« 名作たる所以 | トップページ | 平和 »

2009年8月 4日 (火)

地産地消

Dscf5565

夏が旬の野菜というと、キュウリとか南瓜、トマトを思い浮かべる。
上の画像はとうがん(冬瓜)。一つ130円。新鮮で安い。

私の実家は名古屋だが、近所の八百屋にはスイカや南瓜の横にゴロゴロ置いてあって、子供の頃はよく食べた。関西方面では夏の野菜としてはメジャーだが、関東ではかなりマイナーなようだ。最近、自宅近所のスーパーでも気をつけて見てみると扱っている。

夏が旬だが、冬まで保存が利く瓜というのがその名の由来だそうだ。

旬の野菜を新鮮なうちに食べるには「地産地消」がいい。帰省した折に、地元JA系が運営するどでかい農家直売所(都市農村交流複合拠点施設というそうだ)に連れて行かれて「安全・安心・新鮮・良味」を売りにした「地産地消」の充実ぶりに驚く。温泉施設まで併設していて平日でもかなりの人出なのだが、週末、休日ともなると大混雑なのだそうである。年間200万人を集客しているというから下手なテーマパークより商売上手だ。

ぶどうや桃のコーナーには「今年は雨が多く、日照時間が短いので甘みが薄いです」と大きく表示されている。躍進中の東京・神奈川の中堅スーパー「OKストア」の正直経営を地でいっている。というか、「OKストア」が本来の八百屋さんにおけるコミュニティとの信頼関係作りを真似しているだけなんだが。甘みが薄いといっても、生産地のすぐ近くで売っているのだから、流通時間や在庫を考慮する必要なく完熟する間近に朝摘み取ったものなので、スーパーで買うものより遥かに安価でかつ甘い。生産現場と生産者の顔が見えるモノづくりだ。

都会のスーパーを利用していると旬以外であっても常に豊富な種類の野菜が切れ目なく供給されている。ほとんど意識することがないが、生産時期ごとに規格品が計画出荷され、流通技術の向上の恩恵に預かる、いるわゆる「遠産遠消」の便利さを享受しているのだ。「産地直送」で産地と生産者が見える工夫も最近は多い。

「地産地消」の浸透は、流通過程が短くなり、「遠産遠消」の遠距離輸送による大量のエネルギー・CO2排出量を削減できるとともに、地域経済の活性化、地域への愛着につながる。
だからといって地元産農産物だけを消費するのではなくて、農業もビジネスとして成立していかねばならないことも考え、「遠産遠消」もうまく活用した生産者と消費者の賢い関係と消費を心がけたい。

ちなみに先の「地産地消」の札の下には「身土不二」という言葉が記されていた。帰って調べてみると「地元の食品や自然の旬の時期の食品のみが健康に良い」という考えだそうだ。おいしさや便利さの享受だけで日常を過ごすことなく、健康と環境を考える上で、いろいろ知っておいた方がよいことは、まだまだたくさんあるなあ。

Dscf5568

|

« 名作たる所以 | トップページ | 平和 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/166759/45853208

この記事へのトラックバック一覧です: 地産地消:

« 名作たる所以 | トップページ | 平和 »