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2012年5月26日 (土)

都市化石

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帰宅時、地下1階で降りるのを間違えて 1階で降りてしまったのでとある場所のエスカレーターを降りながら、大理石の壁をボーッと眺めていたら、アンモナイトの化石を発見。
ひょっとして⁈ と周囲の壁を見回してビックリ!
直径15cmくらいの大きいはっきりと分かるものから小さな痕跡まで数えきれないほど!

ここは東京ミッドタウン。
上の画像に素人でもアンモナイトとわかる渦巻き模様が二つ。

日本橋の三越や閉店しちゃった新宿三越、日本橋や上野の高島屋、名古屋の松坂屋、京都の大丸などなど、老舗デパートの大理石をたくさん使った階段などにはお客様用の案内看板やパンフレットがあるくらいアンモナイトは有名で、私もいくつか見たことあります。が、最近の建築でもこんなに多いのは初めて。
調べてみたら、最近は
都会の化石スポットとしてマニアには有名で、赤坂サカス、丸の内オアゾにもあるらしいと知りました。都市化石というらしい。。

私は異動でここに通勤するようになって1年、今日まで全く気づかなかった。新築時から入居している周囲の同僚に聞いてみたけど、やっぱり知らない人ばかりだったなあ。

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この画像のアンモナイトは、殻の中に石英が白くきらりと輝いていて美しい。
気がついてしまうと気になるのでチョット探検してみたくなる。
地下1階のミッドタウンホール入口左右、裏側の大理石、乃木坂からの地下通路などなど、気にし出したら化石がザクザク!
日比谷線六本木駅からの地下通路を右へ曲がって左へ曲がったすぐ、ミッドタウンに入るところに数段の階段があるんだけど、その左の車椅子用エレベーター脇の壁にでかいのあります。右側にもあるけど。

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大江戸線へ下るエスカレーターの左のエレベーター、エスカレーター周りの壁にもたくさん。なんだか模様が全部化石に見えてくる。。。
主にミッドタウンイースト棟の地下1階の内壁、1階の外壁などに使用されているベージュ系の大理石「ジュライエロー」を探すと見つかります。。

ちなみに我が家にもアンモナイトの化石があります。2004年に家族で北海道旅行したとき富良野で参加した化石発掘ツアーで妻が河原で見つけたもの。直径10cmくらい。3億5000万年前と時空を超えての出会いです。ロマンです。

 

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2012年5月21日 (月)

金環日食

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今朝は金環日食だった。
上の画像は、大学時代の同級生の増井誠一郎くんが撮影した画像。
金環の瞬間をアップにした画像は多いが大抵リングのアップばかりだ。そんな中で、雲がいい具合にフィルター代わりになって、手前の木立と広がった雲の表情などのコントラストがとってもいい。
facebookにアップされた写真をシェアして、本人が自由に使っていいよ、というのでこちらでも紹介させてもらった。特別に準備していたわけでなく、都内中野区の自宅バルコニーからSONY NEX-7(APS-C)、200mmで撮影したそうだ。

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事前情報で自宅から数Kmのすぐ近くを中心食線が通るという好条件だと知る。6時18分頃に右上から徐々に欠ける日食がスタート。最大食は朝7時34分頃。金環食継続時間は5分04秒程度。リングの均等度合いは98.9%前後と、真円のリングが楽しめるという。リングが見える頃、いつもならちょうど最寄り駅から地下鉄に乗る時間帯だ。
朝、起きて南西側は晴れているのに、ベランダから北東方向の空を眺めて見たら、曇が広がっていていたのでこれはだめかなあ、と。でも時折雲が薄れて、その薄い雲がフィルター代わりになって肉眼でちょうどいい具合にちらりとかけ始めた太陽が見えた。

北西を向いた寝室の窓からマンションの隣接した公園を見てみると、朝から数人だった観察するご近所さんがいつのまにかかなりの数に。上の画像は7時25分頃。
駅の手前で空が広く広がっているところがるあから、ちょうど7時35分過ぎにそこを通って金環をみてからすぐに地下鉄に乗る算段をした。だって、金環を見終わってからだと、多分電車凄く混むだろうから。

