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2009年7月31日 (金)

秩序とカオス

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伊藤公象 WORKS 1974-2009  秩序とカオス

東京都現代美術館[MO+]

2009年8月1日(土)〜10月4日(日) 休館:月曜日 

開館時間:10:00〜18:00

一般=1000円 学生=800円 中高生・65歳以上=500円

主催:財団法人 東京都歴史文化財団 東京都現代美術館/読売新聞東京本社/美術館連絡協議会

東京都現代美術館では現代美術の各時代の動向を振り返り、その歴史的な意義を検証するために、日本のベテラン作家の個展を開催してきました。本展はその一環として日本を代表する作家、伊藤公象の35年間の歩みを紹介するものです。

伊藤公象は土を素材にした陶造形で知られる作家です。1932年に金沢の彫金家の長男として生まれ、十代の頃に陶芸家のもとに弟子入りしましたが、その後 は伝統の世界から離れ、美術という概念を問い直すような新しい表現を土を素材にして追求してきました。ある時は土を凍らせ、ある時は乾燥による土の収縮や 亀裂を創作に採り込むなど、自然現象を活かした独自の造形は早くから注目を集めました。1978年にはインド・トリエンナーレ、1984年にはヴェネツィ ア・ビエンナーレにそれぞれ日本代表として参加するなど、その活躍の場は国内を問わず海外まで広がり、土の造形のパイオニアとして高い評価を得てきまし た。

本展は作家が所蔵する主要作品を軸に、各地の美術館が所蔵する代表作を加えて、伊藤公象の作品の全貌を紹介する回顧展です。土に本格的に取り組み始めた 1974年から現在に至る約35年にわたる軌跡を通して、人為をできるだけ抑え、自然の作用を採り込む有機的な創作の世界をご紹介します。また、当館の広 大な展示空間にあわせて構成される大型インスタレーションや新作もご堪能いただけます。

豊かな生命力を喚起してやまない伊藤公象の作品は、自然と人間との関係性が問い直される21世紀にあって多くの示唆をわたしたちに与えてくれるでしょう。(MOT HPより)

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毎年夏休み期間中の東京都現代美術館は、恒例のスタジオジブリ関係のアニメ企画展で親子連れを中心とした集客を図り、入場料収入の確保とともに美術館としての存在価値をアピールし、また現代美術への親しみ易さへの入り口としている。
今年もこの伊藤公象展より一足先にメアリー・ブレア展が開催されている。

私はこの伊藤公象という作家については全く予備知識なしで内覧会を見た。
まさに有機的でなのだがミニマルなパーツが群で構成するその迫力と表情は、経験したことのない体験である。写真では絶対にわからないその表情は触ってみたい衝動にどうしても駆られる。が、手を触れてはいけません。
会期中の毎週日曜日には、アーティストトークをはじめ、作品の一部を触って確かめながら鑑賞できるツアー(やっぱり 触ってみたいと思うよなあ)タッチ&トークやワークショップなど多彩な特別プログラムも用意されている。

エントランスホールの一番奥には ヤノベケンジ氏のジャイアント・トらやん が・・。
どうしても気になります。
MOTコレクションの常設展示も夏休みバージョンということで楽しめます。
題して「夏の遊び場ーしりとり、ままごと、なぞなぞ、ぶらんこ」
いわゆる現代アートの名作から若手の新作まで「日常とアートを繋ぐ」工夫がされています。
が、トらやんは8月9日まで。お見逃しなく・・。ここだけ撮影可です。

しかし、ヒトの少ない夜のトらやんはちょっと不気味でした。

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この東京都現代美術館では、来年の2010年2月2日〜3月22日まで、「サイバーアーツジャパンーアルスエレクトロニカの30年」という企画展が開催される。アルス・エレクトロニカといえば、私にとっては1984年のドナウ川を光と音で包み込んでしまった冨田勲のシンセサイザーパフォーマンスが、日本人でもここまでできるのかと強烈な印象だった。(ブルックナー音楽祭だったかも)。その後坂本龍一や岩井俊雄、池田亮司、明和電機などがコンピューター界のオスカー賞といわれる賞を受賞して、日本にもお馴染みとなった。

アルス・エレクトロニカの作品を中心とした来館者参加型のインタラクティブ作品やワークショップなど特集なので、多彩な日本のメディア芸術に触れることができる絶好の機会として今から楽しみなのである。

ちょうど同じ頃2月3日(水)~2月14日(日)まで国立新美術館では恒例の文化庁メディア芸術祭の作品展が開催されているので、冬の東京はメディア芸術で活気を帯びていることだろう。

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