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2012年7月30日 (月)

国宝三昧 その1

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今年の夏休みの家族旅行のテーマは国宝三昧。世界遺産巡り。
次女のクラブ活動と合宿、夏期講習に日程が決まってから、私の夏休みと重なって空いていたピンポイント都合のつく2日間の家族旅行を6月にプランニングした。
北は十和田市美術館から南は安芸の宮島・松山案まで自分の行きたいとこ5案を家族にプレゼンしたところ、移動に時間がかかるより 、行けそうで行けないところと日本のどまんなかのうましうるわし奈良案に決定。よりによってめっちゃ暑いところだが、まあ空いているからいいかあ、と。
私は小学校の修学旅行以来40年振りの再訪、妻は高校の修学旅行以来、次女の学校は修学旅行がなくなってので、初めての奈良。

7月28日の朝、家族全員4時55分に起床して、ロンドンオリンピックの開会式生中継をカウントダウンから見て、選手入場の間に朝食を食べ自宅を出た。移動するのぞみの車内で次女のガラケーのワンセグを覗き込みながら、スマホのらじるらじるでNHKの実況中継で聖火の点火を見て、ヘイジュードを聴く。世界の祭典が始る中、日本という国の発祥地へ。

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まずは日本最初の世界文化遺産、世界最古の木造建築へ。
いずれも築約1300年なのである。
覚悟はしていたものの奈良の暑さは流石である。
バスから降りて影のない広い境内を歩くだけで汗が滝のように…。
団体さんが去れば蝉時雨のみの静寂と貸し切りの様な状況に飛鳥時代の人の修行に思いを馳せる。
おかげで人の映らない絵はがきの様な写真が撮れ、中門から西廻廊、大講堂、鐘楼、金堂、五重塔と西院伽藍を巡り、仏像のひとつひとつをディティールまでなめるように見て回った。
1998年に完成した大宝蔵院は雨宿りならぬ暑さ宿りできる空調が効いて涼しい。玉虫厨子と百済観音をはじめとする数々の宝物のような美術品を拝する。
そして東院伽藍の夢殿、舎利殿、絵殿、伝法堂、鐘楼。
教科書の写真での印象とは全く異なるスケール感と、高度な技と創造力による繊細な細部の意匠とバランス。圧倒される様な存在感は現物ならではである。

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再び、人影も日陰もない境内をとぼとぼと歩きバス停にまで戻る。奥は国宝東大門。途中,食堂横にある唯一冷房が効いているお休み処に水分補給に寄ってみたら、ここにたくさん人が集まっていた。

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法隆寺前から路線バスの春日大社行きに乗り、唐招提寺まで移動。今回は新横浜から京都まで新幹線利用しその先の奈良・大和地域のJR、近鉄、奈良交通バス乗り放題という遊々きっぷを利用。この路線バスに乗るだけで元は取れるばかりか既にお得。地元足なので途中の乗り降りも多く、空調のあまり効かない路線バスから、屋根瓦の多い地元の民家の家並みや金魚養殖の溜池があちこちに広がる郡山あたりの風景をのんびりながめているだけで、いろいろ発見があって旅の風情を感じる。

唐招提寺についても、アジアからの団体さんを二組程やりすごしてしまうと境内の人影はまばで、御廟前庭では蝉時雨のみがかえってその静寂を余計に強調しているようだった。

ここは唐招提寺蓮も有名とのこと。戒壇院横の蓮が西陽の木漏れ日に輝いていいた。

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唐招提寺の金堂は創建以来築900年の長きに亘る建造物であるが、1995年の阪神淡路大震災をきっかけとした文化財建造物の耐震性の課題と、1998年に伽藍建築が世界文化遺産となったことから2000年から10年位及ぶ金堂平成大修理事業の末、2009年11月に落慶法要が執り行われたばかり。その際の建物調査で得られたデータなどを元に3DCGなども制作され、コンテンツの再利用として見学者にスマートガイドが提供されていた。窓口でgalaxy tabletが有料で貸し出され、要所の点在するマーカーにかざすと解説がイヤホンから聞こえ、同時に映像コンテンツが様々な角度から再現される。

次女が高校生料金で借り、一度に二人までイヤホンで聴くことができるというので妻が利用していたが、使い勝手と一通りマニュアル再生で聴いてしまったため私にも回ってきた。混んでいる時なら便利かもしれないが、こういう人の少ない静寂な空間ではむしろ現代の道具は無粋でした。

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唐招提寺の門前のお店で甘いもの水分補給で一休み。のんびりしていたら、そろそろ閉店ですというので薬師寺まで歩いてみると、拝観終了の看板。17時までだけど入場は16時30分までね。近鉄で奈良に戻る。

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夕食はならまちの築95年の町家をリノベーションしたカフェ「カナカナ」にて。カナカナごはんはハモの天ぷらの大根おろし添えなど5品に御飯、お味噌汁,プチデザートにコヒーやハーブティーなどの飲み物がついて1250円。唯一のアルコールはエビスビールの小瓶だけです。+150円でセットにも出来ました(^^v  お座敷などは満席で大人気、ちょうど大テーブルが空いたところだったのですぐにすぐに座れてラッキー。

100年未満というのは今日の建物群ではつい最近みたいなもんで。それでもこのならまち界隈は1990年以降に都市景観条例で江戸時代以降の町家が保存され、市民主体のまちづくりから割と新しい観光スポットとして人気があるようだ。既に日も暮れて団体さんに出会うこともなく、ぶらぶらするだけで情緒をたのしめた。

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