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2011年8月 5日 (金)

冒険の旅

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夏休みも子供達との都合がなかなか合わず、家族揃っての旅行は適わない。せめて近場で舞台芸術を何かみたいと思っていた。以前ゴールデンウイークに、どこに行っても混んでるからと五反田にキャッツを見に行ったことがある。以来娘達は二人とも舞台芸術にハマってしまった。

オリエンタルランドが、震災以降アジアや東北からの団体客が激減し、これまでも採算が合わずに赤字続きだったシルク・ドゥ・ソレイユのレジデント・ショー(常設公演)ZEDを今年の12月末日で打ち切ると発表したのが7月25日。

2008年10月1日に開幕した当時、そのクオリティの高さ、専用劇場でのパフォーマンスの評判、わざわざラスベガスに行かずとも日本で、それも東京で感動を味わえる機会にめ恵まれるなんてなんてすごい都市だ!ぜひ見てみたい!と思っていたのだが、家族の賛同および日程が合わず今日まで叶っていなかった。

いつでも行けると思っていたコトが、もう無くなってしまうというならいくしかない。夏休みの平日なら狙い目、と早速予約するも長女は震災の影響で新学期の始まりがずれ込んでいて、前期試験が8月の第1週まで食い込んでいることやバイトだので都合が合わないため次女と3人分だけ予約したのが1週間前。

公演当日の朝、そろそろ出かけようかという頃に長女がバイトが夜になったので一緒に行くと。まあいろいろあっても家族4人揃って観劇できるのはとても嬉しい。

横浜の我が家から車でイクスピアリの駐車場までドアトゥドアで1時間。ここ数日、一日数回のスコールの様なゲリラ豪雨が通過する空模様と3時間の無料駐車がついてくるので家族4人なら交通費より廉価だからと迷わず車で移動。

チケットブースオープンの11時に交換窓口で1枚追加もスムーズに対応してくれた。

年間公演数は約380、最低でも10年以上の公演を行う契約を締結していたはずのオリエンタルランドとシルク・ドゥ・ソレイユ。 開幕後1年9カ月で100万人来場達成という同一劇場での無期限ロングラン公演としては記録的な最速ペースという快挙をなしとげながら、実はなかなか観客は増加しなかったらしく、 「学割」や「ZED+ディズニーパークプラン」の設定、安い価格帯の座席の設定やら公演時間の短縮、駐車場3時間無料などいろいろ手を尽くしてきたよう だ。
そして 今年の4月1日公演予定分よりチケット料金の実質値下げにパスポート値上げと逆をいく+1000円で13時から+500円で16時からTDLまたはTDS も楽しめるセットプランなどますます充実していて、これから観客増員 リピーター獲得か!の矢先にわずか3年で契約解消とは。。。それほどに来日外国人観光客の激減はまだ続くのか、景気回復の遅れによるOLCの経営への影響は多大なのか。震災による影響の深刻さを考えざるを得ない。

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専用劇場の外観はサーカス・テントをモチーフにしながら白を基調にガラス素材とのコンビネーション近未来的なデザインだ。どこかで見たことあるなあ、と思い出していたら、全然違うけどカラヤンサーカスと呼ばれたベルリンフィルハーモニーホールに似てなくもない。まあモチーフが一緒だからか。

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内装は徹底的にモノトーンで幾何学的だが決して水平垂直が見あたらない。
そしてスタッフの衣装やここでしか食せないフード、スーベニアのカラフルで無国籍な色合いが映えるように計算されている。

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開演前に最近新しく加わったというスシロール&カツサンドでしっかり腹ごしらえ。
ビールとのセットもあったんだけど、あちゃー、こういう時車のでメリットが。
見た目も味もおいしかったです。パッケージも台形で黒という拘りよう。

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「太陽のサーカス」は、伝統的なサーカスの構成の上にストーリー性を加えただけではんく、オペラ、ロックの要素を取り入れたパワフルな音楽とパフォーマンスに合わせることが可能なライブの演奏、そしてダンス、衣装、照明、舞台美術が融合された総合エンターテイメントだった。。

唯一の日本人出演者、稲垣正司氏が演じるバトンも驚異的だった。

いずれにせよ、鍛えぬかれた人間の身体能力の圧倒的な芸術性を伴った表現は感動的で会場は一体感に包まれてしまう。スタンディングオベーションもうなずける。

そうそう、我々の席はマニアックにも操作卓の横。
つい私はステージのみならず、エンジニアの動きにもチラチラ目がいってしまった。
ちょうどサックスのエネルギッシュな演奏で、ソロの音が立体的に背後から聞こえた瞬間、うん?と操作卓を見たらエンジニアと目が合ってしまって、 彼はニヤリと。。
ひょっとして、ノーマルなサウンドではなく今日の彼なりのパフォーマンスだったのか。。。
そんな楽しみ方もあります。

家族4人で創造的な感動を同じ時間と場でシャワーのように浴びて共有できた思いで深い夏休みとなった。

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