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2009年6月21日 (日)

先を行くベルリンフィル

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターに樫本大進氏が内定し、
9月からの試用期間を経て、団員の3分の2の賛同を得て正式就任となる、という新聞記事を読んで、朝から「へ〜〜〜っ!と驚いた。著名なコンンクールで数々優勝し、世界的にもソリストとして十分な活躍をしている人があえてオケマンに就任という意味と、日本人でありながら生まれも育ちも欧米という環境で育まれた感性を持った逸材を採用したという意味で。

昨年12月に渋谷のユーロスペースで見た「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて
という映画の中でまさにこの試用期間の団員の表情を追っていた。相当の試練だ。
見事に団員の賛同を得て、素晴らしい活躍を期待したいものだ。

今年に入ってベルリンフィルは 、インターネットで年間約30回の定期演奏会を全世界に向けてで生中継で配信する新事業をドイツ銀行の支援ではじめ、注目されている。

その名も Digital Concert Hall

ベルリンフィルのサイトで紹介されているこのプロモーション映像がまたハイクオリティでカッコいい。
 
「シーズン券」は149ユーロ(約20000円)。「1回」だけは9.9ユーロ(約1300円)。
いわゆるコンサートをいつでもどこでも何度でも視聴できる、オンデマンドだ。
すでに利用している若いクラシックファンの間では 樫本氏が何度も定期演奏会にコンサートマスターとして登場しているのを見て ほぼ決定だろうと話題になっていたそうだ。

これでベルリンフィル信奉者の多い 日本の視聴者(契約者)を一気に増やそうという狙いもあるのかな。
少なくともコンサートの映像っていうのは、スコアを追いながら聴きたい人や奏者のあうんを味わいたい人、ボウイングやポジションの参考など楽器を勉強している人には格別だ。
コンサバティブなテレビのサイクルに合わせた生活なんてのは、もう本当に少数派になって行くんだなあ と実感。

いずれにせよ、クラシックの世界で常に新しい時代を自ら切り拓いて行こうという団員達の誇りとチャレンジングな姿勢に畏敬の念を禁じ得ない。

ウィーンフィルとのコントラストも明確に、自分たちが人々を幸せにすう術を知るスーパーオーケストラのスーパーオーケストラたる所以である。

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