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2009年5月24日 (日)

建築の品格

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道ばたにもうコヒルガオが咲いている。

今朝のNHK教育テレビ「日曜美術館」は
建築の品格 建築家ヴォーリズの”愛される洋館”だった。

4月15日にこのブログのエントリーで紹介した
「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ  恵みの居場所をつくる」という展覧会の紹介だ。

展覧会ではパネルと模型、図面などとても充実していて、それらを通してヴォーリーズ建築とその人柄まで堪能できる充実した内容であった。

今日の放送では、建築家隈研吾氏の話がとても興味深く、何より現地取材によるハイビジョン映像での紹介、そして建築を愛する人々の生の声、表情が何よりも立体的で、より一層充実した内容になっていた。

豊郷小学校階段の手すりのウサギとかめのエピソード、そこで学んだ80歳になる元小学生の楽しそうに語る笑顔、そして、神戸女学院の信じられない程素晴らしい状態で使用に供している講堂、図書室。簡素でありながら豊かな、ひたすらそういう空間で学べることが羨ましい。

今でも 一粒ヴォーリズ建築事務所は、設計する建築家自身の人生が豊かであるために、家族と過ごす時間のために残業が無いそうだ。隈氏が「建築事務所では、残業しない人というのは変わり者扱いだけど、本来はそうあるべきだねえ」などと思想や技術、表現の先端を競うような現代建築のあり方への自戒を込めて、また学校の授業で教えることも無いヴォーリズ建築については、人間と建築についての根源的なところからデザインを考える姿勢をあえて見習うべき時代かもという発言が印象的だった。

建築というものを使用する人のためのことを考えて提案しているからこそ、使用する人達がそれを受け入れ、また大切に受け継ぎ、多くの人の共感を呼び、愛されている。
そういうことがあらためてよく感じられる番組でした。

再放送はNHK教育テレビ 5月31日(日) 20:00〜20:45 です。 

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