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自宅のあるマンションと駅の間には大きな広場が広がる公園があり、とても見通しがよいので、犬の散歩ついでにそこに留まっている人とか、家族連れ、友達同士の小学生など想像以上の人達が観察していて普段とは違った雰囲気で賑やか。小学校の先生も巡回している。学校から観察を薦められたのかな。座って観察できるベンチは満席(笑)。
ちょうど駅の手前で緑道が、歩道橋になったところも見通しがよくて、人がたくさんいた。
ちょうどそこで、観察していた子供達や周囲から「わっーー!!」と大歓声が上がった。
それまで厚い雲に覆われてた太陽が、一瞬だけ顔を覗かせ、見事なはっきりとしたリングが雲のフィルター越しに見えたのだ。はい、私も見ました。急いでiPhoneを構えて何枚か撮影したけど、露出がうまくあわなくて白飛びしてました。
でもちゃんと目撃!

12月10日にあった皆既月食も寒かったけど,夜、家族で公園でご近所さんと夜空を眺めた。
2009年7月22日の11時頃、東京で部分日蝕を見ることができたときは、
朝からの土砂降りでちょっと無理かなあとは思いこんで机で仕事をしていて、お昼休みに外に出てみたのだけれど雲が広がって見れなかった。ちょうどその時間に外出をしてた同僚が雲が薄くなったときに雲がフィルター代わりになってコンパクトデジカメでも奇麗に撮れた画像を見せてくれた、その時のブログ「日食に思う」はこちら

次回、日本での金環食は2030年(北海道)、皆既日食は2035年(北陸~北関東)だそうだ。
13年後ね。


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2012年5月20日 (日)

ローズつづきく

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この季節、住宅街を歩くとお庭の様々な薔薇の花が目に鮮やか。

近所の緑道をサイクリングしていたらなんと地元の名前の付いた薔薇の新品種を発見。

その名もローザつづきく。ロワール地方との住民交流から生まれたとか。

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2012年5月 8日 (火)

渋谷で話題の場所 新旧

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かつてプラネタリウムや映画館が入った渋谷の東急文化会館跡地に4月26日にオープンした新たなランドマークとなる商業複合施設「渋谷ヒカリエ」。連日大混雑で、商業施設部分は「渋谷を大人の女性がショッピングできる街に」がテーマでターゲットじゃないからなあ、と行っては見たいものの、ちょっと近付き難かった。
が、8階にオープンするときいていた複合型クリエイティブスペースはとても気になっていた。多目的スペース「コート」を中心に、小山登美夫ギャラリーがディレクションするアートギャラリー、 D&DEPARTMENTによる47都道府県をテーマとしたミュージアム、カフェ、ショップにメンバー制クリエイティブラウンジ 「MOV」。

ちょうど連休前にこの話題の「ヒカリエ8」で開催される東大i.school2012-13年度 第1回エグゼクティブセミナー「ビジネスデザイナーになろう!」の参加募集の案内が来たので応募してみた。連休中に選抜結果が届いたのでフロアの見学がてら参加してきた。

セミナーそのものはノベーションコンサルタントでZiba戦略担当役員である濱口秀司氏をの「デザイン思考を自らのビジネスイノベーションに有効に活 かす」小気味いいテンポの話で刺激的ではあった。参加者の中で内容を詳しく纏めた方がいらっしゃって、そのブログはこちら。

期待していた参加者とのインタラクティブなディスカッションはの時間がなく、ありきたりの質問が2〜3あっただけなので、ちと物足りなかったけど。

セミナーが終わって、顔見知りとちょっと話した後、元同僚もいたのでヒカリエの中でちょっと一杯、いこうということになったが、どの飲食店も長蛇の列。まあまだ開店から1ヶ月も経っていないから無理もないね。

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じゃあ、ということで立ち寄ったのが知る人ぞ知る桜丘の富士屋本店ワインバー。店内も立ち席ながら当然満員なので、入り口横の酒樽をテーブルに。
ここは美味しくてリーズナブルなのでいつも混んでるけど、回転も早いし雰囲気もよし、お天気のいい日は外でも気持ちいい。
ちなみにサイズは小さいけどホタルイカのマリネ150円から自家製ベーコンとか500円前後。ワインも今日のオススメは500円くらい。
楽しい会話においしいお酒と肴、時間が経つのを忘れそうになりながらもお会計は一人2000円前後。コスパ高いです。

