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2009年9月 7日 (月)

ふつうの幸せと夢の実現

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「しがみつかない生き方」 
「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール  香山リカ著 幻冬舎新書

今、アマゾンで10位、書店によっては1位のベストセラーの本。
帯には「勝間和代を目指さない」とある。(今、書店に並んでいる第4刷以降は「ふつうの幸せ」が最大の幸福」と変更されているようです。ネガティブキャンペーンにクレームがついたのかな?)

その「勝間」本は出すと全てがベストセラーになるくらいの人気である。
たまたま会社の帰りに行った青山ブックセンターの店内で、講演会後のサイン会に移動する勝間さんを間近で見てしまったことがあるが、自身に満ちあふれてましたねえ。

一昨日の新聞の勝間さんのコラムにも「私は物事の目標をつくって、そこに向かって最短距離で近づくのが大好きですし、とても得意なことだと自負しています。」とあった。以前ににも「得意技は、一人で考えたり、情報をコツコツ集めて分析したり、それをわかりやすく文章や概念説明に落とすことです。」と。
一方で「私たちの時間も気配りも一定の資源しかありませんから、何かを達成しようとした場合、必ず何かが犠牲になります。慎重で、きっちりした人は、どうしてもスピード感が犠牲になりますし、気配りができるまじめな人は、何かを割り切ろうとしたときになかなか上手く決断できないこともあります。」「だからこそ、短所そのものを是正しよとするより、短所は自分の長所の裏返しだと認めて好きになり、長所で補えるようにすることが、実は短所克服の鍵なのです」「他社の力を借りることもとても重要です」と指南している。

「夢は、語り続ければ実現する」という「自己啓発クイーン」の信念に共感し、合理的で具体的なHow toを学びたい人がたくさんいるのだろう。
私は一冊も勝間本を読んだことはないが、毎週、新聞のコラムは今週は何だろう、と結構楽しみにして読んでいる方だ。

が、「勝間和代を目指さない」本がベストセラーなのである。
成果主義と自己責任論で、労働時間は増えるばかり。ワークライフバランスが叫ばれ、賃金が減っても労働時間が減る方がいいと考える人が多くなったとはいえ、組織では少数のコアになる社員がオピニオンリーダーとなって目標達成を優先して牽引しているのが実情だ。
その実情への対応が二極化しているのだろう。
わかりやすく、その気になれるHow to本が溢れる中、そんな幻想に振り回されたくない、頑張らなくてもいい、という結論のない本に共感したい人、不安だった人が安心したい、そういう本を待ち望んでいたということなのだろう。ただし「しがみつかずに生きて行く」ことも、今の時代、相当の覚悟がいるのだと思うけど。

今月はシルバーウイークがある。
連休の狭間に休みをとって繋げる人も入れば、稼働日が少ないからと休日出勤する人も出てくる。

休む人、休まない人、頑張る人、頑張りたくない人それぞれにストレスになってしまう世の中、お互いの理解を深めるコミュニケーション、一緒に社会をつくっていくという意識の持ち方が一番の改善策なのだろう。

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