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2014年5月 4日 (日)

音楽三昧

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今年も5月の連休恒例、有楽町、丸の内界隈で開催されているラ・フォルネ・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2014を楽しんできた。
今年は10回記念とのこと。この音楽祭に家族4人で初めて参加して楽しんだのは2007年の第3回だった。このブログでも2007年5月4日に「熱狂の日」として紹介している。その時は有料コンサート1つだけでエリアコンサートなどで赤ん坊から老夫婦まで 、こんなに多くのヒトが ほんとに楽しそうに思い思いに クラシック音楽を一日楽しんでいる風景って 素晴らしい!って思った。
2008年は家族で五反田へ劇団四季のCatsを観劇したので 音楽祭には参加せず(その時に感動がきっかけで次女は中学で演劇部に入り、とうとう今年は大学も演劇が学べる所を進学理由に選択して入学したくらい。。)2回目は2010年5月3日の「ショパン三昧」 、そして2012年のロシア音楽三昧 で、今回が4回目の参加だ。
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知名度が高まってからは、3月の前売り発売と同時に人気コンサートのチケットは売り切れてしまうので、あらかじめ予定を立ててというよりは、当日券や街角での無料コンサートを楽しみながら、その間は広場で屋台の料理とお酒でコンサートのおしゃべりしたり、丸の内のカフェでゆっくりしたりして一日を過ごしてきた。
4月に入って、Twitterに「特別追加公演決定!急遽アルゲリッチが出演!」というTLが流れて、これはチケットゲットするしかないじゃん!と思った次第。。調べてみたらすでにネットで先行販売されていて、アクセスした時点では端っこや後ろのほうばかり。5000人のでかいホールでの室内楽はきついし、かといってアルゲリッチの演奏を生で聴くことができるのはもうこの先ないんじゃないか、それも3500円で。ということで、主催者のチケット販売所で一般販売より1日早く販売するというので妻に並んでもらった。2時間近く並んで妻が販売の方にアドバイスしてもらってまでゲットしたのは真正面の前から15列目という信じられないくらいベストな座席。神様からのプレゼントですよこれは。ということで、あとはちゃん来日してキャンセルになりませんように、と祈るながら当日を迎えました。
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4月に仕事を頑張りすぎて(昨年からちょっと走りっぱなしなんですが)
とうとう直前の1日の夜に体調を崩してしまった。なので、屋台の食事やお酒がだめなになってしまったけど。おかげで貧乏性でガツガツとあれもこれも、とならずにコンサートまでの時間はのんびりと過ごしました。
午前中に会場について、当日券やエリアコンサートのスケジュールを地上広場のテーブルでキオスクのカルテットなんかを風と一緒に聴きながら検討し、それからちょっと散歩。
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最初に無料のエリアコンサートをいくつか。BMWのショールームでクワルテットメランジェというプロとして活躍するまだ20代の若い四重奏団のドボルザークのアメリカを聴きました。1時間前に会場に着いたら、リハーサルから聴けてしまった。ビオラとチェロは都響のメンバー、2ndはまだ学生さん?で、芸大で室内楽の勉強でチームを組んだ縁で活動しているそう。 手練で自在に音楽を奏でるカルテットではない、成長中の溌剌とした演奏を間近でみるのは、弓使いや奏法、あわせ方などとても勉強になった。
このあと丸ビルや、ブリックスクエアなど日少しずつ楽しんで、夕方から有料コンサートへ。ホールCで鈴木雅人指揮の横浜シンフォニエッタでモーツァルトのドンジョヴァンニ序曲と交響曲第40番。横浜シンフォニエッタも若いメンバーできびきびとした引き締まった音と快適テンポ、明確な強弱で爽やかな演奏だった。ヴィオラがよく聴こえたなあ。あとで調べたら広島交響楽団の首席がトップを弾いていたらしい。
その後は よみうりホールでベレゾフスキーのラベル、ラフマニノフを聴いた。ピアノがぶっ壊れそうな程の迫力と、繊細で美しい音色に会場全体がすっかり魅了されてしまった。
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そして、少し腹ごしらえをして、いよいよ今日のメインイベントであり、この音楽祭でも目玉である「祝祭の夜」へ。
21時30分開場、22時15分開演の案内だったが、開場しても観客はホワイエにしばし足止め。ホールの中に入れたのは開演15分前の22時。その時点でまだステージ場では2台のピアノの調律が続いていた。開演は10分程遅れて22時25分。5000人の聴衆がシーンと息を呑んで待つ瞬間は、これから起こる期待と、本当にアルゲリッチは来るのか?と不安で異様な雰囲気。舞台袖からアルゲリッチが現れたときはおーっとどよめきすら起きました。
もうあとは圧巻です。
アルゲリッチと酒井茜の2台ピアノ版「春の祭典」は緊張感と多彩な音色、地鳴りのような低音のアルゲリッチがど迫力でした。始る前に椅子を足でぐいっと押して位置を直して高さをグリグリ調整したものの、さらに演奏中もしきりに気にしたり、譜めくりさんちゃんとしないさいよ!みたいな態度は天晴。そしてどっかりとぶれない軸、姿勢とは裏腹に、柔らかで美しい指使いから紡ぎ出される音色の豊かさ。。。
1stを弾いた酒井茜さんは演奏後ヘトヘトだったのに、73歳の御大はクールビューティに「あんた、まだあと1曲あるからね」という感じ。

2曲目のクレーメルや堀米ゆず子、川本嘉子らとの「動物の謝肉祭」は演奏者自身が曲のパロディや 即興的なアンサンブルをニコニコみんな楽しんでいて、音響の悪さを超えて、音楽の魅力に溢れてました。クレーメルはまたお口をあんぐりと開けたり、Vnはもう例え用のない自由さ、グリッサンドなんかもう最高! 18歳にクラ奏者も名演技付きで!?
アンコールは、動物の謝肉祭の「終曲」を、さらにアップテンポで!
それをまた奏者達が楽しんでる!
最後が5000人のスタンディングオベーション。
終演時間は予定の23時10分は大幅にオーバーして23時40分近く。
終電に向かってダッシュする人、タクシーを拾う人、でもみんな笑顔でした。
なんて贅沢で貴重で興奮なお祭り。これで3500円は奇跡の体験でしたね。

マイクが 立っていなかったので放送はなく、ほんとに一夜の夢の競演だったかも。

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