連休明け早々ロケットスタートだったけど、まあ少し息抜きもしながらペースをあげていきましょう。

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2012年5月 5日 (土)

ロシア音楽三昧

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今年も5月の連休恒例、有楽町、丸の内界隈はラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2012が開催された。

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今年のテーマは「ロシアの祭典」を意味する「サクル・リュス」。サクルは祭典、リュスはロシア。20世紀のあらゆる音楽に変革をもたらすことになったストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典(サクル・デュ・プランタン Sacre du printemps)」にちなんだそうだ。

一昨年の5月3日のエントリーは「ショパン三昧
昨年は震災の影響で演奏家の来日がキャンセルされたり会場の電気系統の故障などで、規模は大幅に縮小されて開催された。その日のことはこのブログのエントリー5月5日「ブラームスの室内楽三昧」となった記録した。

今年はあらかじめプログラムを眺め、一般チケット発売と同時にインターネットでアクセスしてみたり、ファミマの店頭チケット発券機でアクセスしてみたが、もうあっという間に人気コンサートは売り切れ。

とうことで、午前中に行ってみて当日券があれば聴いてみようくらいの気持ちで最終日の5月5日にでかけた。前日は冷たい雨で街中の移動やエリアコンサートはガラガラだったようだ。今日は快晴で温かく、とてもいい日和。

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チケットボックスで当日券を一つゲットしてから無料のエリアコンサートをはしご。
まずは 丸ビルMARUCUBEへ。ウィーン少年合唱団の歌声が無料で聴けるとあって、すでに大観衆が待ち受けていた。天使は全く見えないので、3階テラスから響きだけを楽しんだ。わずか3曲 15分程だったが、坂本九の「上を向いて歩こう」の天使の歌声に観衆は大満足。退場時にはエスカレーターから手を振っているのが少しだけ見えました。
続いて新丸ビルで「なでしこ室内楽団」のエリアコンサート、BMW StudioでボロディンのSQ2番を聴いた。こじんまりとしたスペースで若いカルテットに温かい拍手もいいね。

ランチを挟んで再び丸ビルMARUCUBEで東京バレエ団とアマの丸の内オケのくるみ割りチラ見して、ブリックスクエアで風に吹かれなが打楽器アンサンブル。どこも大盛況でノリがいい。 

展示ホールでアマチュアオケのラフマニノフの交響曲2番の2楽章だけ聴いた後、地上広場で青空の下、野外ステージの音楽聴きつつビール。至福でした。

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偶然、CDを買えばその場で庄司紗矢香さんがサインを描いてくれるという時間に遭遇、しっかりいただいてきました。ミーハーです。実は庄司紗矢香さんが出演する室内楽のコンサートのチケットを狙っていたのだが、あっという間の5分程で完売だったから。

18時過ぎに音響はよくないけど、ミニ日生劇場の様な建築家・村野藤吾による有機的建築デザインのよみうりホールでチャイコのPfトリオのコンサート聴いた。

その後 たくさんの人がワインをボトルで開けててのんびり音楽聴きながらおしゃべりしててまったりしている地上広場のテラスで屋台の食事とビール(^-^;

そして明るい綺麗な月を見ながら菖蒲湯に。

毎年恒例のまったりとした音楽三昧。

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2012年5月 4日 (金)

第9回情報デザインフォーラムフォーラム

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朝8時から新横浜のスタバに情報デザインフォーラムのインフォメーショングラフィック分科会のメンバーで集まって、ワークショップの本のネタを整理。上の画像はその時の様子。スタバの円テーブルをおじさん達4人で3つくらい占拠してワイワイ盛り上がってしまいました。ごめんなさい。

