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2010年8月 4日 (水)

ホスピタリティ

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実は奈良井宿の名物を日本国民のほとんどが目にしている。
平成20年の50円年賀切手に描かれた絵柄が、ここ奈良井宿の手作り土産物店「藤屋」さんのご主人の作である奈良井土鈴「福徳十二支土鈴・ねずみ」なのだ。
我々もここでご主人,中西さんの切り絵の絵はがきをお土産に買って、手紙を出した。

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平日の朝の街道は、やはり静寂に包まれていた。
元気に集団でプールに向かう子供達と、軒下でビニールプールで遊ぶ幼児の歓声が人々の生活の場であることを感じさせせてくれて、ほっとする。
軒下にはあちこちたくさんツバメの巣があって、低空で飛び交う親ツバメと流れる雲だけが視界の中で動くくらい。
お宿で同宿だった方々も 宿の若旦那に見送られて次の地へ旅立って行った。

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心の故郷のような日本の昔ながらの当たり前のおもてなしを満喫して、我々も次の地へ。
そこは私が小学生の時に新築間もない外国のような宿泊施設に泊まり、たとえようのないおいしいソフトクリームとともにに感動した清里の清泉寮へ。一時はペンションブームやらでかなり俗化した観光地となってしまったが、そこには40年前と変わらぬ風景と味はそのままに、昨年竣工したばかりのレーモンド建築事務所設計による新館など進化した姿もあった。人と社会と自然の共生を学ぶ場、ここはまさにアメリカと信仰の文化だ。

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農村復興の教育計画が実を結んだ証として翌日の朝食のパンを買い求めて、奈良井とは全く別の意味でのサービスとしての日本のホスピタリティを象徴する今日の宿へ向かった。

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小淵沢にあるリゾナーレ。
イタリアの巨匠ベリーニが、日常から非日常への門としてイタリアの山岳都市をイメージし徹底的に拘ったデザインの建築群とインテリアが魅力であり財産だ。
当初運営を担っていたマイカルが破産、2001年から破綻した旅館やリゾートの再生請負人として名高い星野リゾートに運営が代り、その3年後には黒字化、70%の稼働率を誇る人気リゾートへと変貌した。その理由は「地域の特色を生かし」「子供が楽しく リラックスしながら 大人も子供も楽しめる」ことで「熱烈リピーターを獲得すること」だったという。

まさに家族とともに私たちはそのリピーター。

従業員の笑顔、挨拶、イベント、あらゆるホスピタリティーが行き届いていて、宿泊客も楽しそうだ。新たに加わった温泉施設の工夫、Books&cafeなどから 自然を生かした工作、探検、散歩などプログラムも多彩だ。
ここに来てゆったりとしながらも、学ぶことの何と多いことか。
空間はイタリアでも、おもてなしの内容はまさに日本そのものだ。

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