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2009年7月 1日 (水)

つもり

Dscf5006

コミュニケーション不足 というコトバでは片付けられないことがよく起こる。
指示した「つもり」 教えた「つもり」 わかった「つもり」 十分に検討した「つもり」 ちゃんと見直した「つもり」 つもりつもって 結局 ものすごく遠回りをしたり、時間がかかったり。

それがお互いの教訓になれば、次には「つもり」が少しは減って質が上がるはず。しかし、徒労感が負のスパイラルに陥ることもある。

ただ、ベクトルの向いている方向が違うとか、「こだわる」度合い差の「つもり」とは違う、単に「そうではないが、そうなっているような気持ち」という意味。

仮説やゴールをイメージする範囲が狭い、力が弱いということは、経験や引き出しが少ないということに行き着いたりする。そうすうると、引き出しをたくさん作れるようにアドバイスした、またはされた「つもり」でも、好奇心、関心がないとか、そもそも自分の価値観が狭いという自覚がなくてリフレーミングもできない。そもそも知らないことを知って面白いとか、よかったと思う習慣がないのか、そういうことが次のモチベーションに繋がりにくい、ということにこちらが気づいたりする。

それまでの環境が影響するのだろうが、社会生活のなかでも成長とかやりがいとかは自分で作って行くものではなく、偶発的だったり与えられるものだという感覚だということが解ってくる。
ある意味とても受動的、保守的なのだが、自己責任の回避ということもいえると思う。
そうだとわかると、こちらも地道にいろんな場面を経験できるように工夫したり、いろんなタイプの人に接する機会をつくったりと、気づきの引き出しを増やしたりといろいろ試みてみる。わかりやすい達成感が「つもり」を減らして責任感に繋がることに気がついたりできるようになるまでお互いが忍耐を覚える。

 

一方で、大してコミュニケーションということを意識しなくても、「つもり」が如何に結果的に生産性が低いということを経験していて、自身の知的好奇心が許容できない人種は、常に「なぜ」を「知りたい」という欲求でどんどん本質に迫っていける。
そういう人間同士の創造的活動を面白がる人達との時間は充実していて楽しいし、互いに成長できる空間を共有している感覚に、信頼関係が生まれうし、時の経つスピード感が心地よい。

この違いはどこで育まれるのだろう。

この両面を体験するからこそ、自分自身の立ち位置を考えたり、時間の大切さを感じられるのも確かなことなのである。

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