。

それにしても 首都高沿いのビルの屋上の看板広告、
金融や中古車関係が一斉に解約したのか、あまりにも「募集中」が多くて、あらためてびっくり。
ランドスケープ、スカイラインももう一度考え直すいい機会でもあるように思う。

桜はすっかり緑が濃くなり、ところどころ目につく赤い点が季節の移り変わりの早さを感じさせてくれる。

ドライブで疲れた身体には菖蒲湯が優しい。

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2009年5月 4日 (月)

復刻版!?

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1999年春夏コレクションとして発売された Swatch Jelly Piano GZ159

パリのポンピドゥー・センター、関西国際空港旅客ターミナルビルの設計で有名な建築家のレンゾ・ピアノがデザインを担当した時計だ。

透明なベルトにスケルトンのベゼル、そして針のカラーが何ともキュートでクールだ。
10年前に購入して夫婦で使い回していたが、プラスチックの劣化によって黄変が進み、汗で金属部も錆びてしまって最近はお蔵入りしていた。

昨日 渋谷LOFTで次女の時計を物色していて、ウインドウの一番隅っこに新品が置いてあるのを発見!即購入した。
店員さんが「よく見つけましたねえ。」と。
「同じものを10年前に買って、気に入ってたんですす。復刻版ですか?」
「いいえ、10年前の商品がスオッチ本社の倉庫に在庫としてまだあったのを、スオッチジャパンの社員が見つけたんだそうです。多分 今売っているのはに日本だけ。電池がゴールドなのが、新品の証拠ですね。」

これはレア!

と喜んでいたのだが、いろいろググってみると
スオッチ誕生25周年を記念して2008年復刻したという記載があったり、
25周年記念で過去の名作ウオッチをアーカイブコレクションとして発掘してきたその一つらしいとか・・真相はよくわからず。

少なくとも25年前、機械式時計から日本製のクオーツ式の時計が世界を席巻した危機感から生まれた、デザイン性と価格を最優先した戦略は革命的だった。春・夏コレクションと秋・冬コレクションの年2回新製品を発表し、1つのモデルは1シーズンに限るというファッション性に優れたデザインと限定性が消費者の購買意欲を駆り立てた90年代前半の大ブームの記憶は鮮明だ。

ちなみにSwatchは ”Swiss Watch”の略ではなくて、カジュアルで手軽なアクセサリーとしての要素を入れた「新しいコンセプト」を持つ「新しい時計」という意味を込めた”Second Watch”の略だ。

携帯電話の普及で腕時計をしない人も増え、その価値観も大きく変わっている。
ブームが去って10年、ブランドやファッション性は定着した今、エコという時代に今後Swatchは どういう意味を持たせようとしているのだろうか。

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2009年5月 3日 (日)

花の絨毯

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昨日、ニュースで横浜の日本大通りが花びらで作られたアートで埋め尽くされている画像を見た。自然が生み出す素晴らしい色の鮮やかさとともに、どうやって絵を描くのかなあ、風が吹いたらどうなちゃうんだろう、などと思った。

今日、渋谷に行ったら、一気に疑問が解決しました。
たまたま通りかかったところで、「どうぞ、一緒に作って行きませんか?」と。

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これでもか! というくらい大量のチューリップの花びら。

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等間隔に穴の開けられたベニヤ板に、下地と同じ色の花を差し込んでいく。
ひたすらの人海戦術。小さな子供から年配の方まで気軽に参加できて、達成感もあり楽しそう。

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実は設計図があります。
自分がどこのどの部分をやっているか確認できる。

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裏はこんな感じ。

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できあがり(これでも一部)

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2009年5月 2日 (土)

シロツメクサ

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シロツメクサ。
江戸時代、オランダからガラスの器を運ぶときの緩衝材だったのが名の由来。
遠い異国からの箱を開けたらふんわりした白い花がぎっしり・・
とはロマンだなあ。

花の咲いていない時期、
私たちはしゃがみ込んで十字形を探す。
そう、クローバーのことです。

我が家のマンションの敷地内で、日当りが悪かったり、子供達が入り込んで芝生が根付かなかった場所にクローバーの種を撒いたそうだ。

以前 日曜の朝の「建物探訪」で、お庭に芝生じゃなくて、ぎっしりクローバーを敷き詰めた家を紹介していたことがあった。そのふんわりしっとりとして、一年中緑の絨毯が楽しめるという発想に、目から鱗がとれた感じがした覚えがある。

根が深い、浅い、虫が付きやすいなど、手入れでメリットデメリットはあるのだろうけど、元々牧草用なので踏みつけには強いのだろう。

三つ葉は「希望」「信仰」「愛情」の印、四つ目は「幸福」のシンボルだそうです。

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