そしてその後,場所を浅野先生の横浜デジタルアーツ専門学校に移して、10時から全メンバーで編集会議。
そしてみんなでお昼を食べて、午後からは第9回の情報デザインフォーラムフォーラム。8人の執筆予定者それぞれがそれぞれの立場で前半後半に分かれて全員20分ずつのワークショップについて約3時間のプレゼン。そしてパネルディスカッションと軽い懇親会のあと、居酒屋で懇親会。朝から夜まで5部構成でワークショップに関するお互いの学び合い、貴重なディスカッション、情報交換の場となった。
こういう3rd Placeと仲間、時間、貴重です。

詳しくは以下のブログ等々ご覧ください。よくもまあ、皆さん凄い記録魔です。敬服。

情報デザインフォーラム

hcdvalueの佐々木さんのブログ:「第9回情報デザインフォーラム 」に参加しました。

mocha_cocoaさんのブログ:『第9回情報デザインフォーラム - 情報デザインのワークショップ』ノート

専修大学上平研の学生さん:【5/4】情報デザインフォーラム

hcdvalueの松崎さんのブログ:第9回情報デザインフォーラム前半

                   第9回情報デザインフォーラム後半

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2012年5月 3日 (木)

燕子花三昧

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5月2日は大型連休の狭間に有給休暇をいただいた。貴重な平日。朝からのあいにくの雨の中、この時期恒例の根津美術館へ。

KORIN展
庭園の燕子花が咲き誇る頃になる大型連休を挟んで、所蔵する国宝「燕子花図屏風」を公開するのが恒例だ。このブログでも2010年5月4日の「4年振りの再会」で紹介している。今年は特別展として「光琳ふたつの金屏風 東京・ニューヨーク 100年ぶりの再会」というコピーの通り、尾形光琳が同じテーマを、同じ六曲一双屏風に10数年の時をおいて描いたニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵される「八橋図屏風」が並んで展示された。
この企画は当初、昨年の4月に予定されていのが、東日本大震災の影響で1年延期されて開催されたのだ。
昨年の大型連休は私もここに足を運ぶことができなかったので、2年振りの再会、そして大きな楽しみだった。

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『八橋図屏風』と『燕子花図屏風』、庭園の燕子花、堪能し、お庭の散策の後、NEZUCAFEでランチ。
そこで、何故「八橋図屏風」がメトロポリタン所蔵なのか?100年前は?と妻から素朴な質問。コーヒーを飲みつつ、iPhoneで早速ググってみたら、松平家→旧鳥取藩主池田家→1919年幕藩体制崩壊によ る売立→82000円で落札され様々な美術商、個人に渡り→山中商会→1952年メトロポリタン美術館購入。そして根津美術館の今回の企画で国宝燕子花図と100年振りの再会 ということが判明。そういう解説は図録にも載っていないよね。

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隈研吾設計の根津美術館本館は、鉄板による大屋根の潔よさが特徴。
瓦屋根だと和食チェーンのような建物になってしまうと、厚い鉄板の切りっぱなしが並べてある。以前本で、「溶融亜鉛メッキの鉄板屋根が、感覚的に冷たくなってしまわないか心配だったのですが、そこに嬉しい誤算がああった。雨水の流れによって、雨跡のスジが直に出てきて、それが工業製品の冷たさを見事に消してくれた」と。雨までデザインの要素に入れていたのか。。
雨の日の大きな軒下には庭園散策用の傘が用意してある。
当日はかなりの大雨で、そのの軒から雨の雫が滝のように流れ落ちている。
そう、よく観察してみるとは雨樋がないのだ!
柱を感じさせない空間構成とお庭の景色と一体化させる大きな硝子越し、そしてあらためて表参道から歩いてきて横断歩道を渡ったところ始る長いエントランスアプローチ、いずれも軒から簾のように盛大に雨が流れ落ちる様が美しい。

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写真には上手く写らなかったけど、軒からカーテンのようにずらーりと盛大に雨が流れ落ちてます。地面側に普通ある雨受けの側溝もなし。そう、玉砂利に雨は吸い込まれ、その下に隠されている。

