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2010年5月 3日 (月)

ショパン三昧

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ラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2010
今年のテーマは生誕200年のショパン。
日本でゴールデンウイークにこの音楽祭が始って6年目。
すっかり定着してしまって、今やチケットの入手も難しいし、街角コンサートも大混雑だ。

前回家族とこの音楽祭を終日堪能したのは2007年5月4日なので、3年振り。

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あちこちに立っているスタッフさんから、無料のエリアコンサートのガイドをもらう。
とてもお天気がよく気持ちがいいので、丸の内仲通りを歩いて、新東京ビルの「丸の内カフェ」に向かった。ピアノの6連弾があるとTwitter情報があったので。が、ショパンの調べが聴こえてはくるものの演奏者は人に埋もれて見えず、新緑の欅の木陰も日射しを遮る程ではなく次へ移動。

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丸ビル1階のMARUCUBEで 丸の内交響楽団を聴くことにした。
1階は満員なので3階のバルコニーへ。
真上からオケを聴くという体験。反響板がなく、かなり残響が長い、さらに隙間から直射日光が漏れるなど、奏者はさぞかし弾きにくく、合わせにくい悪条件ながら健闘。
満員の聴衆によく応えていた。

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途中で、コンミスが妻の大学の先輩らしいと気づき、確かめに下に降りて行ったら、上で聴いていた方が音がマイルドに混ざり合って結果的によかったというオチ(笑)

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丸の内カフェeaseでランチをいただき、行幸地下イベントスペースの女性弦楽五重奏をちょっと聴いてから、次は東京ビル TOKIA 1階ガレリアへ移動。
何しろショパン三昧を目指しながら、オケも五重奏も全然ショパンじゃないので、ショパンを聴きたい。
ここで矢島彩さんのバイオリンと河野紘子さんのピアノ伴奏で、シューマンとショパンの作品を早目に行って正面で聴く。
とても若い二人のフレッシュな演奏もなかなかいい。ちなみに河野紘子さんは、のだめのテレビと映画で、のだめの演奏シーンの指と指導を担当した方だった。映画ではランランの演奏に合わせて弾いていたのかな。指もすらりとしてきれいだったが、容姿も美しい方でした。

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そしてショパンのピアノとチェロのソナタを聴きたくて、ブラブラと新丸ビル3階のアトリウムへ。ここでは一番前でリハーサルのみを聴いたが、エスカレーター脇かつ、奥がのだめの原画展会場でもあり、ざわざわしていてチェロ奏者はピアノ伴奏が聴き取りにくそうで、何度椅子とピアノの位置を調整していた。でも 街角のサロンコンサートらしい、なかなか雰囲気があっていい場所だった。このあと、今日のメインディッシュである有料コンサートを聴くためにメイン会場である東京国際フォーラムへ移動した。

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有料コンサートのチケットの半券を見せれば入場できるエリアも大盛況。
ブラブラとあちこち移動しながら、ずっと立って聴いているので、さすがにちょっと足が疲れて来る。
カフェでコーヒーで一服してから、5000人収容のホールに向かったが、ホールへの入場もトイレも大行列だ。それでも、皆慣れているのか、音楽の力か、カリカリすることもなく淡々としてお行儀がいい。

有料コンサートの多くは 3月の優先販売も4月の一般販売も、ほぼ10分程でソルドアウトだった。一つだけ入手できたのが 1990年チャイコフスキーコンクールで優勝したボリス・ベレゾフスキーのショパンのピアノ協奏曲1番のコンサート。
3年前はチケット入手に出遅れて2階席しかとれず、ステージが遠くて豆粒のようだったので、今回は1階席前方を確保した。
NHK BS-ハイビジョンが朝から夜まで特集番組を放映していて、このコンサートを生中継するため、カメラが入っていた。ステージの両脇には巨大スクリーンがあって、演奏中に生中継画像も映し出されていたので、2階席からも奏者の表情や手元を見ることができるようになっていた。

コンサートの前半は、オルガ・ペレチャッコというソプラノ歌手による、ロッシーニとドニゼッティのアリアだった。実は期待していなかったのだが、これがものすごい迫力で心を揺さぶられてしまった。この歌手、まだ若く、今後世界的に注目されるに違いない、圧倒的な実力の持ち主だと思う。

後半はボリス・ベレゾフスキーのショパンのピアノ協奏曲1番のコンサート。
こんなに軽々しく弾くなんて!!!
のだめの映画とは全く異なる曲のようだ。(較べるな)
圧倒的な技巧と音楽性に言葉にならない。。。
ウラル・フィルも健闘していたが、もっと対等に反応しあえるオケで!、もっと小さなホールで聴いてみたい!と思わざるを得なかった。

ペレチャッコとベレゾフスキー。
3000円、1時間だったが、世界のトップの音楽性に触れたものすごい価値あるコンサートだった。

アマチュアから超一流、街角からコンサートホールまで、終日多様な音楽に浸れるラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポンの魅力だ。

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屋台で買ったソーセージとシュニツェルをつまみながら、夜風に吹かれながらビールで今日聴いたいろんな音楽について、妻とあ〜だ、こ〜だと話す至福の時間。

この後、丸ビルホールを訪ねた。閉館間際だったので、観覧者はとても少なく、ショパンのマズルカの自筆譜をじっくり眺めてから帰路についた。

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コメント

来年はブラームスなんですね!
ますます、目が離せません
ワクワク

投稿: | 2010年5月10日 (月) 21時59分

コメントありがとうございます。
3年前は家族4人でしたが、子供達も大きくなったので(付き合ってくれないので)この日は妻と二人で出かけてしまいました。
リピーターが7割ということで、GWのイベントとして定着したようです。元々GWになるとガラガラになるオフィス街のための街おこしだったようです。今年は金沢、新潟、びわ湖と地方4カ所で同時開催という試みもそれなりに成功したようですから、今後は風薫る季節に各地の街おこしとして音楽が溢れる場が広がるといいですね。
来年はブラームスとのこと。さらに動員数に拍車がかかってチケットの争奪戦は厳しいかもしれませんが、今から楽しみです。

投稿: kojicozy | 2010年5月 9日 (日) 17時24分

 一度、一度ぜひ休日を音楽に浸って過ごしたいと思っているのですが…東京はちょっと遠いなー
 御夫婦で音楽について語られるとは実に羨ましいです。
 新緑の季節、本当に風も、空気も、光も、心に気持ちのよい5月が大好きです。
 わたくしの住まいは、お茶の産地で、GWと言えば、新茶の若葉が金色に輝き、目に鮮やかで、その刈り取りの機械の音が響きわたっています。

投稿: | 2010年5月 9日 (日) 12時04分

いやぁーうらやましい。

投稿: poco a poco | 2010年5月 4日 (火) 10時05分

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