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2009年11月 6日 (金)

ふたつの展示会

Dscf6773

周回遅れという感じで、シゴトを早く片付けて、
秋の夜、歩いてデザイン関係の展示会を巡っている。

すでに感想はたくさん読むことができるし、
どこの会場も熱気が少し冷めたように空いているようだ。

自分自身、100%designの5日間の環境とは全く異にする
日常の雑音に埋没してしまいそうな中において
少しでも 高揚したクリエイティブなマインドを
長く繋ぎとめておきたいがために足を運ぶ。

4日は 六本木のAXISギャラリーへ

「三保谷硝子店─101年目の試作」展

 開催中 〜11月8日(日)11:00〜19:00(最終日は17:00まで)

 入場料 : 無料

倉又史朗氏のインスピレーションを、独自の技術力で具現化し支え続けた三保谷硝子が、多くの建築家やデザイナー、アーティストとの仕事を通じて培われたその技術力を駆使し、これまでコラボレートしてきた16組のクリエイターたちが、これからの100年を見据え、新たな表現に挑む、思索し試作する「ガラスデザイン」展です。

 主催 : 三保谷硝子店、アクシスギャラリー
 会場デザイン : 近藤康夫
 グラフィックデザイン : 廣村正彰
 テキスト: 川床 優
 技術協力:阿比留生吾
 照明デザイン:海藤春樹

ガラスとゆっくり対峙し、素材 × 技術力 × 表現力 の存在感に 圧倒された。

今は当たり前かもしれないが、
ガラスに直接穴をあけてダボを埋め込んだり
ガラス同士を直接UV接着剤でくっつけて
壁や棚、椅子といった什器を組み立てたり
そういう初めての挑戦の積み重ねの延長で、
さらに新たな可能性を美しく見せてくれている。

ガラスは割れた瞬間が一番美しい、という倉又氏の思いを
3枚を貼り合わせたガラスの中の一枚だけを
小口から割って入れた綺麗なヒビで実現してしまった、
なんていうのは時間と空間を技術力で極めたデザインだ。

技術力の高さと職人のこだわりで、
デザイナーの要求するディティールに完璧なまでの表現力で応えているところが
見るものに、その透明な存在を魅了させてくれる。

ガラスという素材の常識、一般的な認識を超え、
可能性を可視化した、見るべき魅力的な展覧会のひとつだった。

Dscf6775

5日は 表参道のEYE OF GYRE へ

WITHOUT THOUGHT
BY NAOTO FUKASAWA
DMN DESIGN WORKSHOP EXHIBITION VOL.10 箱/ BOX

開催中〜11月23日(月) 11:00〜20:00

入場料 : 無料

EYE OF GYRE 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3F

主催 : DMN (ダイヤモンド・デザインマネジマント・ネットワーク機構)
プロジェクト&デザインディレクション : 深澤直人

入り口の横にGYRE2周年パーティーの受付があって
危うく2000円を徴収されそうになった。
3Fに上がってきた人がみんな パーティに来たんじゃないんだから。。。。

平日の閉館間際ということもあって貸切状態。

昨年のテーマは「花器」でした。 
それまでは行為がテーマだったように思うのだが
最近は「モノ」でデザイン大喜利(ちょっと失礼)

昨年のエントリー
「そのメタファーにたどり着くプロセスを推察することも面白い。」
「普段は所属する企業のビジネスの領域で
機能性やコストを前提に発想するインハウスデザイナーが
自らを開放して楽しみながらデザインしているところがいい感じだ。」
と書いた。

ことしも「にやり」としながら、ゆっくりひとつひとつ歩を進めながら
そのプロセスを推測しながら眺めてみた。
個人的には ちょっと例年より、ひねりやウイット、インパクトがなかったかなと。
箱はさらに日常性が高いので難しいテーマだ。
でも 楽しいですよ、この展示会は。頭の体操に。

昨年も会場でお会いしたDMNのご担当の方から
新しく始まるワークショップや
『「デザイン感」を解析して【デザイン環】を作成する』など興味深い話を聴くことが出来た。

隣のMOMAストアで開催中だったはずの「Detour展」は昨日までだった。
しまった! 昨日と順番間違えたなあ。

材料X技術、発想Xプロセス と方向は違うが、
いずれも無料で、これほどのクオリティの高いデザインを実際に見て感じることができるという機会に恵まれているのだから、それをエネルギーに昇華したい。

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