そして、後日ブログでこの雨のみちのデザインについて隈研吾氏がインタビューを受けているサイトを見つけた。

「基本的には、垂れ流しでやったのですが、竣工後に一カ所だけ樋を付けたところがあるんですよ。 わかりましたか?庭側のところは、二層分落ちてしまうので、もの凄く散らばってしまうんです。計算だと、そんなに散らばらないはずだったんだけど、上手く 行きませんでした。屋根から落ちる雨水が散らばってしまって、親子代々数十年、この庭を手入れしている庭師の方からクレームをいただきまして。その方々に とっては、木は自分の家族なわけですよね。これでは庭の木々が駄目になってしまうと言われまして、追加で樋を付けることになりました。だから、あの樋は人のためではなく、木のための雨樋なのです。」

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2012年5月 2日 (水)

「歓喜」という名の梵鐘

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名古屋の帰省から横浜に戻る前に、妻が「見てみたい」というので訪ねたところがある。
名古屋市北区の久国寺にある岡本太郎作の梵鐘「歓喜」だ。

岡本太郎の名前が世間一般に一躍知られるようになったのは、何といっても大阪万博の太陽の塔。「芸術は爆発だ!」とうなるテレビCM。この鐘は大阪万博の5年前、1965(昭和40)年の制作との事。そう、「芸術は爆発だ!」といってテレビCMで岡本氏が鳴らしていた鐘はこの「歓喜」のミニチュアだったのだ。こんな貴重な梵鐘が名古屋にあると知ったのは実は最近。
青山の元岡本太郎のアトリエは記念館になっていて、私はその前を20年くらいの間、ほとんど毎日通勤時には通っていたので、庭から垣間みる彫刻はもう日常だったのに。
昨年は太郎生誕100周年ということで、様々な企画展、テレビドラマ、出版であらためて触れる機会が多かった。青山の岡本太郎記念館の企画展を妻と訪ねた時、庭の軒先にこの梵鐘のミニチュアが下がっていて、音をならしてみた。。
「鐘の音は鐘の音であってはいけない。森羅万象の叫び声でなければならない。つまりそれは音ではなく精神でありたい」。
このオリジナル、名古屋にあるって。。それじゃあ一度見てみたいなあって。

岡本太郎に「歓喜」はひとつのキーワードだ。
知と情熱の猛烈なインスピレーションをそれこそ爆発させて、時代の最先端で多彩な活躍をした希代の芸術家だ。幸福ではなく歓喜。真の幸福は歓喜、瞬間瞬間に死と対決するのが歓喜、だという。それは他人からの応答があって喜びは初めて歓喜になる、自己の内面と向かい合ってこそ他人との関係性を築くことや、モノや表層的な幸福を目標とするのではなく、未来の創造に繋がる生命力のような輝き。岡本太郎はずっと「歓喜」を目指せと訴えていた。

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ご対面です。
大型連休に見に来る奇特な観光客は我が家族くらいです。はい。
貸し切りで堪能。
梵鐘の全体像は上の画像の様な感じです。
解説によると、「独創的な形をした圧倒的な存在感がる鐘は、マンダラをイメージしており、上部には無数の角のように腕を突き出した人間、下部には瞑想する仏、動物や魚、妖怪など森羅万象が表現されている。」「鐘をつけば、角が共鳴し複雑な余韻がいつまでも鳴り響くそう。除夜の鐘で鐘の音が聴ける。」そうです。
角(ツノ)の様なトゲは描かれた人の腕が突き出たようになっている。
音を確かめてみたい心境にかられるが我慢。大晦日に並ぶ先着108人に入れば自ら撞いて音を出すことができるらしいが、今の時代YouTubeで聴けるから便利になったもんだ。

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場所は名古屋城の北北西、車でわずか5分程の北区大杉という場所。この辺り、住宅街で特に特徴もないので、子供の頃全く縁がなく来た事がなかった。

久国寺は徳川家康に繋がりがり、名古屋城の鬼門除けの場所に建立された350年の歴史を有する由緒あるお寺らしい。でも建物は結構新しくて、平成17年にも改築したばかりらしい。

名古屋は日本において昔から航空機産業の中心で、今のナゴヤドームのある辺りは三菱重工のエンジン工場があり、アメリカから徹底的な空襲を受けたため、名古屋城を始め、東区から北区のあたり一帯は戦時中にほとんどが焼失してしまい、古い建物は何も残ってはず。要はたいていが戦後の建物だ。

