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2009年12月 6日 (日)

管理組合の交流会

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地元の集合住宅管理組合の交流会というのに参加してきた。

上の画像はその会場となった近所の地区センター。
前はよく通るのだが、利用したのは初めて。
「まちなみ景観賞」を受賞ている程、建築的にも非常に意欲的な力作なのだが、内部に入ってその魅力を実感した。こんな素敵な建物、眺めるだけじゃなくて利用しなけりゃあ。

11月から新しく副理事長になってしまったのだが、1回目の理事会に出られず、今日の交流会が初めてのお役目みたいな感じ。先週、突然消防署からの連絡で、緊急車両の進入経路の確認というのに急遽立ち会って、その後の対応をしたりしているのだが、いったい管理組合って何だ!?とほとんど右も左もわからない状態だ。

今日の交流会は自治体が支援しており、地区毎に月1回開催されているのだそうだ。
場所は地区センター、参加費も無料で、マンション管理士の方々が司会進行、経験に基づいたアドバイスをしてくれる。調べてみると地元の地域には約50の管理組合があり、1組合あたりの平均戸数は150戸ということがわかった。
理事の改選時期が重なっているようで、今日参加した5組合のうち、私のように交代したばかりで右も左もわかりもまだわかりません、なんていう人がほとんどで安心した。引き継ぎで同席した先輩理事長の経験談が具体的でとても参考になるし、他のマンションの実情から自分のマンションのことを客観的に考えたりできる場だということがわかった。

アンケートによると、一般的に管理組合がかかえるトラブルの第1位は「居住者のマナー」、2位は「建物の不具合」「費用負担」(管理費の滞納等)だそうだ。
「自分たちの財産は自分たちで護る」のは当たり前だから、住み心地や資産価値の維持のための労力は相応に負担しなければならないことは理解できても、専門家ではないのだから、幅広い知識や経験を持った方々の助言や指導の場があるとないでは大違いだ。

今日は植栽管理の適正価格とは?とか、管理会社契約更新時の留意事項は?、防火管理者をどうしているか?、瑕疵問題、防水工事の注意点など、かなり具体的な話がたくさんでた。
個々に規模や住民意識の違い、委託する管理会社の考え方で課題も対応方法も異なるが、少なくとも自分達のことしか知らないよりは遥かに今後の参考になる。

興味深かったのは、私鉄系企業が「賃貸型高齢者住宅戦略」の推進を図っている話。
関連するデベロッパー、不動産会社、管理会社とともに既存の沿線型宅地開発の高齢化と今後を見据えて、一般住宅の高齢者サービスの拡大しているのだそうだ。
住宅のリフォーム、設備の増設による介護対応、介護施設への住み替えだけではなく、住み慣れた愛着のある自分の家、またはその街に住み続けたい、という要望に応えていくことで、街の魅力や機能を維持し、沿線の価値を継続、鉄道事業の存続を計ろうとしていることらしい。数十年を経た綺麗な街並の続く郊外型の戸建て分譲型開発地では、高齢化した住民が増加し、昼間も出歩く人が人がほとんどいないばかりか、庭や建物のメンテが放置されて、街としての魅力が急に薄れているという話を実際の住民から聴いたことがある。それらの住宅や土地を再生し、若い新たな住民を呼び込んだり、従来の住み手の実情に合った住宅を提供していこうという試みと理解した。自分に関係する部分で具体的には、集合住宅の共有部の管理を受託しながら、今後は専有部のサービスも個別に会わせて受託していこうという傾向がでてきている話。新築の入居時は働き盛りだった世代も、10年、20年と時を経ることで住民の高齢化による様々な課題が顕在化してきている。管理会社としては、サービスは人材獲得と合理化によるIOで事業としての成長性が見込めるので、私鉄沿線やニュータウンなど大規模な住宅地に拠点を設置することによる効率的運営とノウハウの蓄積が大きなアドバンテージとなるので、魅力なのだろう。

子育て世代の若い理事長さんが多い中で、高齢者問題はピンとこないのだが、周囲でリタイヤ組が着々と増加している事実も実感していて、なかなか今後の街の行く末として興味深い話だった。

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