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2011年9月11日 (日)

管理組合理事長のお仕事

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先週末の3日(土)は管理組合の次期役員選出のくじ引きだった。
これも理事長の私が主催者。
7月から立候補受付の公示をはじめたが、定数に満たないどころか立候補ゼロ。これは毎年のこと。そこで入居して2年目の総会で決まった棟の階段ごとをグループに分けて、役員実績率の低いグループに定数を割り振って、立候補の再募集をかける。要は輪番制だ。数字上は40年に1回は役員をやることになる。早くやるか、大規模修繕など大きな課題がないときにやってしまうか、逃げ切るか。。。

お一人だけ立候補された方がいたが、後のグループは役員未経験者の中からくじ引きの抽選だ。再募集、抽選の案内、実際にくじ引きの実施、ここまで1ヶ月。

数年前の理事長さんまでは、その年の役員さんのご近所に声をかけて個別に引き受けをお願いしていたのだそうだ。リタイア組はそれなりにご近所付き合いも平日の昼間からあって、顔見知りも多いがそんなにリタイア組ばかりでは続かないし、情状酌量的に辞退が増えてしまうことや、現役のサラリーマンなどでも誰でも取り組める仕組みや、雰囲気作りが大事と、今やすべて立候補と抽選だ。出来るだけ多くの人が分担する、それが当たり前になることが私も大事だと思う。

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当日は集会棟の会議室で朝9時から準備。副理事長、監事さんの4人で。

抽選箱は私の手作り。といっても靴の箱だ。中の抽選券を出し入れしやすい蓋式の箱で手頃な大きさだったから。

10時から10分間隔で階段のグループごとにくじ引き。だいたい1グループ15戸が対象だ。抽選券には1から順番に対象戸数分の番号が振ってある。1を引いたらその方が役員の第1候補。若い番号の候補がどうしても引き受けられない辞退理由があり、理事会で承認された場合は2、3、4と受諾のお願いを順番にしていく。以前4人連続で辞退されてしまった教訓と、13番 14番目でも今回あなたは役員候補なんですよ、いつかは担当いただくことになる、という意識付けも含めて。

以前 小学校の校外パトロールのお母さんと話合をしたときに土曜の午前中なら比較的家にいるとのことだったのでそうしたのだが、その日は地元中学校の授業参観日にぶつかってしまった。ちょっと配慮がたらなかった。計画停電の影響で,土曜出勤の方も増えてなかなか開催日時の調整は難しい。欠席の方が半分くらいいて、監事の方が代行で引いてもらった。

1番を引いちゃった人の表情は覚悟を決めて淡々としていたり、わかりました〜、やりますよ〜と明るい人には救われる。欠席のため代行で引いたくじが1番の方には早速受諾依頼のお手紙をだしたのだが、すぐに、または熟考の末、複数名ご辞退があったり、考え直して受諾いただけたりと1週間経った今もドラマは進んでいて、第2候補の方などで打診中である。

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急速に高齢化社会が進んでいる日本では健康増進、介護予防は喫緊な国の重要課題だ。様々なプロジェクトや社会実験、地域での取り組みが行われているが、メディアの中や他人事ではなく、まさに目の前で起きている現場での取り組みとして実感している。

リーマンショック以降、表面化する話題になっていないだけでどこの管理組合の理事長さんも管理費の未収が増加し,自己破産や競売事件の発生とその対応に苦慮しているし、311震災以降は、災害発生時に多くの住民の安全を確保したり的確な情報提供や行政との交渉を担えるリーダーシップや責任感が理事長に求められるとわかり、要は管理組合の役員の引き受けには躊躇してしまう傾向が強くなっている。

だからこそ、日頃のコミュニティ形成や多世代共生、住民の互いへの関心、行政との繋がりは大事なんだが、意識の高い人達が集まる場やコーポラティブハウスなどのような集合住宅はかなりニッチであって、実際にはほんとうに多世代で、多種な意識を持った人達がたまたま一緒に住んでいる場において、誰が何をしているのかの共有化はもちろん、暮らすことという具体的な日々の中で考え,仕掛けをつくり、行動することの難しさは定量的に語れない。

一人暮らしで、普段は隣近所の人にも生活時間帯が異なって会うことも挨拶もしない若者が、現場感もなく多世代共生とかコミュニティデザインの方法論やアイデアを語ってばかりいることに違和感すら感じる。だからこそ30代、40代、50代の人々が、生活の場としての関われることを少しずつ分け合い、実感し、ちょっとずつダイアログしながら意識を変えていく、互いに関心を持ち合う、そんなキーマンや仕掛けが出来ることが大事だ。

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とかいいつつ、昨夜の理事会では来月の総会の目処がつけようと懸案事項を全部確認していたら終わったのは23時30分(><)。理事の皆さんも現役バリバリの若いお父さんからお一人暮らしの高齢の女性から働いている女性、主婦の方までいろいろなので効率とか合理的という会議にはなりにくい。一人一人の役割、意見には耳を傾けるしかない。最近 震災や計画停電の影響で土曜お勤めの方が増えたのでスタートを19時からと遅めにしたのだが、途中休憩を入れながらも4時間半を仕切るのはさすがに疲れた。

我々は集会棟から徒歩30秒で帰宅して風呂に入ってしまえば済んだけど、管理人さんは終電間にあったかなあ。

私の任期は10月の総会まで。11月からの開放感への期待でいっぱいであと1ヶ月なんとか乗り切れるだろうか。

今後のために自分で出来ることはかなりやりきった感はあるが、想像以上に人に意識の多様性とか、世代ごとの倫理感の相違に戸惑うことも多かったため、ちょっと休憩したい、違うコミュニティに参加してみたい気持ちも改めて大きくなった。

理事長は金を払ってでもかってでろ、という話をきいたことがあるが、ウソだと思う(笑)。

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