当時の住職は「昭和の時代にあった梵鐘を」ということで知り合いを通じて岡本太郎に梵鐘制作を依頼したらしいのですが、ちょうど創建300年、戦後20年、高度経済成長の中で、次世代に繋げる新しい象徴や方向を目指したかったのかもしれないな、と思いを馳せたのでした。

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2012年5月 1日 (火)

大型連休前半その2

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名古屋の実家に家族で帰省するのは夏休みか年末年始。
なので、妻や子供達はデパートや繁華街に買い物や食事に出かけたり、お墓参りや親戚を訪ねるついでの周辺程度で、いわゆる名所旧跡はほとんど巡ったことがない。
子供達が幼かった頃、東山動物園や農業センター、八事のYYプラザはほんとよく行ったけどね。季節も名古屋の夏は暑く、冬は寒いので出かけるのも辛いし。

ということで、初夏の趣の名古屋を少しだけ観光。
テレビ塔も私の子供の頃は高層ビルもほとんどなくて視界もよく、父と階段で昇り降りした思い出があるが、もう何十年も前の話。

久々にしっかりと眺めたテレビ塔は、アナログ放送電波送出の役目を終え、アンテナが外され再塗装を施されたばかりのテレビ塔は、繊細なレースの様な構造が蒼い空と新緑の中にくっきりとして、なんだか誇らしげに堂々としていた。

名古屋市内や近郊では、VHFのアンテナが向いている方向が名古屋の栄だ! っていう目印だったけど、そてももう今は昔の話だなあ。

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名古屋城の天守閣には家族で初めて登城。私は小学校の頃、毎年学校から写生大会で来ていて、御深井丸の公園からのアングルが定番で、何回か入賞したこともあるのだが、現在は本丸御殿復元工事の木材加工工場の場所で入れなかった。

子供の頃の記憶で、どこからどんなアングルで見えるかだいたい頭の中に入っているつもりだったけど、今回 愛知万博以来に来てみるとやっぱりでかい。
金の鯱もピカピカ。

昭和34年築のコンクリート製のお城で、エレベーターで一気に天守閣に上がれてしまうので味がなさそうだが、石垣は創建当時のままで迫力があり、やはりお城としては壮大だ。
天守閣内の展示もリニューアルされていて、再現展示、体験展示、復元など非常に充実していてわかりやすかった。勉強になったなあ。
ここは桜の季節がとてもいいのだが、もうそれは望めない。が、4月末にまだ珍しい御黄衣桜という黄色い桜がまだ咲いていると聞いていたのだが、どうも見落としてしまったようだ。残念。

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前日、岐阜によったついでに、金華山の岐阜城(稲葉山城)にも昇ってみた。

ここも私は小学校以来。「国盗り物語」「功名が辻」「江」など大河ドラマで人気の出る、信長、秀吉、家康の時代を扱うと必ず登場するのが岐阜城。信長の居城だ。

昭和31年築の鉄筋コンクリート、三層四階構造なので、お城としては趣がないが、標高329mに金華山の山頂にある山城なので眺望は抜群。上の画像は天守閣から眺めた西方面。長良川がゆったり流れ、遠くの山並みの向こう側が関ヶ原、その向こうの山(霞んで見えないが)伊吹山。東には恵那山、木曽御岳山、北には乗鞍、日本アルプスが眺められる雄大な光景は展望台として今も人気だ。

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山城なので、麓からはロープウエイで往復できるのが時間の少ない観光客には助かる。このロープウエイ、子供の頃からあったので運行はもう50年以上になると思う。今回乗車したら、昨年新調したばかりという真新しいゴンドラで、足下から天井まで乃1枚ガラスで眺望は抜群。が、駅舎や耐荷重などの都合で容積は大きく出来なかったのだろう、エアコンなどの空調がついていない代わりに、なんとダイソンのファンが!

確かに狭いスペースで安全性を考慮するといい選択だ。が、最新式のファンにこのアナログな取り付け方がww。私には素晴らしい眺望よりもこのダイソンが取り付いている事の方が面白かった。ゴンドラ内の天井に向けてiPhoneで画像を撮りながらニヤニヤしている観光客は私くらいでしたが。

 

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